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終末期の渡辺恒雄の権力
「泣いて馬謖(ばしょく)を斬る」ということわざがある通り、渡辺恒雄の権力は落ち目であることが今回明瞭になった。清武氏の処分をせざるを得なかったのは、それ以外自らの権力性を保つためにはやりようがなかったからだ。裏で脅したり、他のものに攻撃をさせたりすることで渡辺恒雄の権力は保たれてきた。今回、それが出来ず、自らが表に立ち相手に攻撃を加えざるを得なかったのは、それだけ渡辺恒雄の権力基盤が崩れてきた証左であろう。
2007年の宮崎知事選の後、東国原氏が渡辺恒雄と会い、その会談終了後の表情から、高病原性鳥インフルエンザが選挙期間中に続けて宮崎県内で起こったことのからくりが話されたのではないかと感じた。単に、そういう印象を持ったと言うだけだから、何も確証はない。ただ、2007年の高病原性鳥インフルエンザの流行はおかしなことだらけであり、環境省による宮崎県を含んだ全国での野鳥捕獲検査や野鳥の糞便検査で一切該当ウィルスは発見されていないのだ。
そもそも、渡辺恒雄が現在の地位に就いたその理由が不自然だ。特に彼に功績があったとは思えない。単に政治家の引きがあったということで、その報道に何らかのすぐれたメッセージがあったわけではない。彼は報道人というよりも政治ブローカーであり、さまざまな政局で姿を現しては舞台回しに一役買ってきた。そして、彼自身に対しても残念なことに、そういった舞台回しの結果起こったことは日本の売国政策を一層推し進めることであった。TPPを巡って日本の政局が激しく動いているとき、清武氏の反乱があったことは、野球をはじめとしたスポーツ界は勿論のこと、いろいろな方面への影響を与えるものである様子だ。
人口高齢化とスポーツやマスコミはかなり関連性があり、試合数が野球に比べて圧倒的に少なくなるサッカーのプロとしての存続の可能性とか、世界一の発行部数を誇る読売新聞の今後にも様々な波紋を引き起こすだろう。渡辺恒雄はこれらのことに対する対処の仕方を分かっているのだろうか?もし分かっていないのなら早めに勇退をするほうが全ての面でプラスではなかろうか。
*6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています。<<856>>
作成者 taked4700(武田信弘)
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