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投稿者 まとおせ 日時 2011 年 4 月 03 日 14:10:32: Me4k2P.uy0AaY
 

この外国人記者は日本をよく見ている、知っている。

「南ドイツ新聞」、三月十三日の記事。
http://www.sueddeutsche.de/politik/atomstaat-japan-der-blinde-glaube-an-die-technik-1.1071520

記者は、以前見つけた二本の記事、「東電の生徒たちの記者会見ごっこ」、「福島からグラスノスト(改革)は起こらない」の執筆者でもある。

要点をかいつまむ。

タイトルは、「技術への盲信」。
日本は唯一の被爆国であるのに、原発の危険性に対する議論はいままで、まったくなかった。
戦後の技術に対する盲信は続いていた、ただし今日までだ。
原発の危険性に対する懐疑は常に、「原発は安全、議論の余地なし、以上」で怒られながらさえぎられた。

>>>略

原発後のエネルギーについては、70年代に商用化させたかったのだが、この間、2050年以前にはあり得ない、ということになっている。(不定代名詞が使われているのであいまいな文章である)
政府はまるでほかの選択肢がないかのように、原発に固守している。

この間,風力タービンの技術者たちは、いまだ日本には、風力発電の規格さえないのに不平をもらす。世界のパイオニアであった、ソラー産業はすでに追いつかれている。

>>>略

民主国家においては、メディアは第四の権力である。

日本のメディアは、その権力(権利)を行使することはしない。
(メディアは)選挙民とおなじように、権力者をほぼまったくコントロールしない。

なるほどスキャンダルを暴くことはある、たいていは金の話だが、
しかし、それは、検察がメディアに「用意してやった zuspielen」ものである。

政府や産業に深く入り込むような批判的な公論は、メディアには出てこない。

硬直化した(日本の)システムの端っこに、一定の(反対の意思表示の)努力がなされているが、(それらの努力は)、多くの日本人からまともに受入れられているとはいえない。この端っこの現象(を起こす人たち)は、よく事情を知っている原発反対論者である。

しかし、彼らのデモは極小であり、(一般人は)聞く耳を持たない。しかしながら、原子力国家においてそうであるように、警察の監視下にはいり、嫌がらせを受け、追尾されるのである。

コメント

嗤ってしまうのは、スキャンダルの暴露に関する、検察とメディアの関係をzuspielenという動詞を使っている。
この単語は、サッカーでは、アシストする選手がゴールしやすいボールをゴールゲッターに出すときつかわれるのだ。

ここまで外国の同業者に書かれて、恥ずかしくないのかねえ。

そしてこの記者は日本を真の民主国家とみていない、その視線は、われわれ国民にも向けられている。

鋭い指摘は、日本は軍事核大国ではないが、原子力国家であるとしていること、原発に異議を唱えると、公私ともども、不利益を被るということだろう、「自由民主主義」とは程遠い。

タイトルの「技術への盲信」は、「権威、肩書への盲信」としたほうが、日本人にはピンとくる。

南ドイツ新聞
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E6%96%B0%E8%81%9E
 

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コメント
 
01. 2011年4月04日 13:54:04: tBqNZ3ijRA
田原総一朗 始めは、ご用学者や原発推進者並べてひどいと思ったが、世間がオウムを批判していた時に彼が取った方法ですね。プルトニウム出現の事や東大の学者からメルトダウンの言葉を引き出していますもんね。最近は新語フルメルトダウンがでてますが。いっそ海外メディアに電事連全員並べて明日別の津波が来たらどうするか聞いてもらってほしい。

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