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あなたは工場で使用される牽引車で運搬作業をした事があるだろうか?これは小型の車で、座って操作するタイプは、ゴルフ場などで使用されるカートに似ている。あるいは、遊園地などで使用されるゴーカートのようなものかもしれない。遊園地のゴーカートは、エンジンを使用し燃料は、ガソリンか軽油だが、工場の牽引車は電気自動車であり、大きなバッテリーで蓄電して使用する。あるいは、小さなバッテリーが、何個も搭載されている。ガソリンで運搬する小型車両もある。しかし、工場内を走り回るのに、電気自動車以外だと、人体に有害な排気ガスの問題が生じる。一酸化炭素中毒になるのだ、フォークリフトでも、LPガスを使用するタイプと、軽油でエンジンを動かすタイプがある。さて、牽引車にもいろいろなタイプがある。座って運転するものと、立って運転するものがある。座って運転するものは楽なのだが、速度が遅い。またバッテリーもすぐになくなってしまう。立って運転するものは、速度が速いし、バッテリーも長持ちする。しかし、運転する側にしてみると、とても身体に与える影響が大きい。牽引車は、普通の乗用車のように運転者の乗り心地などは考慮されていない。あくまでも物を運ぶ道具であり、作業車だ。タイヤは小さくて、空気もあまり入っていない。そもそもタイヤは3個であり、前方の1個には空気は入っておらず、ただのプラスチックの固まりである。立って操作するものはもろに地面の異物から受ける衝撃をくらう。立っているので、足首もひざも腰も衝撃を受ける。工場の敷地内は、決してすべてが平坦ではなく、凹凸があるし、溝の上にある金網もある。段差が非常に多い。一日中、立って操作する牽引車に乗っていると、まるで、一日中地震の中で活動してきたかのような感じになる。それで一日の作業が終了し、地面に降りてしばらくの間は奇妙な違和感がある。これは数時間以上も続く。自宅に帰ってからもまるで平坦なはずの家が、地震か何かで揺れているような感じがする。まっすぐに歩く事も困難となる。そして不眠が続く。ただの運搬作業であれば、楽だろうが、いつ工場内の他の誰かと衝突するかも知れず、また運搬している部品を損傷させるかもしれないという緊張感で、長時間のストレスを抱える。それで不眠となる。熟練している人であれば、ある程度慣れているだろうが、初めての人は大変だ。しかし、そういうことを何も知らない他の作業員は、遊園地のゴーカートのような車で遊んでいるようにしか見えない。それであれこれと好き勝手な事を言う。やれ、速度が速すぎるだとか、危険であるとか、いろいろと言う。ただの配達作業であれば少しぐらいは遅れても、渋滞などを考慮してくれる。しかし、ラインの流れ作業だと、そうはいかない。いつも同じ人物が障害物となる。のんびりと自己流でゆっくりと通路をふさぐ奴だ。急いでいるのに、すこしもてきぱきと動かない。それで手伝おうとすると今度は怒り出す。しかし、それで遅れると、今度は、ラインの作業現場の赤い帽子をかぶった狂ったリーダーに怒られる。そして間に合わないのなら他の人と代われと怒鳴り散らす。まるで暴走族か、ヤンキー、チンピラのように下に故意にしゃがみ込み、下から上を睨み付けるようにして脅しまくる。何度も何度も、「おいこら、聞いているのか」とわめきちらし、休憩所では「あいつはぼけている」などと言う。この赤い帽子をかぶったゾンビは、一度でも牽引作業をした事があるのか?しかもパーツ部品を受ける場所では、まったく仕事をやる気がないいい加減な奴がいて、まったく何も考えずに、自分の好き勝手な場所にパーツ部品を置く。ちゃんときまりでは、運搬する順番に並べるように指示されているにもかかわらずだ。それを無視して、鼻歌混じりに、適当に好き勝手なところに置き、それで平気な顔をしている。まったくいかなる責任感もない。それでこちら側は、いちいちすべてのあらゆるパーツ部品を運ぶ前に検査しなければならない。それを上司に話したが、一時的にはまともに作業をしても、すぐにまたいい加減になる。まったく何も考えていないのだ。それで順番を間違えて運搬してしまう事があるが、それでライン作業の現場は大混乱となる。違う部品を組み込むとすべてやり直さねばならないのだ。流れ作業なので、すべてをストップして、取り外しと組み込み作業をしないといけない。それがどういうことかわかっていない。それでそういうことも調べないといけないので、また余計な時間がかかる。運搬通路は長いので、歩行者もいるし、他の牽引車も走っているし、フォークリフトも移動中であり、とても間に合わない。何も問題がなくスムーズに移動ができて可能な作業である。しかし、いくらでも遅くなる原因はある。また2階から運ばれてくる部品は、エレベーターが故障して途絶える事がある。エレベーターは複数の場所にあるが、それは遠く離れた別の方角の端の方である。そこからまた移動させねばならない。しかもここの工場のエレベーターはなぜか頻繁に故障する。歩行者とは作業員であるが、一般の見学者もいることがある。遅れを取り戻すためにそれなりのスピードで移動しなければならないが、そうすると必ずいちいち上司に密告して、苦情を出す奴がいる。早すぎる危険だというのだ。それはこちらとしても、のんびりゆっくりと安全運転で気長にやりたい。その方が楽である。しかし、ライン作業現場の赤い帽子をかぶった狂人は決して許さない。もしも接触事故でも起こすと、重大な責任問題となる。物損事故で消息不明になった作業員がいる。業務上過失致死罪、業務上過失傷害罪となり、全面的に運転手の責任となる。会社側としては、毎日のように安全運転をするように指導していると弁解するだろう。確かに口先だけで安全運転をしようと呼びかけている。しかし、ライン作業現場の実態としては、物理的にそれができない作業内容となっている。
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