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最古の木造小学校閉校へ〜岡山・吹屋小学校最後の1年〜111年間、ありがとう
2012/02
47NEWS http://www.47news.jp/47topics/e/225445.php
春の柔らかな光が差し込む講堂での入学式。6人の在校生に迎えられ、元気よく返事をする新入生(中央)=2011年4月
毎年恒例の親子で作る版画カレンダー。丁寧に作りあげられた作品も今年が最後=2011年8月
"100年オルガン"を慈しむように触れる吹屋小元教師の長尾有子さん(82)。優しい音色が講堂に響き渡った=2011年10月
室内運動場としても使われていた”三間廊下”。子どもたちの手で丁寧に磨き上げられた床は100年たった今も光り輝いている=2011年12月
水を垂らして友達を驚かせた講堂の節穴。どの世代もいたずら心は変わらない=2011年12月
冷え込んだ朝、雪が降り積もった。木造校舎は雪遊びする児童を優しく見守っていた=2012年2月
桜咲く季節が訪れるころ、学舎は役目を終える。雪が降り積もる岡山県の山あいにたたずむ高梁市立吹屋小学校。現役最古の木造の小学校が今春、111年の歴史に幕を下ろし、惜しまれつつ閉校する。
学校のある一帯はかつて銅山の町として栄え、同校から巣立った児童は約3千人。しかし、1972年の閉山後は減少し、近年は全校児童が10人以下の年が続いていた。
運動会や大掃除では卒業生や地域住民も参加。新入生1人を迎えた児童7人は、多くの人に支えられ最後の1年を過ごす。
小学校の近くで喫茶店を営む卒業生の深見隆子さん(59)は「子どもの声が聞こえなくなるのは寂しいが、校舎に"お疲れさま"と言ってあげたい」。両親、子どもも通い、思い出の詰まった木造校舎。「今の姿のまま保存してほしい」と願う。
卒業式は3月20日。校舎と同じ年月を過ごした「100年オルガン」で最後の校歌が奏でられる。子どもたちを木のぬくもりで温かく見守ってくれた学舎へ、「ありがとう」の気持ちを込めて―。(写真と文 二神亨、遠藤弘太・共同通信写真映像記者)
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