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(回答先: 差別主義者は、不可視の上位の世界には、行けない。 投稿者 宇宙一いい加減な博士 日時 2011 年 6 月 30 日 20:14:46)
私は本当に心底「在日」って言葉を悪口にする人の意味がまったくわからないんです。
「俺も在日だよ。在日日本人」って言うのですが、言葉の意図する根底がまったく違うのか、通じない(笑)
私の母親は、今のソウル、当時京城(けいじょう)で生まれて、戦後初めて日本に来た、所謂引揚者です。
父親が熊本、母親が福島出身だったので、民族的には日本人なのでしょうが、なにせ生まれてから17年間いたのですから、あの風土はまさしく母親に取っては故郷なんだと思います。
生活文化は日本的だったのですが、当時の時勢で朝鮮人への差別意識はありました。
特に故郷を追われたって意識が強かったので、明洞なんて日本人が作ったのよ!って意地張っていました。
生前一度連れて行ったら、飛行機の窓に両親の写真をくっつけて「お父さん、お母さん、京城だよ!京城!」って着く前から泣き出しました。
「あの町は李王朝時代酷い土地で、日本人が開拓して発展させたのよ」って言ってましたが、それは歴史的に本当なので「そうだろうね!」って同調してました。
私自身が最初の結婚が米国人だったので、生まれた娘は米国籍と日本国籍持っています。
二回目の結婚は、日本人でしたが、子供を米国で出産したので、この子も日本国籍と米国籍です。
だからよく母に「お母さん、米国籍の出生地主義なら、お母さんは朝鮮人だよ」ってちょっとからかうと「お母さんは日本人です!」って怒っていました(勿論ふざけてですが)。
祖父は朝鮮半島の古文化に入れ込み、ハングル復興運動や古墳再認識運動もしていました。
だから私と朝鮮半島は切っても切れない因果があると思っています。
韓国、食事が旨いので好きです。
後はサウナも好きです。
取引もあるので、韓国人の友人もいます。
ただ母の住んでいた家をたずねたときに、母親を侵略者呼ばわりしたので、怒りました。
日韓併合の是非ではなく、そんなこと関係なく、あそこはまぎれもなく、母の生まれた土地で母を育んだ土地です。
「こら!俺の母ちゃんは侵略なんてしてないぞ!ここで生まれたお前と同じ市井の人間だ」と怒りました。
私は20代の殆どを海外にいたので、日本の外に出て日本を認識して、好きになりました。
でも右翼の方との話し合いはちんぷんかんぷんでした。
「まず守るべきは家族だ!」と言うので、「同感!」
「次にその家族が属する地域だ」、、、これも異論はない。
「その地域がある国、日本だ」、、、地理の勉強か?とここらから???
「だから我々日本人はこの国を守る」、、、いいんじゃない、、、
それでためしに「あの俺の子供日本人と米国人のハーフ(今はこの『半分』と言う言葉じゃなく『両方』の意味でW)ですが、知らない日本の方が、子供殺そうとしたら、俺そいつ殺しますよ」って言ったら、「なに!この非国民!」だって、大爆笑しました。
「まず守るの家族って言ったじゃん!」でした。
私が今まで出会った華僑の家族で凄かったのは、父親が台湾籍、長男が当時の香港籍(英国)、次男が米国籍、三男がタイ国籍
それでタイの法律で、会社の主要株主がタイ国籍じゃないといけないので、タイにある本社の名義はすべて高校生の三男の名前(笑)
社員を米国に連れて行った時、ホテルで「いやーエレベーターで黒人が一緒だったので、怖かったです」には驚きました。
高級ホテルでです。
「いやーあっちも変な東洋人と一緒だったから怖かったと思うぞ」ってからかったら、「なぜですか?俺日本人ですよ!」でした。
わが社員ながらあほかい!って指導しましたが、どうも納得してくれませんでした。
今インドの会社と組んでいます。
本当に尊敬できる会社です。
そうしたら、日本人の方が「私はインド人嫌いです」って言う。
でもよくよく聞いてみると、インド人と接したこともない(爆)
昔インド人の知り合いがいてとか、インド系の女性と付き合ってふられたなら、まだ説得もできるのですが、接したこともないのに「嫌い」って、、、その精神構造の方が不思議でした。
ハワイで日系人弁護士に詐欺されていた友人がいたので、米国の親友の弁護士を呼んで助けました。
でもその先輩「俺が日本人の血を信じたのが間違っていたとでも言うのか?」と言うので、「じゃあなぜ東京の家に鍵かけるんですか?」って聞いたら、答えに困っていた。
実は米国で離婚のときに、子供の親権で裁判しました。
米国には戸籍が存在しないので、子供も一市民で、しかも子供なので、保護が必要な米国市民として国の機関が動きます。
子ども自身のために、国が弁護士を付けました。
大切な一市民が、日本と言う変な国に連れさらわれたら、一大事って感じです。
米国の裁判は、私が主張の全てが終わるまで、私が自分の主張をすべて言い切ったと納得するまで、裁判官の国も相手も聞く義務があります。
それで「この子供にはまぎれもなく父親である私の国の日人の血が流れていて、日本の国籍もある。それがああなたたちの日本と言う国に対する勉強不足、つまりあなた方の無知が故にあなた方がこの子供の父親の国を恐れ、その恐れが差別を生み、この子が父親の国を恥じて生きていくことは、父親として絶対許さない。自分の子供が、他人の無知が故に犠牲になるのを許すわけにはいかない!」と論じました。
たった一人の戦いだったので、途中で思わずこみ上げて言葉が止まった時もありましたが。
次の日、裁判官自身が「お前の意見はもっともだ。私たちは間違っていた。許してほしい。」と言って来ました。
うれしかったです。
司法の良心は日本などより高いです。
私はキリスト教徒じゃありませんが、聖書の言葉で「無知は罪」と言うのがあります。
韓国で知って一番驚いたのが、「明正皇后事件(字は不明)」です。
李王朝最後の皇后を、日本人が皇居に押し入り、刀で切って、鉄砲で撃って、皇居の広場で焼いちゃったんです。
知らなかったので、驚きました。
韓国では小学生が必ず学校で学ぶ歴史的事実です。
マッカーサーが進駐して。皇居に押し入り、昭和天皇の皇后を、ナイフで切り、鉄砲で撃って、皇居で焼いたこと想像してくださいよ。
そりゃ日本人のトラウマになります。
ですから、この事件は韓国人のトラウマになっています。
気の毒に。(もっとも俺はやってませんから、誤りませんが、深く同情はしました)
でも日本では教えません。
こりゃ市井の人同士でも解り合うの難しいですよね。
反対にソウルにある独立門
殆どの韓国人が、日本から独立した時の記念碑だと信じている。
実は、日清戦争後、李王朝朝鮮が、清から独立した時の記念碑です。
それを韓国の人に言うと「うっそだ〜!」って驚きます。
教育って凄いですよね。
我々に間違った情報を与え、操作する。
お互いのなんだか解らない人たちが。
いい迷惑です。
今の日本政府の原発の発表と同じです。
「パニックになるから」って、おいおいおい馬鹿にすんな!です。
周りにもいるんです「確かにパニックは困る」(笑)
だから「お前パニックになるの?」って聞くと、「いやならない」(爆)
だろ?です。
政府の仕事は正しい情報を出すことです。
そして決めるのは、我々一人ひとりです。
そんなの当たり前じゃないですか、自分の人生なんだから。
イタリアの原発反対国民投票。
「あの日本ができないのに、我々が」って言っているニュースを見て、思わず確かに噴出しましたが、「さすがイタリア自分を知っている」なんて馬鹿な論評してる。
聞くべき彼らの言葉は、「自分たちで決める」と言う言葉です。
長くなりましたが、そう言う訳で、私の母親の頑固な朝鮮人差別意識を持っていましたが、私は母が地獄へ落ちるとは思っていません。
今頃、自分へ間違った意識を植え付けた歴史を知って、「あの子の言うとおりだったわ」って笑って、半島で同級生だった方々と霊界で笑いあっていると思います。
最後に下衆な話ですみませんが、人生で付き合った一番の美人は、モロッカンイズラエリー(モロッコの血が入っているイスラエル人)です。
本当に驚くほどきれいで、魅せられました。
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