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今回は、中矢代表に今の世の中の動きについてお話を
お聞きしました!
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灰羽―アメリカやギリシャでデモや暴動が広がって来ています。
世界が慌ただしくなってきていますが、代表はどのように
見ていますか?
代表―ギリシャはもう計画的に破綻させようという動きがあるみ
たいですね。これにドイツなどが支援を行なうと言われて
いますが、破綻は時間の問題のようです。
アメリカは資本主義が行き着くところまで行き、富の分配
が非常に偏った状態になっています。競争原理主義の成れ
の果てですね。それでもこれまでは、ティーパーティー運
動などもありましたが、全米に広がるような大規模なデモ
にはなりませんでした。まだアメリカ人が本当に“怒る”
までには行かなかったのでしょう。しかし今は大学を卒業
しても仕事が無かったり、仕事を得たとしても突然解雇さ
れてしまったりと、生活に本当に困り果てた人が大勢出て
きているようです。こうしたことが超富裕層に対する非難
となり、政府対応の不公正さへの不満がたまりにたまり、
全米各地でのデモに広がって行ったのだと思います。
灰羽―こうしたデモは早期に収束すると思いますか?
代表―難しいと思います。例えばチュニジアやエジプト、リビア
などのアラブ諸国で起きたデモの場合は、独裁政権を倒し
て民主主義政権を打ち立てるといった明確な目的があった
わけですが、今回のデモはそうした目的や解決方法が見え
ません。社会システムの基盤そのものが腐ってしまってい
るのです。だから、その基盤がいったん壊れて、新しいも
のにならない限り、収めようにも収める術はありません。
もしかすると、こうした人々の怒りが頂点に達するのが、
コルマン博士が言う、マヤカレンダー終了日となる10月
28日なのかもしれませんね。
アメリカではほんの一握りの超富裕層が富を独占している
現状に多くの人が怒りを持ち始めたのでしょう。
税制度にしても超富裕層は相当優遇されていて、低所得層
に比べて半分も税金がかからないそうです。
灰羽―半分ですか! それはヒドイ!(;´Д`)
代表―アメリカという国は純然たる競争社会ですから、強い者が
富を独占し、弱い者は弱いままなんです。そういう格差は
以前からありましたが、それがますます酷くなって極限に
まで行ってしまったのでしょうね。そういった意味では、
資本主義はもう崩壊せざるを得ないところまで来てしまっ
たと言えるのではないでしょうか。
灰羽―今はその崩壊一歩手前ということですね。では、デモに加
わっている人々は資本主義に変わる新しいシステムが見え
ているのでしょうか?
代表―デモに参加している人たちはそれぞれがいろいろな主張を
持ってやっているようです。戦争反対とか世界平和などと
といったスローガンを掲げている人もテレビで見ました。
なので、けっして統制された一つの目的のためにやってい
るわけではないと思います。要するに、みんなこの社会の
仕組みそのものがもう嫌なんでしょう。だからといって、
今の社会システムを壊した後のシステムの具体的な構想が
あるのかというと、それは明確なものはないようです。
おそらく彼らとしたら、政治主導で現在の富の極端な偏り
を是正して、皆になるべく公平に富を分配しろということ
なのでしょう。仕事も増やし、所得も上がるようになれば
とりあえずの不満は押さえられるかもしれません。でも、
そう簡単にはいかないでしょう。
これはアメリカだけではなくヨーロッパでも起こっている
ことですし、資本主義というシステム全体が崩壊する最終
ステージなのではないかと私は見ています。
そしてこれは私の理想ですが、資本主義崩壊後に出現する
自給自足型社会システムのモデルが出来上がってくるのは、
おそらく日本からではないかと思います。
日本はほぼ単一民族であり、国土も小さく、一つにまとま
りやすいの国民性を持っているため、地域ごとに共同体が
出来やすいという特質があります。
あまり過剰に自己主張をしませんし、皆と上手く横一線で
やっていこうとします。自分だけ他より突出して儲けたり、
贅沢な生活をするというやり方は嫌われるのです。これは
中国とは正反対です。中国は、成金趣味バリバリの成功者
が憧れで、それを恥ずかしいこととは思いません。
一人だけが良い思いをするのではなく、全体で良くなろう
というのは日本人が昔から持っている本能的な気質のよう
です。そういうやり方で生きることを得意としてきた民族
ですから、自給自足型で助け合いが主体の共同体モデルが
生まれやすく、またそうした「型」が出やすい国なのかも
知れませんね。
灰羽―日本から新しい「型」を出していくことは、今の時代を生
きる私たちの役目と言えますね。私も、出来るところから
次の世の型につながる行動を、たとえ小さくても、起こし
て行きたいと思います。
その他、注目している出来事などはありますか?
代表―もう一つは放射線問題の話題で、先日、福島県から長野県
に疎開してきた子供たちのうち、希望者130人の健康を
調査したところ、10人の甲状腺機能に変化が見られた、
というニュースがテレビでも報じられていました。あんな
ふうに全国ネットで大々的に取り上げられると非常に不安
になったり「やはり福島の子供たちはこれから続々と甲状
腺がんになるんだ」と決めつける人が多く出ると思います。
このことについては10月11日付の「今週の一言」でも
書きましたので、ここでは繰り返しません。まだ読んでい
ない方はそちらをお読み頂ければと思うのですが、要は、
私が思うに、その報道だけでとくに不安を感じる必要など
まったくないということです。
いずれにせよ、数値に変化がみられたのなら、経過観察は
していく必要はあると思います。
こうしたニュースを見たり、とくにネットで出回っている
情報などを見ると、悪い部分だけが耳に入ってきてしまう
ので、福島県に住む子供たちや親御さんはすごく不安だと
思います。ただ、私が訪れた福島の旅館やお店の人たちは
みな明るく頑張っていましたけど。
放射線による健康被害に関しては、2〜3年経てば本当に
症状が現れるのかどうかがはっきりするでしょう。そうな
ってからでは遅すぎるという意見もありますし、なかには
すでに手遅れだという壊滅期待論者もいるようですが、私
としては、現時点において福島がチェルノブイリのように
なることは絶対にないと思っています。もちろん、福島で
大地震が起きて、原発が完全に破壊されるとかいう事態に
なればまた別ですよ。でもそれは、日本全国に54基ある
どの原発もが孕んでいる危険性です。だから原発など一基
も要らないし、即時停止して廃炉にするべきなんです。
要するに、どこへ逃げようが同じ。一蓮托生ですよ。
ですから福島の方には、ぜひそうしたネガティブな風評や
過激な放射線悪玉論に負けないでほしいと思います。
お伝えしたように私は、福島県で「ひふみ農園」を始めよ
うとしています。11月には現地を見学するバスツアーも
やります。自ら福島に出向き、野菜を育て、採れた野菜を
食べて私自身が率先して「内部被曝」してこようと思って
います。それも、できるだけ放射線量の高い地区で採れた
野菜を食べてみたいと思っているんです。それでも大丈夫
なんだということを自分の身体で証明し、そうやって得た
真実の情報をこれから発信していきたいと思っています。
灰羽―代表自ら行動に移して実践していくという事ですね。
中矢代表、ありがとうございました。
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