日本政府や日本国民は、福島原発事故の深刻さが十分に理解できていないのではないかと思う。内閣総理大臣が辞任するかどうかとか、東京電力の株価の事とか、そういうことが話題となっている。増税の事も出てきた。しかし、現状は、そんなのんきなものではない。恐ろしい事に、いまでも原発事故の詳細な報告は一切されておらず、肝心の重要な部分は、秘密にされたままである。日本のマスコミもますます原発報道をしなくなっている。ニュースの時間では、ある程度、簡単に概要を説明するが、その情報量は、日に日に小さくなっている。どうもこのまま闇に葬ろうという方針のようだ。何かもうすべてが解決したかのようである。まるで北朝鮮や中国のようだ。マスコミはまったくマスコミとしての機能を果たしていない。不気味な事に、電力会社が主に出資しているＡＣ（旧公共広告機構）は、あいかわらず、まったく同じ内容のＣＭをしつこく繰り返し放送している。まるで国民全体を洗脳しようとするかのようだ。内容は、例の「魔法の言葉」である。確かに原発推進派はこの魔法の言葉を乱用してきた。危険な原子力発電を安全であると繰り返して嘘を言い続けてきたのである。どんな嘘でも、繰り返していれば、それが真実になるというのが、独裁者アドルフヒットラーの発言だった。何度も何度も安全であるとだまされ続け、それを住民は信用してしまった。それは完全なカルト組織の洗脳術だったのである。それはまさに魔法の言葉である。原発推進汚職圧力団体組織は、多額の賄賂と買収により、仲間を増やし続け、すべて制圧したのである。しかし、原発は、安全ではないので、事故が起きるのは当然だった。事故が起きると、今度は完全に開き直り、あらゆるすべての後始末を、国民全体に押し付けることにしたのである。責任を回避し続け、すべてを風評被害のせいにし、何もしない。すべては自然災害であるとし、放射能被害についても認めず、人体に害はないとする。何が起ころうとも、何をしようとも、一切責任をとらないし、処罰もされない。そして増税を勝手にやり、電気料金も引き上げ、さらにぼろ儲けをするということだ。天下り汚職は続き、腐れ官僚や、汚職役人が甘い汁を吸い続ける。ただし、それで日本国内を丸め込んだとしても、日本以外の他国は納得しない。やがて日本はそれなりの追及を受けるだろう。日本はあまりにもだらしがないし、情けないし、どうにもこうにも腐りすぎている。あまりにも汚職が蔓延しすぎている。特に天下りの放置は、完全な病気であり、大変な支障をきたしている。これにより、日本の司法制度も信頼度が低下している。日本には正義がなく、完全に官僚主義であり、政治などは、飾りに過ぎない。今はその飾りが騒いでいるだけだ。闇で支配している悪の官僚は、まったく何の影響も受けず、完全防備の要塞の中で平然としている。こういう官僚は東大出身が多い。日本を堕落し、腐敗させているのは間違いなく東大である。そしてこの状態により、日本は本来、勝ち得ていた地位や勝利をすべて失っている。日本が正義に目覚めないと、中南米の混沌の世界のように埋没するだけだろう。日本でも個人としては世界的に優秀な人がたくさんいる。しかし、日本システムは、決して世界に通用するものではない。原発事故は官僚が引き起こしたようなものである。 　

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