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動画を“embed”=埋め込む行為が違法だという根拠は何なのでしょうか?
(これは疑問文であり反語ではありません)
平成21年通常国会 著作権法改正等について
http://www.bunka.go.jp/chosakuken/21_houkaisei.html
(法第30条1項3号)
違法なインターネット配信から音楽・映像を複製する行為については,
私的使用目的の複製に関する著作権の例外規定の適用対象範囲から除外し,
原則通り権利者の許諾を要することとするものです。
なお,本改正において新たに第30条の適用対象外とする行為については,
違法配信と知りながら録音・録画を行う場合のみに限定するとともに,
罰則は課さないこととしています。
今年2010年1月に、いわゆる「ダウンロード違法化」法案が可決され、
施行されました。
「違法配信と知りながら録音・録画を行う場合のみに」適用され、
罰則はありません。
ハードディスク等にダウンロードする行為の内、
その配信物を「違法配信と知りながら」ダウンロードする場合は
違法と規定されました。
例えば、YouTube の動画を観るだけでも、パソコンの一時キャッシュには、
記録されてしまうのですが、それは違法とはされませんでした。
YouTube にアップされている動画が違法かどうかということと、
それを“embed”=埋め込むこととは同じではありません。
embed”=埋め込む行為は、「複製する行為」ではありません。
「複製する行為」とは、コピーすることであり、
この場合、具体的にはハードディスクなどに
ダウンロードしてコピーすることも、
「違法配信と知りながら」ダウンロードする場合は
違法だと規定されました。
著作権違反の動画を投稿した者は、著作権違反が問われますが、
動画を“embed”=埋め込んだ者までもが著作権違反に問われる根拠が
あるのでしょうか?
“embed”=埋め込む行為が違法であるという、
法律の条文はありません。
まだ施行されたばかりですから、判例もないと思います。
YouTube などの動画サイトの動画を“embed”=埋め込む行為が
違法だとは私は思っていないのですが、、、
阿修羅掲示板の音楽板が違法だとの前提で語られているように
私には感じられるのですが、
既に述べたように、
YouTube などの動画サイトの動画を“embed”=埋め込む行為が
何故違法だというのでしょうか?
私には理解できません。
私の考えでは、
大手メディアなどの記事を“そのまま”全文引用して張り付ける行為は、
無断転載である場合は著作権違反だと思っています。
無断転載を禁ずるとはっきり書いているのですからね。
(個人のブログなどで転載歓迎と書かれている場合は全く問題はありませんが)
著作権違反だという自覚の上に投稿しているのだし、
著作権違反だという自覚の上に投稿を許可しているのだと思っています。
つまり、著作権違反を問われる“覚悟”の上で、
投稿し、投稿を許可しているのだと理解しています。
つまり、最悪の場合、著作権違反で逮捕されても構わない。
しかし、それでも尚この情報は是非訴えたいのだという“覚悟”の上で、
投稿しているのだと私は理解しています。
もう一度繰り返しますと、
阿修羅掲示板における著作権違反というのは、
大手メディアなどの記事を“そのまま”全文引用して張り付ける行為は
著作権違反だと思っていますが、
YouTube などの動画サイトの動画を“embed”=埋め込む行為が
違法だとは私は思っていません。
私の考えでは、
“embed”=埋め込む行為は、そのURLを記してリンクを張るという行為と同じです。
その動画が削除されれば、リンクも途切れ、“embed”=埋め込みも途切れます。
今後、更に著作権法が強化され、“embed”=埋め込む行為までもが、
違法とされるかもしれませんが、現段階では、そこまで“配慮”が
及んでいないという現状認識を私は持っています。
つまり“お役人の方々”は、
“embed”=埋め込みというカテゴリーまで到達していない、
そこまで気が回らないというのが私の現状認識です。
あるいは、
少なくとも違法動画の“取り締まり”が俎上に上ったばかりの段階であり、
“embed”=埋め込みというのは、二次的、副次的な行為だと思っています。
違法動画を取り締まれば、“embed”=埋め込みも同時に無意味になるわけです
から、“embed”=埋め込みを第一義的に取り締まる理由がありません。
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(ついでだから、もう一つ、私見を書いておきます)
ちなみに、状況は日々刻々と変わっていきます。
TBSやANNは、自社の動画サイトをYouTube内に創設しました。
TBSやANNのニュース動画は、他者がコピーしてもYouTubeには公開されません。
ニュース映像の中に特殊な信号を埋め込んでいる為、
他者がコピーしてもYouTubeでは公開できない仕組みを既に完成しています。
嘘だと思ったら、TBSかANNのサイトの映像をダウンロードし、
YouTubeにアップロードしてみて下さい。
どういうことか理解できるでしょう。
アップロードはできますが、公開できないのです。
(公開できないのですから、著作権違反には問われないかも?しれません)
(私に騙されたと思っても直ぐに削除すれば事なきを得ます)
NHKも同様に映像の中に特殊な信号を組み込んで、
同様にYouTube内では公開できない仕組みを既に完成させています。
NHKの場合は、それを全てには適用していないだけです。
もっと言えば、そういうシステムが既に完成しているのですから、
大手メディアの映像全てにその特殊な信号を組み込みさえすれば、
YouTubeだけでなく、全ての動画サイトから違法動画を一掃することが
できるのです。
しかし、想像してみて下さい。
ある日突然、YouTubeなどの動画サイトから
違法動画が完全に消え去ってしまった姿を。
現在のインターネットが活況を呈している、
唯一ではないけれども、大きな要因の一つは、
動画サイトの盛況ぶりです。
それが、ある日突然完全に一変してしまったら、
それもまた“困る”人達も多いでしょう。
つまり、違法動画など一掃する技術は既にあるのだけれども、
“今の所”、“敢て”、“ある程度は”、“黙認している”
というのが、私の想像です。
あくまでも私の個人的な想像ですから、
“当たっている”所もあれば、“全然的外れ”なこともあるでしょう。
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もう一つだけ書いておくと、
大手メディアなどの記事の全文無断転載は、
明らかな著作権違反なので、
私は魚拓をとり、そのURLを記載しています。
大手メディアなどの記事は、多くがリンク切れとなるので、
記録して保存しておきたいということが、<目的>であるのなら、
魚拓をとり、そのURLを記載すれば、その<目的>は達成できると思うからです。
魚拓のサイトがなくなれば、どうするんだという意見もあるかもしれませが、
私から言わせれば、魚拓のサイトよりも、阿修羅のサイトの方が、
消滅する危険性ははるかに高いと思っています。
著作権違反だらけの阿修羅のサイトですから、
いつ閉鎖に追い込まれても不思議ではありません。
まあ、たとえ今後、魚拓をとるにしても、
既にある膨大な著作権違反の記事をどうするのかは、
私には何とも言えませんが。
小さなことかもしれませんが、
過去の記事を検索しても、元のサイトからはリンク切れになっていて、
是非読みたいのに、残念にも読めないということが多々あります。
阿修羅掲示板に記載されていたというケースも何度かはあります。
阿修羅掲示板にも残っていなかったというケースも多々ありますが。
つまり、ある意味でデータベースになっているという社会的役割も
ある程度果たしているとも思います。
でも、著作権違反ですけれどもね。
でも、もう何年も何年も続けているにもかかわらず、
存続しているのですから、
弾圧して閉鎖させようとは思われてこなかったということでしょうか?
何年か前に朝日新聞社は告発してきたそうですが、
それ以上には進展しなかったのですね。
著作権違反は親告罪ですから、
著作権者が親告までしようとは思ってこなかったということでしょうか?
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