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毎日新聞 11月22日(月)21時14分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101122-00000081-mai-int
【カイロ和田浩明】サウジアラビアのアブドラ国王が、椎間板(ついかんばん)ヘルニアや血栓の検査と治療のため、22日に渡米した。国王は今月上旬に医師に休養を取るよう助言され、19日に首都リヤドの病院に検査入院していた。
アブドラ国王は強い腰痛を訴え、脊椎(せきつい)近くにできた血の塊が神経を圧迫しているという。不在中は、異母弟で、国王と同様に80歳代半ばのスルタン皇太子(王位継承順位トップ)が職務を代行するという。ただ、皇太子も腸の病気などで体調がすぐれず、09年2月に米国で手術を受け、現在は療養のためモロッコに滞在している。
サウジは世界最大の産油国で、イスラム教の2大聖地を擁する中東の地域大国。アブドラ国王らの病状推移は、王位継承問題も絡んで国際的な関心を集めている。
アブドラ国王は05年に即位したが、前国王が脳卒中で倒れた95年以降は、皇太子として実質的に国政を取り仕切ってきた。対外的には穏健な親欧米路線を取っている。
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