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11月25日、高校の同窓会に出席するため大阪に出かけた。同窓会行事の1番目は旧制中学校時代の跡地に立つ記念碑前での記念撮影。これが午後1時半なので、少し早めに大阪に出て、中之島に足を伸ばすことにした。地下鉄御堂筋線に乗車して淀屋橋駅で降りる。御堂筋といえばイチョウ並木だ。少し緑っぽい葉がまだ残っている。
ところでイチョウは漢字でどう書くか?銀杏?それとも公孫樹?
でもこれをイチョウと読める人は少ないだろう。 ⇒ 鴨脚。カモアシと書いてイチョウと読む。今日集まる同窓生にこの姓の人がいる。下鴨神社ゆかりの鴨脚家出身だそうである。
御堂筋に出ると思い出す。「60年安保」時に大隊列の一員になってこの大通りをフランスデモ後進したことを。高校時代の喧噪がよみがえる。あれからもう50年以上が経ったのだ。
淀屋橋を渡って中之島公園に行く。
ケヤキ並木の紅葉の後は大阪市中央公会堂。ボクはいつも中之島公会堂と読んでいる。
その西隣にドームが可愛い府立中之島図書館がある。背後の高い建物は今次の主を選ぶ選挙戦たけなわの大阪市役所庁舎である。
そして御堂筋を隔てて日銀大阪支店があるのだが、日の丸が掲揚されていたので写真はパスすることにした。ボクの友人O君がここの副支店長だったとき同窓会に出てくれた。20歳代の頃に会った切りだから久方ぶりの再会だった。理事を最後に日銀を退職し日立製作所に天下ったと聞くが、その後どうしているのだろうか?
中之島まで行ったのだからとバラ園にも足を伸ばしたが、秋のバラはやはりもの足りない。
12時をまわってから、旧制中学校時代の跡地である済生会中津病院へと向かう。都会の過疎化でボクの母校は小学校、中学校ともに廃校となり、出身大学もさる旧帝大系総合大学の一学部となって消えてしまった。今では母校で残るは、高校だけとなってしまった。大事な、大事な母校である。
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