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TPPに反対する運動が全国各地でものすごく活発化している。私の親戚にも知人にもJA(農協）で働いている人がいる。また、細々と農業をやっている人もいる。それほど金儲けにはならないが、それでも大変な苦労をしてなるべく農薬を使用しないで農作物を作る努力を重ねており、ある程度は成功している人もいる。しかし、全体的には地味な仕事である。私はつい最近、ある安売りのスーパーで、中国産の漬物を購入し、食べてみた。大変に安かったからだ。ところが、なぜか腹痛になり、大変な目にあった。どうも中国製の漬物に含まれている添加物の影響か、「あるいは農薬のせいではないかと思う。外国産の安い農作物が大量に流入すると、確実に日本の農業は壊滅するだろう。一部では、会社運営方式にしていて、大規模な農業をやっているところもある。しかし、それはごく一部に過ぎない。昔から、農家の人をいじめると国が滅ぶと言われている。これは大昔から農業を営む人、農民を虐待し、弾圧し、嫌がらせをすると、大変な事になるという意味である。これは過去の歴史を振り返ってみても、事実である。農業は、どこの国でも基盤となるものであり、ただの食糧確保ということだけでなく、食の安全性とか、防衛体制にもかかわることだ。これ以上、食料自給率が低下すると、簡単に日本は支配されてしまう。また、安全性についても、かなり危険性がある。一応は、国際基準があるが、果たしてそれがどこまで守られるのか疑問だ。日本国内の食品検査は世界で最も厳しいものである。アメリカは遺伝子組み換え食品についての規制は、一切していないし、表示も義務付けていない。遺伝子組み換え食品については、まだその安全性は確認されていない。今後、何らかの影響が出るかもしれない。ただ、安い食料が手に入る事は確実だろう。そしてそういうものは、加工食品工場などでは、何の躊躇もなく使用されるだろう。結局は、そういうものが日本国内で主流を占めることになる。高級食材として、ブランド価値を高めるというのも一つの方法だが、それを購入するのは、一部の金持ちだけになるだろう。ほとんどの飲食店で使用されるのは安い外国農産物だろう。結局、ほとんどの農家は壊滅し、失業し、路頭に迷うことになり、ますます大量失業時代になる。大規模経営で効率良く農業をするということも考えられるが、日本には広大な平坦な土地は少なく、むしろ急峻で、不便な狭い土地が点在している。それでほとんどの農地は放置され、荒れ野となるだろう。TPPの参加によりどうなるのか不明だが、気になるのが、これを異常な執念と熱意で強力に強引に推し進めようとしている顔ぶれである。どう考えても、危険性を感じる。おそらくTPP参加は、福島原発事故の失態を隠蔽するためのカモフラージュではないかと思う。農業は、他の職業とは違い、連続して作業をしないと、うまくいかない。荒れ果てた藪になっていまった荒野を再び農作地にするには、ものすごい労力と金と時間がかかる。また、農業技術も衰退し、忘れられてしまうだろう。関連産業も生き残れなくなるので、農民以外にも広範囲に影響が及ぶだろう。つまり、完全に何もかもすべてアメリカの支配下になるという事である。日本政府はやがて消滅し、アメリカの統治下に入る。
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