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疑えば大富豪!? "[WAKYO通信]"
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[創刊4号] 疑えば大富豪!?/4月21日(土)に、、、、、、、
この通信文から参考になる[柳田厚志さん]のご意見を見付けましたので
その一部を皆さまにもお知らせしたく、抜粋して転載させていただきます。
*こんにちは、
柳田厚志です。
(*以下より抜粋。。。)
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報道を疑い真実を見る目を―疑えば大富豪!?
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今日は、少し背筋が凍るような話です。
まず最初にイメージしていただきたいのですが・・・・・・
「アメリカと聞いて、どのようなイメージを思い浮かべますか?」
国全体では?
政治では?
経済では?
スポーツでは?
教育では?
医療では?
考えていただけましたか?
では聞きますが・・・
そのイメージは
どのように作られましたか?
どうしてそう思ったのでしょうか?
もし、その答えが
テレビやニュースや雑誌やネットからの情報というのであれば・・・・・
少し気をつけた方がいいかもしれません。
これは、私たちが世界に出て日本人として活躍していく上でも、
とても大切なことです。
今年の1月。
不動産視察をかねて、
アメリカに行きました。
実は、こう見えて(??)
はじめてのアメリカだったのですが、
現場レベルで、肌感覚として、力強い底力を感じました。
日本で報道される程、
アメリカは悲観的ではないなと。
何より、カリフォルニアのさわやかな風は、
生まれてからこれまでのニュースなどで
僕らの潜在意識に強い影響を与えている
“自由の国―アメリカ”
を感じさせるには充分でした。
統計的にもそれは表れています。
先進国で唯一、
人口が増え続け、すでに3億人を突破。
2050年には、4億人に達する見通しとか。。
しかも、2050年の生産年齢人口は、
アメリカは現在よりも増えているんですね。
日本はもちろん、中国や、欧州も減るにも関わらず。
一時期に比べて
圧倒的な支配力に陰りが見えて来たとはいえ、
私が感じた現場の肌感覚でも、
今後の統計的数値を見ても、
アメリカの基礎体力はまだまだありそうな気がします。
しかし。
もちろん、光があれば当然影があるように、
私が見たのも現場の一側面でしかありません。
アメリカと言ってもメチャクチャデカイし、
ほとんど州単位で違う国のようなもの。
さらには、州の中でも、地域差はあります。
アメリカの暗部を知れば知る程
本当にこの国は大丈夫なんかい??
と不安な気持ちになります。
■ここに1冊の本があります。
この本を紐解くと
自分がいかに報道にコントロールされていたか、
そして、真実を見る目を養うことがいかに大切か、
気づかせてくれます。
まず、30代以降の私たちが想像するような
「自由の国ーアメリカ」という幻想は、
911を境に、リアルに、顕著になくなってきているとのこと。。
富める富裕層と普通の人々の格差はものすごく、
国民皆保険制度のない米国では、なんとなんと
盲腸だけで自己破産です。
その請求額は、ニューヨークの場合、
たった1日の入院で250万円。
対する日本は8万円。
アメリカでは自己破産の割合で最も多いのは、
事業に失敗とか住宅ローンではなく、
医療費を払えないことです。
お医者さんも、看護婦さんも、
はじめは崇高な意識でその職を選んだ人がほとんどだと思いますが、
今では訴訟におびえ、収入の3割を保険にあててるとか。
そして911後に施行された、
「落ちこぼれゼロ法」。
米国は今でも、
留学先ではトップですし、
大学ランキングでも、
ハーバード
MIT
スタンフォード
UCLA
などなど世界の大学ランキングの上位はほぼ米国の大学が席巻しています。
でも、その足下の小学校や中学校はものすごい勢いで
いわゆる普通化がすすんでいるとのこと。
この法律のおかげで、
公立の学校はつぎつぎつぶされ、
営利目的の学校ばかりが建てられ、
学力テストの結果が悪いのは教師のせいとされ、
教師は競争にさらされ、どんどん辞めさせられています。
そして私が一番ショックを受けたのは、
あのイノベーションを生み出す米国の自由な教育
個性を尊重する教育はもうなくなり、
いまでは日本的な、ペーパーテストで正解を当てるための勉強ばかりになっているとか。
そしてこれらの影響は、
当然、米国の属国である日本にも影響します。
昨年突如さわぎはじめたTPP。
農業ばかりでなく、先ほどの教育も含め、
金融も医療も当然含まれています。
世界に冠たる日本の医療制度すら、
危険にさらされかねません。
そして、原発事故と津波被害の中、
「復興」「復興」の大合唱の報道の中、
昨年暮れ頃に成立された「復興特区」制度。
こちらは一見、被災地の復興が促進されそうですが、
実は、農地や漁業権などを外資を含む大資本に解放することが真の目的だとしたら。。。
著者は言います。
「どうしても腑に落ちないニュースがあったら、カネの流れをチェックしろ」
がれき受け入れ拒否する都道府県がほとんどの中、
突如受け入れを表明した東京都。
都民からの講義の電話を石原都知事は一喝。
「東京都は偉いな」程度にしか思わなかった私は甘かったです。
実はお金の流れを紐解くと、
がれき処理を請け負う都内の会社は、
なんと東京電力が大株主の会社。
東電は、がれきを処理にお金を出すのではなく、
逆に利益をあげているという始末。
そして東電の大株主は東京都という顛末。
カダフィー大佐。
この人に対するあなたの印象はどんなものですか?
私は、西欧諸国に屈しない、
少し変わった指導者という印象でした。
でも、カダフィーは
リビアでは国民の支持をものすごく集め、
めちゃくちゃヒーローでした。
リビアは本当にすごい国だったようです。
住宅を買う場合は5万ドルの補助金。
税金はゼロ。
医療も教育も無料。
ガソリンは当然、格安。
ローンは無利子。
そして国力を決定するという識字率はなんと90%を超えていると言います。
だから、リビア国民はカダフィーを支持していました。
でも、NATO軍による攻撃とその報道は、
リビア国民も民主化を求めて立ち上がったというもの。
当然、私も一連の「アラブの春」が飛び火した
延長での民主化をイメージしていましたが実態はまったく違っていたようです。
私たちが信じ込まされるイメージは
ほぼロイターなど、西側の通信社のもの。
このリビアの件は、
大富豪のS氏も指摘していました。
S氏は西側の報道だけでなく、
ロシアの報道もかなりチェックするとのこと。
ロシアの報道は、西側とはまったく違う見方をしている場合が多いようです。
ここまでいろいろ偉そうに書きましたが、
上記のことはこの本に書かれています。
『政府は必ず嘘をつく』(堤身未果著 角川SSS新書)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4047315702/infotopa-22
著者の『ルポー貧困大国アメリカ』はベストセラーで知っていましたが、
キチンと読んでいませんでした。
今回たまたま手に取り、
圧倒的な取材力とその筆力に脱帽しました。
すでにお読みの方もいると思いますが、まだの方はぜひ。
インテリジェンスを磨くための、
WAKYO必読の1冊と個人的には思います。
やはり、何より大切なのは、
特に報道などのメディアの情報をそのまま鵜呑みにしないこと。
誰からの情報か、どういう意図の情報かをしっかり考えるクセをつけること。
反対側の意見にもあたること。
現場に行くこと。
これらが大事なんだと思います。
もちろん、以前の号で
「情報の確度は移動距離に比例する」と書かせていただいたとおり、
現場に行った肌感覚の方がより真実に近づくでしょう。
でも全ての人がすべての現場に行けるわけではありません。
また、時に現場は近すぎて、全体を俯瞰できない危険性もはらみます。
だからこそ、報道やジャーナリズムや
経験者の体験談というものは役立つわけですが、
やはりそこには、素直なリスペクトと同時に、
冷静な目も必要です。特にテレビや新聞に対しては。
そして最も大事なのはわたしたちの「直感」でしょう。
これが、研ぎすまされればされる程、
少なくとも自分の進むべき道に関しては、
より良い方向に近づけるのではないか、そんな風に思います。
情報をしっかり集めつつ、
自分で考える力、自分で意思決定する習慣を養い、
軽やかに、世界を飛び回りたいものですね。
ーーーー以下省略します。。。
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