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万年赤字に苦しむ大阪府立て直しで府民の暮らしが楽になるかどうかは
どこが削られるかで決まる。
府民は恐らく橋下の削減政策の全部に反対する訳ではなく、反対するなら個別の件で反対する。
どこどこの高校廃止は困るとか、どの手当て廃止は困るとかである。
政治は総論賛成だが各論反対的に各人が特殊な地域的、職業的利害を持っている。
故にこういう五月蝿い抵抗勢力を潰したいから独裁者待望論となる訳だ。
仏ロス系はどちらかというと、財界寄りの削減派が多い。政治手法はトップダウン的で
候補者自身が訴えて有権者に同意を求める。
政治的スタンスはタカ派的、防衛族・メーカーに基盤を持つ者、ネトウヨなどクーデター手法を望む者が多い。
一方の英ロス系は労組寄りで社民主義、陳情汲み上げ型タイプである。
この政治手法は財政赤字が問題になる中で非常に拒絶されるようになってきた。
その意味では小沢派は田中派の流れを汲むので一見落ち目に思われる。
つまり、伝統的な自民党政治の延長に思われる限り小沢の復権は難しいだろう。
明らかに世界の大勢はサッチャー以後、アプローチはどんどん大衆に行政のムダと公務員の既得権益を廃止し、福祉ゴロ排除を訴える方が良いのだ。
また、それ自体は必要な事である。ただ、それを目玉にする事で低所得者層の生存に必要な支援も削ってやろうというのが財界の意図だ。
ここに橋下改革を中心とする政治のせめぎ合いがある。橋下は最終的にはマスコミも府民も味方につけ圧倒的な勝利を収めるだろうが、
まさにそこから何故独裁者を望むのかが明らかとなってくる。多分、犠牲になって血を見る人間も出てくるだろう。
階級闘争というのは命に関わるお金の問題だから、最終的にどちらの陣営が勝つのか分からない。
人類が続く限り、永遠にこの闘争は続くだろう。英ロスと仏ロス、小沢・鳩山派と森・安倍派の対立もである。
ロックフェラーが逮捕寸前と言うが、どちらが追い詰められているのか全く予断を許さない。
ある意味では両方の陣営とも財政危機で追い詰められているとも言える。支配層は共倒れに向けて驀進しているのかも知れない。
全てがなぎ倒され、更地になった世界と大阪に何が残るのかは有権者の意識次第だろう。
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