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視界の開けた石畳で広がる街中の広場にパレードに集うように私は居た
一つを覗いてはそれは何一つ代わり映えの無い有り触れた風景であった
故にそれは強烈なリアリティをそこに演出したのである
それはまるで熱気球が飛ぶように
無数のシロナガスクジラが空に向かって垂直に上昇していく光景だった
更に驚く事に何体かのクジラの背には
同規模の巨象が背中合わせに括り付けられている
有り触れた景色
晴れ渡った上空に無数に点在するクジラと象
「こんな光景は夢でしかあり得ない」
そうかなるほどこれは夢であったと納得した所で目が覚めた
夢を追い出したのか追い出されたのかは知らない
しかし実際その時はまだ肉体は覚めておらず
別のリアリティに移動しただけであった
その後いくつかの異なったリアリティをハシゴし
ようやく探索から覚めた時には
更に追加された疑問という土産をいくつか手にしていた
そこに在るのは確かにもう一つの現実であり
それらすべてはまた私にとっての経験である
近頃はいつになくパラレルな自分を夢で追体験しているようだ
夢でのみ馴染みの場所は現実としての認識をさも当然のものとする
そこでの私はしきりに様々な仕事をこなしていて
それはそこでの認識しうるリアリティに沿って進行している
寝ても覚めても常に休んでいるということがないと感じていた以前と違い
今では肉体もまた私とは別個の機能的存在であることを理解している
故に借物はきちんと宿主としての私が居座る間は意識して管理するようにしている
いざ私が意識を戻す迄にちゃんと疲れがとれているようにするのである
我々にとって実際の現実と言えるものは観念で構築された
何処迄も落ちていく牢獄のようなものであるかも知れない
しかし事実は垣根無しの意識の遊び場であるようだ
それは単にそう意識を変えられた時に
私がそう感じているというだけの事である
それにしても部屋の灯りを消しても
点けているようなこの明るさをなんとしたらよいのか
誰かアドバイスを願いたい
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