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よく求人広告等で社会保険完備というのがあったりする。これを見ると、何かものすごく優秀な会社であるかのような印象を与える。社会保険完備であるから、合法的なのだろう、法律をきちんと守るので、きっと労働基準法も守るはずだと期待してしまう。確かに社会保険完備というのは悪い事ではない。だが実はそれは当然のことであり、あえてそれを明示する必要もないのである。そもそも社会保険に加入する事は、法律で義務付けられており、社会保険に加入していない方が異常なのである。それは不正な闇の会社であり、まともではない。ところが、現在の日本ではあまりにも不正行為がはびこりすぎており、日本の労働者の権利は、著しく低下している。ただし公務員は別である。社会保険に加入したくても加入できない労働者が多い。社会保険というと、いろいろあるが、厚生年金、会社の健康保険、雇用保険等をさす。労災保険も含まれるが、労災保険に加入しないという事は許されていない。本来は他の社会保険も未加入である事は許されておらず、それは不正行為となる。労働者側の罪ではなく、使用者側、会社側の責任となる。ただし、あまりにも短すぎる短期間の雇用の場合には、社会保険に加入できない。2ヶ月以上の勤務でないと加入できない。ただし、これに裏があり、2ヶ月以上経過しないように、2ヶ月未満で一旦解雇し、すぐに再雇用するという裏工作をして、何年も雇い続けているケースがある。これも不正行為である。雇用保険というのは失業保険のことだが、これにも未加入の会社が激増している。本来はこれも許されないことである。ところが、厚生労働省の腐敗官僚は、まったく何も対策をとらない。労働局も労働基準監督署も、ハローワークも社会保険庁もそれぞれ責任のなすりつけあいばかりしている。労働者側もとにかく仕事をしたいということで、あまりそういうことを考慮せずに応募する。えり好みをしている余裕はないのだ。しかし、後で大変な目にあう。公務員の社会保険というのは、また別枠であり、普通の一般人とは違って、あらゆる面で差別的に優遇されている。公務員の給与は、民間企業の中で平均的な数値であるとされているが、これは嘘であり、民間企業で一番高額な給与を基準としている。また公務員にはいろいろな闇手当てがものすごくたくさんあり、いろいろな理由をつけてそれが不正に支給されている。現在の日本の雇用形態は、正社員がほとんどいなくなり、パート、アルバイト、期間社員、派遣社員、業務請負等の非正規雇用労働者が激増している。以前は3割程度とされているが、現在では4割以上になっており、やがて過半数を超えるだろう。非正規労働者は非常に不安定な生活をしており、非常に貧しい生活をしている。公務員の平均年収が闇手当てやボーナスや賄賂を含めて軽く一千万円を超えるのに対し、年収二百万円以下の生活をしている人が激増している。年収百万円以下の人もいる。私もこれに含まれる。日本の格差は拡大し続けており、このままでいくと、必ず暴動や内乱が起きるだろう。すでに治安の悪化は明白となっている。社会保険は労働者の最後の頼みの綱であり、生活基盤そのものである。それがいい加減に取り扱われているというのは良くない。労働者は正社員でなくても、フルタイムで、一週間に一定時間以上勤務し、それが2ヶ月以上になると、必ず社会保険に加入しなければならない。厚生年金や、会社の健康保険等は、一般の国民年金や、国民健康保険よりも優先されている。会社が加入したがらないのは、会社側の負担があるからである。しかし、それは本来使用者側の義務であり、決まっていることである。もしもそれをどうしても拒絶するという事であれば、労働者を雇う資格はないということになる。労働基準法や社会保険等は、軽視されがちである。しかし、なぜこういうものができたのかということをもう一度考えて欲しい。また、未加入であった労働者も、あまり長い年月が経過しないのであれば、後から加入する事も可能だ。その場合には清算され、以前に支払っていた分は返金される。そういうことはハローワークの職員は教えてくれない。これも重大な職務怠慢である。また貧困生活を強いられている人は、役所に行って手続きをすれば、住宅手当等の受給ができる事もある。場合によっては生活保護受給資格も得られる。ただし、いろいろな嫌がらせを受けるし、陰口悪口、無視、罵倒、罵詈雑言を浴びされられる事を覚悟しなければならない。また公務員以外の住民からもいろいろと言われることが多い。だが、日本国憲法では最低限の生活を保障している。公務員は相談者の法律知識のレベルを常に推察している。親切にいろいろと教えてくれる事はない。相手が知っているレベルに応じてしぶしぶ教えるだけだ。そういう面が非常に汚いと思う。
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