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株式日記と経済展望
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アダルトビデオは、日本が世界に誇るソフトパワー戦略の要である。
金髪外人ヌードでは、なかなかその気になれないのはなぜなのだろうか?
2011年8月31日 水曜日
中国北京でのイベント風景
◆村西とおる主催 中国でのAV嬢ダンスイベント 2011/07/18 にアップロード
2011年5/25日に中国・北京でAVの帝王村西とおる氏が主催したダンスイベントの様子です。
日本のAV嬢が踊るセクシーダンスは、なかなか見る機会はありませんが見事なものです。中国人の評判はネットで拡散されてイベントは大成功だったようです。
◆中国での「蒼井そら」人気の底流にあるもの・・・ 5月30日 村西とおる
http://blog.muranishi-ch.com/new/news/blog.cgi
手前どもが最初に参加したのは三年前でした。上海の国際催し物会議場で開催された「大人のグッズフェアー」に相乗りする形で参加したのでしたが大盛況でした。
初日は250元(日本円3200円)という中国人の所得状況から見ればかなり高額な金額のせいからであったでしょうか、東京ドームほどの広い会場も人影がまばらでした。
このショーには4人のAV女優さまにご同行いただいたのですが、出演いただいたAV女優さまは企画モノクラスの方々で中国ではおろか、日本国内でも正直なところ余り知名度のある女優さまではありません。
ですから最初はショーを見にやって来る中国人の観客の人数がまばらなのも仕方がないか、と期待薄でした。
午前10時の開場で第一回目のショーは午後1時に行ないました。4人の日本のAV女優さま、といってもAV女優さま「もどき」といった方が正しいレベルの女優さまに歌と踊りとトークのパフォーマンスをしていただいたのでございます。
ショーが始まるとショーの行なわれているステージの前に会場のあちらこちらから人々が集まってきました。最初は10人、15人、20人と段々と増えていき、30分のショーが終了する頃には50人近くの人垣が出来ていました。
50人近くの人垣といっても、会場内には100人を超えるほどの展示ブースが作られています。
それぞれのブースに入場客が散っていて一ヶ所に50人もの人間を集めているブースは手前どものところだけでした。
会場の条件を考えれば大成功、といっていいほどの「集客」でした。しかし驚かされたのはここからです。
ショーは2時間ごとに1時、3時、5時、7時と行なったのですが、2回目の3時のときは前回の倍近くの人数、5時、そして最終回の7時のショーのときは会場内に居るほとんどの入場者「約1000人程」が手前どもの舞台の前に集まって来てショーを観たのでございます。
会場内で実際に「下着」の「ファッションショー」を行なっていたのは手前どものブースだけではございません。会場内では台湾、香港、米国、ヨーロッパの「セクシー系」の下着専門の会社がそれぞれにブースを設けて、可愛いモデルたちを配置し宣伝を行なっていました。
しかしそれらのブースに多くの入場者が集まる気配は全く見えませんでした。美しさやスタイルといった面から見れば遥かにそれらのメーカーのモデルの女性たちの方が上なのにどうして手前どもの所だけにあれだけ多くの観客が集まってきたのでしょうか。
そかしその後二日間、ショーを続けていくなかで、中国の人々がAV女優に熱く魅せられるその理由を承知できました。
2日目、早朝会場にやって来ると会場の前には長い行列が出来ていました。初日には無かった行列です。
行列に並んでいるのはほとんどが若い男たちです。彼等はそれぞれに手元に高級なビデオカメラを抱えていました。安物のモノではありません。プロでもなかなか手が出せないような高級なクラスのモノばかりでした。
開始時間が来ると、行列していた若者たちはドッととばかりに手前どもが設けているショーの舞台の前に押し寄せました。
第1回目のショーがスタートする午後1時頃にはその数がザッと1000人を超えていました。
「黒山の人だかり」という表現がありますが、まさしくアノとき集まった人間の塊りがそうでした。一夜にしてどうしてそれほど多くの人間が会場に集まることになったのでしょうか。
インターネットとケイタイの力、由でした。現在中国ではインターネットのユーザー数は5億を超えケイタイは8億台を数えるまでに普及しています。
中国人の情報発信と伝達のツールとして、もはやテレビや新聞を超えインターネットが莫大な力を持つに至っています。
中国人のスタッフに昨日行なった手前どもの「セクシーランジェリー」の「ファッションショー」のショーの写真がたちどころにインターネットにアップされて昨晩一晩で50万近いアクセスがあり大反響になっている、という説明を受けました。
しかしその時はまた何とも合点がいきませんでした。ただ日本で行なってきたままの在り来たりのショーを中国でやっただけなのに、という思いでした。
それも、せっかくご賛同していただいてご参加いただき出演していただいた女優さまには誠に失礼な話ですが、失礼をかえりみず申し上げればその女優さまのクラスはABCを通り越してDからE、場合によっては落ちも落ちたりFクラスの「AV女優さま」のご出演でした。
心ある日本国民が現場で目撃されたならば「ムラニシは国家侮辱罪を犯している」との奮激し叫弾の炎を上げたに違いない「人選」なのでございました。
一重にこれも限られた予算の中でのヤリクリの結果でございましたのでございます。
それがインターネットやケイタイを通じて発信されると一夜にして昨日の10倍以上の人民が集まって来たのでございます。
ショーが始まると「観客」は一斉に持参してきたカメラを構えてフラッシュをたき撮影を始めました。
凄まじい勢いでフラッシュの光がたかれてその中をアップテンポの曲に身を躍らせて、さながら舞うがごとくパフォーマンスを繰り広げるモデルのAV女優の風景は、パリやニューヨークのどんなコレクションより豪華に見えました。
カメラを構えることなく裸眼でショーを見守っている男たちの目は、まさしく「瞳孔が開いてしまっている」かのように、マバタキをすることなく見開かれたままでした。
彼等にとって常日頃親しんだネットや街裏で売られているコピーの日本版アダルトDVDで見てきた「別の世界」の「別の人間」であった筈の日本のAV女優が、いま眼の前で生で見ていることに信じられない思いであったのでしょう。
それは決して大げさな言い方では無く、月面着陸をする瞬間を目撃した人間に匹敵する感動と驚きであったに違いありません。
あるいは100m競争は7秒を切って走ったごときアスリートに対する憧れのようなものであったでしょうか。
中国人に限らず生まれてきた以上「SEXの勝者」でありたい、と願うのはなにも不自然なことではありません。そうした欲求を持つ人間にとってAVでSEXをむさぼるAV女優は、もろこの自分たちと違った次のステージに行った人間として憧景の対象でありました。
喰い入るように、というのはまさしくアノ時の中国人の観客の皆様の憑りつかれたかのような表情を言うのではないでしょうか。(後略)
(私のコメント)
ソフトパワーが、どんなものであるのか知っている人はあまりいないだろう。ソフトパワーとは、軍事力や経済力といったハードパワーの対極になる概念であり、アメリカの対外政策から生まれた概念ですが、国家イメージを上げるにはソフトパワーが欠かせない。しかしそれは国家が管理して主導することは文化への冒涜になる。
アメリカ政府は、世界的な反米感情を高まりに対する危機感から生まれた概念なのでしょうが、ベトナム戦争が発端となっている。当時はアメリカ国内でもベトナム戦争に反対する運動が高まり、映画やプロテストソングなどの音楽でも反戦運動が高まった。アメリカ政府が危機感を持つのは当然なのですが、ハードパワーとソフトパワーとは対立関係にあり、ソフトパワーを国家が管理することは望ましくない。
ソフトパワーを国家が管理するようになれば、情報管理であり文化に対する規制を容認することになる。ジョン・レノンは反戦的な歌を広めてワシントンから睨まれましたが、1980年に狂人によって殺された。FBIが関与した暗殺説もありますが、その頃からアメリカの文化のレベルが落ちて映画にも音楽にも見るべきものは少なくなっている。
イラク戦争やアフガン戦争などでは、反戦映画や反戦ソングなどはあまり作られませんが、アメリカ政府のメディアコントロールが強化されて来ているからだろう。テレビ局にもFOXニュースなどのように露骨に政府寄りのテレビ局などが出来て、タレントも反戦を訴えるとテレビに干されることも起きるようになった。これではアメリカのソフトパワーも陰りが出るのは当然なのだろう。
ソフトパワーは、軍事力や経済力に並ぶものではあっても国家が積極的に関与するものではなく、国家が関与しすぎればソフトパワーは単なるプロパガンダになってしまう。たとえば「株式日記」が政府から金をもらって書いたものなら、それはプロパガンダになってしまう。しかし金をもらっていなければソフトパワーであり政府批判も自由に出来る。
私が、韓国ドラマに対する批判も、大韓民国国家ブランド委員会が絡んだものであり、テレビ局が買収されて韓国ドラマを放送すれば韓国のプロパガンダに加担することになる。中には露骨に日本のテレビ局の放送内容にまでクレームをつけるようになれば問題だ。だからフジテレビへのデモが起きたのだ。これが完全に民間ベースで韓国ドラマが優れたものであるのならばデモが起きるはずがない。
ソフトパワーは国家イメージを高める上では有効であり、観光旅行や文化交流などでもプラスになる。日本の食文化やサブカルチャー文化は、日本への観光などで知られたものが世界に広まったものですが、ネットなどの世界的な普及で文化的な壁が低くなり、ネットの動画サイトなどで広まりやすくなってきた事も原因のひとつだろう。
ネットがもたらした日本のソフトパワーの要はアダルトビデオだと思いますが、動画サイトなどに多くが投稿されている。もちろん政府が禁止していますが海賊版のDVDで広まってしまう。アダルトビデオが産業としてあるのは日本ぐらいであり、文化レベルの差がアダルトビデオに現れるのは不思議な現象だ。村西とおる氏が書いている事も興味深いものですが、まさかアダルトビデオを政府が支援することはありえない。だからこれこそソフトパワーだ。
アダルトビデオは映画と同じく総合芸術であり、音・映像・脚本・衣装・背景・役者などあらゆる分野が揃っていなければ作る事が出来ない。だからアダルトビデオを見ればその国の文化レベルが分かるのであり、アジアには日本以外のアダルトビデオ産業が無く、欧米のアダルトビデオはあまり評価が高くないようだ。その原因としては、やはり倫理や文化などのレベルが違うからで、モラルの無いところにはエロティズムは発生しない。
レンタルビデオショップでアダルトコーナー居並んでいるものを見ても、金髪白人女優ものはほとんど見当たらず、国産ものばかり並んでいるのはなぜなのだろうか? 女子高生ものから熟女ものまでありますが、人妻ナンパ中だしとか、母子相姦などの倫理的に問題のある内容が多い。つまりそこに倫理的な葛藤やモラルとのせめぎあいがあるのであり、そこに芸術作品が生まれる。しかし欧米にはキリスト教的な倫理観はあるが、一部の信心深い人たちだけであり、多くはハードコアなものばかりで、そこにはエロティズムは無い。
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