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真夜更けの荒野の道を
僕はただ一人で歩いている
荒野を二つに分けて
道はまっすぐ先まで続いている
右手にこんもりした森が見える
見るともなしにぼんやり
森の方を見ながら歩いていた
するとそのうす黒い木立の中から
一頭の馬が飛び出してきた
馬は透きとおって青白く輝いており
僕の方にどんどん近づいてくる
道の端まできて
一瞬立ち止まったかとみるや
僕のすぐ前を颯っと飛び越えた
そのきらきらした飛越のみごとさ
その姿の息をのむほどの美しさ
僕はただ呆然と見守るばかり
と見ると青白く輝く馬は
左手の荒野の中で
忽然と姿を消してしまった
惜しみながら僕は
真正面の空を仰ぎ見る
星々が何とも知れない星座の
形をつくっている
なおも仰ぎながら歩いていると
星座のただ中に
麗しの乙女の姿が現れ輝きの顔で
僕にやさしく微笑みかける
(大場光太郎)
08年5月公開の詩ですが、今回再掲載しました。
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