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目立たないことが目立つ、独シュピーゲル誌、四月四日 のインターネット記事を見つける。
http://www.spiegel.de/spiegel/0,1518,754933,00.html
タイトルは、「目立たないことが目立つ」(日本のジャーナリズム)
さわりのみを引用してみる、
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日本のジャーナリズムは、福島の黙示(惨状)で将来、蹉跌があるのみかもしれない。
(日本のマスメディアでは)、厳しい批判、独立した調査、スキャンダルの暴露は、どちらかといえばふさわしくないもの、もしくはタブーとされている。
その理由の一つは、編集長たちが、自らを支配層の一角とみなしているからだ。
<略>
(この後、このジャーナリストが、「福島」発生後の18日目、朝日のナカムラ編集長を会社に訪問した時の印象がつづく)
発行部数八百万を誇る朝日の日常業務を統括する彼が、全然権力的に見えない、ただ疲れて、非精力的で、そして彼の周りに起っていることに混乱させられている印象を受ける。
(彼曰く)東京電力には、「想像もできないような混乱」が支配している。彼はそれを、怒っているふうでもなく、攻撃心に胸を躍らせるわけでもなく、あたかも、教室の優等生が、数学の先生が黒板で計算ミスを指摘するような気まずさで東電のことを触れる。
(東電センセー、その計算違ってますよー、って朝日生徒が指摘することか)
このジャーナリスト(中村編集長)は、東電のマネージャー同様、彼自身を徹頭徹尾日本のエリート (支配層)と、として理解している。
(後略)
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コメント、
長い記事なので、割愛しすぎたきらいがあるので二つだけ指摘したい。
この記者は、前回に紹介した南ドイツ新聞に寄稿した、ナイドハルドというジャーナリストではない、ナイドハルドは、「福島から日本の改革は生まれない」と評論していた。
この「シュピーゲル」のジャーナリスト、ワーグナーは、この「福島を契機にマスコミの蹉跌のみありうる」としている。
私は、この福島問題が日本だけにとどまるなら、ナイドハルの指摘に軍配を上げる。
マスメディアの近代民主主義社会における、第四権力としての(民主主義が履行、国民主権が確保されているか)監視機能は日本ではないということ。
いまだ、寄らしむべし、知らせるべからずということ?
Establishment を支配層、エリート、権力層として訳した。
独シュピーゲル誌、
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