今現在、25歳を過ぎても正社員ではなく、パート、アルバイト、期間社員、契約社員、派遣社員等の非正規雇用労働者として働いている人は、非常に危険である。まだ30歳ぐらいまでなら、転職も可能だろう。しかし、それを過ぎると、もはや転職も困難となる。つまり、一生を非正規雇用労働者として終わることになる。それは会社にとって、都合がいい使い捨ての道具であり、必要なときだけ雇って、何かあるとすぐに解雇し、また新しい若い人を雇い入れて労働力とする。どんなに一生懸命に働いたとしても意味がない。何も残らない。せいぜい、よくがんばったねと言われる程度だ。金も残らないし、未来もない。社会保険に加入して働いている人の方が少ないので、厚生年金もない。健康保険も国民健康保険で、未加入の人もいる。いつまでも次々と転職して、生活していこうとしても無理である。何よりも採用されないし、体力も気力もしだいに低下していく。このように日本では、労働者を搾取し、低賃金で低待遇のまま永遠に据え置かれており、無理なノルマを強制し、その利益で会社は莫大な金を隠し持っている。日本企業の莫大な内部留保の金は、本来、働いてきた労働者に還元されるべきものである。それは正社員だけでなく、非正規雇用労働者に対しても、公平に分配されるべきものだ。日本国内の労働者は、徹底的に管理されてきているし、日本人の性質として、抵抗も反撃もしないが、やがてそれも限界を超えて爆発するだろう。そもそも現在進行中の少子化問題というのは、日本国民全体の無言の抗議の意思表示であり、すでに日本は人間が住める環境ではない事を意味している。今後も日本国民が、いつまでも耐え忍び、静かに自滅の道を選択するというのなら、それも一つの生き方だ。ただ、すべてがそれで終わりなのではなく、別の新しい人々が、まったく違う別の価値観で、想像もできなかったような別の生き方をするのだ。そして昔の事などはほとんど忘れ去られる。現在の無抵抗主義を貫いてきた日本人の事は、すべて過去の歴史となり、新しい時代が始まるのである。それは夢物語だと言う人もいるだろう。だがそうなる事は当然である。すべての世界が終末を迎えたとしても、また次の世界が密かに始まるのだ。それは必ずしも良い方向とは限らない。もっと悲惨かもしれない。だが、もしかしたら明るい世界かもしれない。間違いないことは、もし人間が、進化するのであれば、今やっているような経済ゲームや政治家や官僚の汚職、権力腐敗闘争、不平等な階層社会、いじめが蔓延する状態からは開放されているはずだ。そして別の問題に取り組んでいるはずである。貧困や差別は、昔からあるもので、それは変えられないとする見方も理解できるが、それをいつまでも継続できるような地球環境ではない。もうすでに協調に取り組まないと、すべてが共倒れとなる時代になっている。就職競争にしても、まったく意味のわからない理由のない儀式のようなものになっている。日本人が得意とする差別と偏見といじめの儀式だ。不当に年齢差別をし、性差別をし、学歴差別、出身校差別をする。ありとあらゆる憲法違反をしておいて、国や行政はそれを放置している。そして公務員や議員は、やあ、困ったねと言うだけだ。こんな公務員や政治家は有害である。これを放置すると、赤字国債が膨らんで、やがて破裂し、日本破滅するのだ。それがわからないのか。 　

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