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暗黒夜考〜崩壊しつつある日本を考える〜
2011年04月28日
今日は朝から気分の悪い番組を目にした。
ジャニーズの井ノ原快彦と”横浜石井の元愛人”有働由美子がキャスターを務める「あさイチ」なる番組にて、所謂「黒い雨」(放射性物質を含む雨)をして、全くのデマと断罪したのである。
オドロオドロシイ脚色がなされた映像と共に、震災にて出回っているデマを流布するチェーンメールの代表格的扱いにて、「黒い雨」=「デマ」との偏向色に満ちた放送をおこなったのである。
詳細の内容は、以下に示す同番組HPにて確認できるので時間のある方はご覧いただきたい。
『あさイチ』
「あなたはどうする?災害時の情報」
放送日 :2011年 4月27日(水)
放送時間 :午前8:15〜午前9:55(100分)
番組HP: http://www.nhk.or.jp/asaichi/
○番組内容
▽黒い雨が降る?あのデマメールどう作られた
http://www.nhk.or.jp/asaichi/2011/04/27/01.html
文字情報だけではちょっとニュアンスが伝わりにくいやも知れないが、映像をみればその偏向度合いは酷いものであった。
ただ、ゲストで出演していた室井佑月がコメントを求められ、
「デマ情報がどうかは個人レベルで判断が可能であり、そのようなメール等を受け取っても問題ない。それよりもデマと称して言いたいことが言えない状況(言論統制)になることの方が怖い。」
との至極真っ当な、いい意味でのKYコメントをしていて笑わせてもらった。
室井佑月によるこのコメントこそ、今のメディアの報道姿勢を暗に断罪するものと言えよう。
「風評被害」に関してもそうであるが、情報というものはそれを受け取る側が判断して「受け入れ」または「拒絶」するものである。
それをデマと称して、情報統制を行なうことの方が何倍も罪が重いと言ってよいであろう。
何故なら「風評被害」なるものは、「誤った情報」により拡がるのではなく、「情報不足」により拡がるからである。
判断するための情報が不足しているから、個々人が二の足を踏むのである。
賛否両論があるであろうが、情報がすべてオープン化されていれば、常識ある人間であれば、的確な判断が可能であり、大きな「風評被害」など起きないというのが個人的な見解である。
したがって、いま起きている「風評被害」をつくり出しているのは、NHKの言うチェーンメールでもなければツイッターのつぶやきでもない。
情報開示をせず情報隠蔽姿勢が一向に改まらない国家権力、としてマスゴミ自身が「風評被害」生み出している元凶なのである。
今回取り上げた「あさイチ」の例などまだかわいいものである。
以下に取り上げるNHKの「科学文化部」なる、NHKの専門記者らが展開しているブログ内容の内容が目を覆うばかりの酷さなのである。
その内容はまるで「国会答弁」かと疑うような”はぐらかし感”極まりないものである。
(転載開始)
【解説・被ばく限度は1ミリ?20ミリ?100ミリ?】
2011年04月21日 (木)
http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/600/79535.html
文科省などはおととい、福島県内で子どもたちが学校で安全に過ごすための放射線量の限度について「年間20ミリシーベルト未満」という目安を発表しました。
〜中略〜
今回、学校の安全目安について政府は「復旧期」の上限値である年間20ミリシーベルトを採用したということです。
そう聞くと、「復旧期? 緊急時ではないの?」という疑問がわきます。
事故が続く中で「復旧期」の指標を採用したのは、計画的避難区域などに指定される地域以外では、放射性物質の影響は一定程度に抑えられると判断したためと政府は説明しています。
しかしこれはあくまで今後、想定外の事が起こらなければという但し書きつきです。
これまで何度も「想定外」が起きているのですから。
今回の学校での放射線量の目安は、ICRPの「復旧期」の指標のうち、上限にあたる年間20ミリシーベルトを採用し、多くてもこれを超えないようにと設定されました。
しかし「なぜ上限の20ミリ?」または「緊急時なのか?復旧期なのか?」といった疑問に対して、政府は丁寧な説明をしているのか、指摘しなければなりません。
不安を取り除くために十分な説明をするとともに、政府には、この目安を使っている間もできる限り年間1ミリシーベルトに収まることを目指して、引き続き被ばく量を減らす努力を続けることが求められます。
(追記)〜みなさんから寄せられたご質問をもとに、補足します。
▼「緊急時」「復旧期」とはいつのこと?
ICRPでは原子力発電所の事故などで「緊急時」とは放射線を制御できていない状態です。
つまり、平常時の1mSv以下という線量限度を守りたくても守れない状況です。
「復旧期」は放射線のコントロールは取り戻したものの、その場に放射性物質が残ってしまった状況を想定しています。
▼なぜ年間20mSvを基準にとったのか?
大きな疑問。
「ICRPが20mSvという数字を挙げているからそのまま採用した」
「緊急事態と復旧期の端境期だから」
というのが政府の説明です。
その後の取材でもこれ以上の根拠が示されることはありませんでした。
科学的には、学校生活を制限した場合の損失と仮定される健康への被害を比較して、より損失が少ない方を選ぶという方法がとられます。
今回の政府の決定の背景にもこうした判断があったとみられます。
しかし、こうした方法をとる場合、どのようなリスクを比較したのかという情報を明確にする必要があります。
情報が無いと検証もできなくなってしまいます。
今の情報では十分な検証ができません。
「子どもの被ばくを出来る限り減らす」ことをより重視する社会では、それ以外の場面でのより大きな不便や損失に耐えることが出来るでしょう。
そうなれば、さらに高いレベルの対策を取る事も想定されます。
健康被害、とりわけ子どもの健康被害を出来る限りゼロに近づけたいという親や保護者の思いは当然のものです。
政府は判断の根拠をきちんと示して、対策がどうして妥当であるのかを説明する必要があります。
引き続き、様々な対策の判断の根拠を明らかにするよう求めていきます。
▼子どもの内部被ばくはどう考えているのか?
今回示された年間20ミリシーベルトという数値には、空気中に地表から舞い上がった放射性物質を吸い込むことによる「内部被ばく」の可能性が考慮されていないのでは?という疑問があります。
これに対し政府は、現状のデータから内部被ばくの量を計算したところ、被ばく全体の3.5%から0.2%に留まったため空間線量に基づいて目安を示すことにしたとしています。
つまり微量なので内部被ばくを考慮しなくても構わないという考え方です。
計算の根拠となるモニタリングのデータをもとに、常に最新の状況を注視する必要があります。
▼ICRPの基準は成人向けではないか?成長期の子どもはより厳しい基準を適用するべきではないか?
ICRPは子どもと胎児については感受性が高く、生涯のリスクは大人と比べて3倍になるとしていますが、基準に使われる放射線量(1mSv、20mSv、100mSvなど)に年齢の区別を設けていません。
これは一般的に「公衆」を年齢ごとに分けて、対策に差をつけるのが難しいというのが理由の一つだと考えられます。
ただしICRPは、絶対的なデータを示しているのではなく、各国の事情にあわせて対策をとることを求めています。
子どもへの被ばくをより少なくする観点から、さらに低い値を採用することも可能です。
なぜ20mSvを採用したのか、さらに低い値を採用しなかったのはなぜか、考え方を示す必要があります。
▼放射性物質の観測機器の高さが20mなどあまり人の歩かない高さにあるそうだが、人の高さでなくてもいいのか?
通常、文部科学省の調査は主に各地の衛生研究所などで行っています。
この際、機器が設置されている場所は建物の屋上や庭なので統一されていません。
これは問題だと思います。
やや複雑ですが、放射性物質がどれだけ降り積もったかを計るのは「定時降下物調査」というもので、これは地上でも屋上でもそれほど変化はないと見られます。
その一方で「空間放射線量」の調査では、地上に近づくと地上の放射性物質からの放射線も検出するため地表に近い方が高くなります。
なお、先日の福島県内の学校での「暫定的な目安」を決めた際の調査の際には、子どもの身長を考慮して、幼稚園・保育所・小学校では地上から50センチ、中学校では地上から1メートル地点で測定しています。
「暫定的な目安」の値の決め方については多くの問題が指摘されていますが、測定方法だけをとってみると、屋外のグラウンド、コンクリート、教室の窓側、廊下側など、これまでより詳細に行われているという印象です。
ただ本当に子どもの被ばくを減らす観点から言えば、調査で校庭に線量の高い場所が見つかったならば、土壌表面の除去などの対応をあわせて行うべきだと思います。
(藤原記者)
(転載終了)
藤原何某という記者は、説明しているようでまったく説明になっておらず、質問に答えているようでまったく中身のない回答に終始していると感じるのは小生だけであろうか?
ここで、同ブログの「読者からのコメント欄」に是非注目いただきたい。
この藤原何某よりも余程、的を射たコメントをしていると言えよう。
同コメントは以下の通り。
○内部被曝と外部被曝と言うのをしっかり考える必要が有るのでは無いでしょうか。
ご参考にしてみて下さい。
http://takedanet.com/2011/04/49_5e8b.html
投稿日時:2011年04月21日 21:57 | オオイデ
○労基法では20mSv/yr以上の環境では18歳未満の子供を働かせてはならないというものがあり、整合性を問われていました。
子供といっても幼稚園児から中学生まで発達段階はいろいろありますが、大人の基準値そのままでいいのかという疑問は残ります。
それにしても、管理地域も基準値も知らずに会見に出てくる文科省は酷すぎます。
こんな状態で非常時基準を信じろという方が無理があります。
投稿日時:2011年04月21日 21:57 | あきこ
○20ミリシーベルトまで、とされている根拠は何なんでしょう?
過去に人体実験でもして、それなら安全ということなのでしょうか。
机上の計算であって、実質的には今回の現状が人体実験になっているのではないでしょうか?
〜中略〜
あいまいな物のいい方しかしない政府はもちろんですが、このような報道の具体性のなさが、風評被害を助長しているのだと思います。
投稿日時:2011年04月21日 22:03 | とんとん
○何度読んでも、理解できません。
子供の安全がまるで数字のトリックで扱われているように感じてしまいます。
投稿日時:2011年04月21日 22:25 | junko
○最初に、「子どもたちが学校で安全に過ごすための放射線量の限度」と言いながら、解説は大人の話ばかりです。
「子ども」の限度がどうであるか?という解説はできないでしょうか?。
投稿日時:2011年04月21日 22:29 | godel
○質問
1)20ミリシーベルト/年という値に内部被曝は考慮されているのか?
2)「緊急時」であるならば、まず「避難」させる事が先決ではないか?
3)何故、事故後一ヶ月以上経過しないと発表できなかったのか?
4)学校生活以外の被曝線量は考慮されているのか?
5)プール授業は問題ないのか?
投稿日時:2011年04月21日 22:37 | 学校保健薬剤師
○外部被爆と内部被爆をうまい具合に摩り替えないで下さい。
これ以上、少子高齢化を進ませていいのでしょうか?
NHKスペシャルでチェルノブイリの特集を放送していたのですから、放射能の怖さをよく知っているはずでしょう。
今こそ放送するべきです。
公共放送を掲げるのであれば、民放には出来ないことをしてください。
投稿日時:2011年04月21日 22:54 | おひさま
○やっちゃいましたね、こういう曖昧な報道自体が風評被害を広げている事に何故気が付かない。
投稿日時:2011年04月21日 23:11 | 父
○緊急事態だからと言って、多く被曝させていいわけではない。
それに、被曝量が低いからと言って安全なわけではない事を説明すべきだと思います。
被曝量を引き上げるとそれだけ多くの人がガンになる確率が上がるという。
確率のリスクをしっかり説明すべきではないでしょうか。
投稿日時:2011年04月22日 12:35 | ミミ
○■年間被曝量の基準
●福島の児童生徒:20mSv
●放射線管理区域:20mSv(労働基準法で18歳未満が働くことを禁じている)
●原発労働者の白血病の労災認定:5mSv
●チェルノブイリ事故時の移住義務:5mSv
●事故前の国内基準:1mSv
せめて上記の数値だけでも報道してください。
インターネットで能動的に情報を集めている人しか知らない、では済まされない問題です。
みんなが知れば止められます。今からでも止められます。
日本国民の最大多数をカバーする報道機関=NHKしかできないことです。
投稿日時:2011年04月23日 01:34 | 元PTA役員
○安全という風評をこれ以上流さないで。
太平洋戦争時とは違って、国民はあらゆる方法で真実をかぎ分けています。
NHKって国民のための放送局でしょ?
東電というスポンサーにひも付きなってる民放とは違うはず。
投稿日時:2011年04月26日 13:59 | やまざき
○どうして偏ったご意見の先生方しか出てこないのでしょう?
反対側の意見、慎重な姿勢の先生方の発言の機会を与えていただきたいです。
投稿日時:2011年04月26日 15:46 | 一保護者
○5年後、10年後に子どもの甲状腺ガンが増加した場合、東電ー保安院ー安全委員会ー文科省らが責められるのは無論のことですが、NHKも確実に責められることになる、ということです。
多くの疑問の投書がありながら、政府の公式発表をそのまま報道しているだけですので。
そもそもジャーナリストの使命とは、このような疑惑に対し、それを暴き出し、民に真実を伝えることにあります。
投稿日時:2011年04月26日 18:22 | Murasakikaori
等々
ここまで心強いコメントをみると、今回は小生の出番はないようである。
これだけの方々が真っ当なコメントをしていることに安心感を覚える一方で、福島県にて普通に学校生活を送っている子どもたちの身が改めて案じられる次第である。
特に「黒い雨」をデマと断じ、”内部被曝”について一切語ろうとせず、福島県民をモルモットの如く”人体実験”することに加担する国営放送たるNHKについては、今後も本ブログにて糾弾し続けていきたい。
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