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http://blog.kajika.net/?day=20110626
なかなか辞めねえ―――本当に菅がイラっちならば捨て台詞「この野郎!やってられねえ」と、すぐ辞めてお遍路に出る筈・・・イチ自身もイチと組んだる与野党もみなそう期待したんだろう。
新聞だって2日の内閣不信任案・民主党議員総会。炭団(たどん)のような活字で「菅辞任!」と号外まで出したがの。願望と見通しごっちゃになってのお粗末大誤報。
日頃からわが国の総理のこと、その性向。ちゃんと取材してこなかったから仰向けの唾。辞めるべきは各紙政治部長も同じだが、こっちも辞めん。菅も辞める気なんぞねえのさ。
かくして国会大幅延長となり、菅降ろしの猿芝居。最初はイチと、それに騙された谷垣・伸晃の自民党執行部。今回はフランケンシュタインら民主党執行部の蛸踊り。もう何を言っても何をやってもただただ震災の復興妨害に手を貸しているとしか国民は見ない。
それにしても今度の騒動。面妖なのは所謂政権内の身内の動き。菅をペテン師呼ばわりした鳩やイチらならまあ分かる。そうではなくして、いっしょにオザワ外しで組んできた仲間同士の逆噴射。
仙谷副長官ら・・・欲ボケ自民党のロートルと組んで大連立?いや単なる敵の言うままの造反劇。そんなのに乗っかる仙谷というオッサン。単なる六法全書の三百代言。
政治のこと、与野党の分限、永田町の来し方・生業(なりわい)。こちらは何も分かってねえド素人じゃねえのか。
守るはまずテメエの党と大将だで、そして次の総選挙のこと。以下、「大将の生首出せば勝負負けてやる」なんて敵の策謀に乗って動揺するアホばかり。そんな旗本に取り囲まれて菅もよく頑張るものよ。しかし震災後凄みが出てきた。マスコミも舐めると見誤るぞ。
菅が辞めずに粘ること、引っ繰り返して言えば与野党呉越同舟の菅降ろしの真の動機。性格が悪いとか怒鳴り散らすなどというのは方便。与野党ともズバリ菅外しの要諦は「脱原発路線への牽制」「既得利権の墨守」に尽きる。
福島原発まだ噴いているから堂々と正面から言えんだけよ。
長年にわたって構築してきた政官業の既得権益、原子力村。それにぶら下がってきた労組・マスコミも含めた癒着構造。これに手を突っ込まれるのに抵抗しているだけ。
事実、菅総理は5月のG−8サミットで新エネルギーへの転換を表明、また電力の「発送分離案」も検討の俎上。帰化人バンクとの陰謀などは堂々白日の下でやっている。
少なくともフクスマについては今月7日に初会合の「原発事故調査・検討委員会」(畑中洋太郎委員長)の結果が見えてから。
この委員会のミソは事故原因もさることながら「法律・行政・電力会社などの制度や組織の在り方が事故に及ぼした影響を検討する包括性」というところにある。
つまり原子力村の政官業の癒着を暴くのが狙いであるからして、その菅の皮算用。既得利権者らには背中に火のつくカチカチ山。「早く辞めろ、早く辞めろ」の大合唱はそれ。
自民党も参院議長殿も、「次は菅の問責決議。これで首を取る」と宣戦布告。議長は開会のベル押さないなどと、遂に禁じ手キ印戦法。右往左往は岡田や安住らの三下らで・・・菅自身は本当は腹くくっているとオラは見るがの。
6年前の事だった。小泉郵政解散の夏、雨が多かった。
郵政民営化法案が参院で否決されると解散署名拒んだ閣僚(島村宣伸農水以下)クビにしてまで、純ちゃん衆院解散の清水の舞台。バッと跳び下りたる選挙では、女刺客も繰り出して造反組を蹴散らせば、与党圧倒的な地滑り勝利。
顧みれば今の民主党。誰がやろうと次の選挙は大敗北。勝つ手はたったひとつだけ。横須賀純ちゃん見習って、イチかバチかの大勝負。脱原発のワンフレーズ解散。
先のイタリア国民投票、自民党の伸晃幹事長は「イタリア国民は集団ヒステリー」などとのたまふが、本当は結構恐いのだ。菅が小泉だったら必ずやる。これしか勝つ手はないのだから。おう、問責決議の夏の陣。
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