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普通、世間一般の人は、自分が何も悪いことをしていなければ、何か事件に巻き込まれることはないと思い込んでいる。あるいは、自分が何もしていない限り安全であり、何かトラブルに巻き込まれることはないと信じている。これは大間違いだ。また何かあれば、警察に通報すれば、全て解決するとか、どこかの誰かが助けてくれると考えている。これも間違いだ。よくある勘違いは、他人の目があれば、それで犯罪抑止力になるとか、あるいは事件の証言者になってくれると思いやすい。これも間違いである。もちろん運が良ければ、きちんとスムーズに対応がされることもある。しかし、警官でも悪人はいるのであり、いい加減な対応しかしない者もいる。また、いくら人通りが多くても、それらの大部分は、まったく何の問題意識はない。何も考えていないし、面倒なことには巻き込まれたくない。たとえ目の前で何が起きても、知らぬ顔で通り過ぎることが多い。それらの人を一概に責めることはできず、警察が何もしないことを知っているし、面倒なことに巻き込まれるのは嫌だし、それぞれ用事があり、急いでいることもあり、仕事中の人もいる。また他のことを考えている人もいる。全ての人が、社会問題に関心があるわけではないし、NHKを見ているのでもないし、新聞も購読していない人が多い。私も新聞は購読していないが、これは経済的なことが理由である。ニュースにも興味がない人がいるし、必ずしも正義感のある人ばかりではない。またいろいろとひどい目にあっている人や、何か別の人に言えないことをやっていて、通報できない人もいる。ほとんどは、面倒くさいというのが理由である。それに人が大勢いると、自分が何もしなくても、誰か他の人がやってくれるだろうという傍観者の立場になりやすい。世の中には切羽詰っている人がいるし、住む場所もなければ、食料の確保も困難な人もいる。悩みや心配事は多い。ただし、金持ちで裕福で、住まいにも食事にも困らない恵まれた人も、面倒くさがって、何もしないことが多い。要するにすべてを自助努力に任せるのだ。自分が何かの事件の被害に遭うと、こういう連中は、必ず誰も助けてくれないことを非難する。気をつけねばならないことは、意外に警察は頼りにならないということだ。ほとんど警察は何もしない。また何かの悪事を遂行する連中は、あらかじめ弁解を十分考えているし、アリバイ作りもやっているし、仲間もいる。それから、普通の正常な人間であれば、ある程度の普通の対応を知っているが、何かの犯罪行為を遂行する連中は、そういうものが全く欠落している。自分独自の間違った考え方を主張し、どんな大胆不敵な悪事でも平気で遂行する。まったく躊躇がない。盗んだり、破壊したり、脅したり、だましたり、怪我を負わせたり、殺害し、傷つけることに対して、まったく遠慮も躊躇もない。ほとんどの人は、そういうのは映画やテレビの世界であり、フィクションであり、自分の身には起こらないと考えている。そしてあまりにも無防備状態にある。ただなにげなく、「困ったねぇ」とつぶやいていれば、どこかの誰かが助けてくれると考えている。あるいは、陰口や悪口を言うだけで何も行動しない。現実には、日頃から多弁な人ほど緊急事態の時には役に立たない。何かの事件や事故に巻き込まれる時には、じわじわとゆっくり、こちら側の反応を見ながら起きるのではなく、急激に、何の遠慮も躊躇もなく、突然に起きるのだ。そしてほとんどの人は、それに対して全くの無防備である。警察は何もしない。また、マスコミも役に立たない。マスコミは、大衆受けのする内容だけを選んで報道している。一人暮らしの人は、ある程度緊張感があるが、家族と暮らしていたりすると、その無防備ぶりや、警戒心の無さは顕著である。ただし、いつも人間は、警戒しているわけにもいかないし、いつも他人を疑って生きることは悲しいことである。しかし、確実なのは、昔とちがって、相当に日本国内の治安は悪化しているということである。
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