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3.11以来、ほぼすべてのスポンサー企業がCM放送を自粛し、代わりに流れたのが夥しい数のACジャパンの広告。「遊ぼうって言うと遊ぼうって言う」で始まるCMは金子みすずという人の詩だという。詩としてはすぐれているのかもしれないが、災害時の心得を呼びかけるというのであれば言わんとするところがボヤけていてあまり(私の)心には伝わって来なかった。
そう感じたのは私だけではなく、大量のCM放送に対して全国の視聴者からACジャパンへ苦情が殺到したとニュースにもなったぐらいだった。
私が一番気になったのは子宮頸がんの広告で、あまりに繰り返し流されるので最後には(ああ、又か。勘弁してくれ)とうんざりした。繰り返す手法は逆効果ではないだろうか。やはり、これは地震にそぐわないという声が多かった。
「同じCMばかり流れてしつこい」というしごくまっとうな苦情の他に、「刃物を持って押しかける」という脅迫電話まであったというから国民のイライラ感も相当なものだったのだろう。抗議を受けて、ACジャパン側は4月16日付でウェブサイトに謝罪文を掲載し、CMの最後の音声部分を削除するよう異例の要請を行ったという。が、しつこいほど広告を流す事が災害時の国民を癒す効果があるとでも思ったのだろうか?ACジャパンとは大変鈍感な人達の集まりだと言わざるを得ない。
違和感を感じたのはそれだけではない。動物愛護団体が福島の被災地に置き去りにされたペットの救援に向かった映像には大変感心したが、日頃ボランティア活動に縁のなさそうなタレントさんたちが、日本は強い国、とか日本が一丸となって頑張ろうとか呼びかけたりするメッセージにうっすらとした嫌悪感を感じて共感はできなかった。
TVブロスという雑誌のコラムにも「トータス松本の日本は強い国云々に寒気を覚えた」「トータス松本のセリフには心がないように感じる」などとあった。
トータスさんの善意を疑うものではないが、被災地は私の出身地である東北地方で、被害に巻き込まれた人もいる。言われなくても気を強く持たなくてはいけないのはよくわかっている。
CS放送ではアメリカの人気ドラマの出演者達がたくさん出て来て「心を痛めております」「皆さんの事を考えています」といった心温まるメッセージを発信していて、空しい鼓舞よりよほど胸に響く。これが地上派で流れないのが残念だ。
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