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いわゆる巷で販売されているスパイカメラについて述べる。現在、インターネットショッピングとか、ヤフーなどのオークションで、いろいろな種類のスパイカメラが販売されている。その多くが中国製である。腕時計タイプ、置時計タイプ、キーレスリモコンタイプ、ライタータイプ、ガム型、懐中電灯型、とにかくいろいろなものが販売されている。そのすべてが不良品だとは言わないが、不良品が非常に多いのは事実である。安からといって、不良品とは限らないし、また逆に高額であっても、不良品はある。店側の対応もいろいろである。まったくサポートしない場合もある。売ったらそれっきりで、まったく何も補償はない。中国製のすべてが不良品だとは言わないし、現在のあらゆる家電製品の多くが中国製である。しかし、中国製品については、やはり問題が多いのも事実である。通常の普通のカメラとか、ビデオとは違って、こういうものには、基本的に一切、保証がない。欠陥品、不良品であっても、交換してくれたり、返金してくれる場合ならまだいいほうで、それすらもしない場合がある。しかも交換した製品も不良品のことが多い。基本的に旧式のものは購入するのはやめたほうが良い。かといって、新製品にも欠陥が多い。一番良いのは買わないことである。私が購入したもので、長期間使用できたものでも、半年ぐらいである。しかもバッテリーの消耗が激しく、まともに使用できなくなる。ほとんどが、一ヶ月以内に故障して、使用不能となる。ひどい場合には、まったくはじめから使用できない。しかし、そういうときにはさすがに交換とか、返金をしてくれる事がある。一週間以内であれば、消費者が保護される。頭にくるのは一週間が経過した直後に故障する事だ。これはもうあきらめるしかない。同じ製品でありながら、価格に大きな差がある。注意しなければならないのは、高額であるから故障しないという事はないということだ。安いのは確実に故障するが、運が良ければ長く使用できる。高額でも故障するときには故障する。そして修理をすると別のものを買うよりも高くなる。スパイカメラは基本的におもちゃだと考えた方が良い。普通のカメラを購入した方が無難である。一番の問題は、バッテリーである。どうしても小型化しているので、バッテリーの容量が小さすぎる。またバッテリーの品質も悪い。おそらく日本の工場が本気になって、スパイカメラを大量生産するなら、その品質はきわめて高いものになるのだろうが、なぜか日本製のスパイカメラは見当たらない。もしかしたら、あまりにも品質が高いので、すべて極秘扱いになっており、本物のスパイが愛用しているのかもしれない。とにかくスパイカメラはまともに使えない事を覚悟するべきだ。けっして宣伝にごまかされてはならない。ただ、運が良ければ、それほど高額なものでなくても、故障せずに長く使える事もある。それでもやはり、半年ぐらいが限界であるし、それも使えば使うほど、どんどんバッテリーの消耗が激しく、はじめの頃と比較して、半分以下どころか、5分の1以下の時間しか使用できなくなることもある。電池式のものであれば、それなりに長く使用できる。ただし、画質は悪いし、音質も悪いし、途中でチェックもできないし、要するにおもちゃである。中古でも良いから、小型の旧式のデジカメでも購入した方がまだ無難である。
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