http://www.asyura2.com/10/idletalk39/msg/630.html
Tweet |
2011年10月29日、午後12時前頃、千葉県銚子市本城町の水産加工会社で殺人事件が起きた。中国人実習生がフォークリフトを運転中に、別の作業中のフォークリフトに衝突。その後、喧嘩となり、鉄パイプで相手を殴りつけたところ、殺害してしまった。あまり知られていないが外国人実習生が、フォークリフト等を運転する事は別に珍しい事ではない。現在の日本全国各地の工場では、このように外国人を実習生として受け入れているが、実際には、普通の一般労働者として働かせている。外国人を雇うのは、労働基準法違反、労働安全衛生法違反が蔓延し、日常化しているためである。低賃金で、過酷な労働ということも原因だが、労基法違反がひどいので、行政指導を受ける事が多いからだ。しかし、労働局は、何もしないし、全国各地の労働基準監督署も、まったく何もしない。これは信じられないかもしれないが事実である。現在の日本では、労働基準法違反が蔓延しているのだ。ただし、公務員だけは、厳重に労働基準法が遵守されている。就職難は、こういう外国人労働者が急増した事も原因である。だが、日本企業は、法を遵守して、まともな待遇を与える余裕がない。国際的な厳しい競争に勝つためにコスト削減のために、あらゆることをしないと生き残れないとしている。外国人実習生の現実というのは、普通の一般人が考えるような優雅なものではない。何も知らない人は、実習生と言うからには、メモ帳とか、ノートを手にして、工場内をあちこち見学したり、少しは手伝い、一日をのんびり過ごして楽しくすごしていると想像するだろう。しかしそれは大間違いである。実習生とは名ばかりであり、普通の労働者として仕事をしている。しかも毎日長時間労働で、残業もあり、休日出勤もあり、時には休みさえない。もちろん有給休暇もない。低賃金で酷使され、きつい、汚い、危険という3原則の強制労働を強いられている。日本に来るには、たいてい多額の借金を暴力団関係に支払っているので、仕事がつらいからといって気軽にやめることはできない。パスポート等も取り上げられており、容易に脱走できないようにしている。要するに刑務所の強制収容所のようなものだ。むしろ刑務所よりもひどい状態にある。この現状は、国際労働機関ILOに加盟している日本とは思えない状態で、他の先進国からも強く批判されている。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。