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産経新聞 1月19日(水)22時5分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110119-00000629-san-int
【ワシントン=佐々木類】中国の胡錦濤国家主席の訪米の陰で注目を集めているのが、ハンツマン駐中国大使(50)だ。オバマ米政権きっての「チャイナハンド」(中国専門家)として知られ、2012年大統領選での共和党有力候補でもある。米中首脳会談を裏方として準備したハンツマン氏ら米側のチャイナハンドには、どういう人物が名を連ねているのか。
ハンツマン氏は共和党穏健派の元ユタ州知事で、駐シンガポール大使、商務副次官補を歴任した。モルモン教徒。ゲーツ国防長官とともに、超党派人事の象徴としてオバマ大統領が駐中国大使に起用した。
「洪博培」という中国名を持つ異色の政治家兼外交官で、首脳会談の隠れたキーマンだ。仕事ぶりは「中国政府の信頼が厚い」(クリントン国務長官)とされ、叩頭(こうとう)派と呼ばれる親中派の番頭格とみられることもある。
米国の対台湾武器売却決定やチベット仏教最高指導者、ダライ・ラマ14世とオバマ大統領の会談など、米中関係がぎくしゃくしていた昨年5月のことだ。ハンツマン氏は会見で、「米国の行動が中国の核心的利益に損害を与えた」と中国寄りの発言をして、米中両国関係者の注目を集めた。
だが、昨年12月、民間告発サイト「ウィキリークス」に公表された外交公電で、ハンツマン氏が「中国はけんか早く世界中で友人を失っている」「中国外交は力を見せびらかし、独断的だ」と打電していたことが暴露された。
このため、ハンツマン氏は「中国側と気まずくなったのではないか」(国務省関係者)との見方が出たほか、「これが本音なら立派な大統領候補になれる」(別の国務省関係者)と話題を呼んだ。
ハンツマン氏以外のチャイナ・ハンドとしては、オバマ氏訪中直前の09年9月、中国の勢力拡大は平和的であることを「戦略的再確認」すべきであると提唱したスタインバーグ国務副長官がいる。だが、この提唱は中国側に受け入れられず、「叩頭派」による融和路線の失敗を印象付けた。
また、米中首脳会談を花道に退任が噂される、ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のベーダー・アジア上級部長もいる。
ベーダー氏は09年の米中共同声明策定に関わり、台湾やチベットについて中国が使用する「核心的利益の尊重」を明記、日本などから非公式に「譲歩しすぎだ」との批判を招いた。
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