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民放は「出荷停止解除」を伝えたか
http://oshimas.iza.ne.jp/blog/entry/2233453/
2011/04/09 13:41 :大島信三のひとことメモ
昼すぎ、NHKが伝える関東地方のローカルニュースをみながら、これこそがメディア本来の役割だと、ひとり納得した。
3月21日、群馬県のホウレンソウに出荷停止が指示された。さきほどのNHKニュースは、その出荷停止が解除されたことを喜ぶ生産農家の人の明るい声を伝えていた。
NHKはさすがだと思った。出荷停止の解除をベタ記事のように義務的に伝えるのではなく、ホウレンソウ生産者の笑顔と安堵のことばをもって群馬県産ホウレンソウの安全性を視聴者に印象づけたのである。
こういう配慮があるかぎり、テレビや新聞などニュースメディアの存在感は将来も変わらない。
もっとも、これは当然の作法。
メディアは、しばしば世の中を混乱に陥れる。どこぞの野菜や魚などが暫定基準値を超えて出荷制限を指示された場合、サイレンを鳴らして叫びまわるような感じで大々的に報じていく。
警鐘乱打は、ときには必要ではあろう。
しかし、それが解除されたときのニュースの扱い方は、いかにもおざなりである。これでは、風評被害の元凶といわれても仕方あるまい。
けさの産経新聞などは、きちんと福島県一部地域の原乳、群馬県全県のホウレンソウやカキナの出荷制限が解除されたことを報じていた。各紙とも同様であろう。
では、民放各局はどうだったのだろう。
もし今回のホウレンソウなどの出荷停止解除を伝えなかったテレビ局があるとしたら、そのテレビ局は情報テレ流し、いや失礼、情報タレ流しのエンターテインメント機関であって、もはや健全な報道機関とはとてもいえない。
◇
群馬 ほうれんそうの収穫再開
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110409/k10015198671000.html
4月9日 12時48分 :NHK
基準値を超える放射性物質が検出され、出荷が制限されていた群馬県産のほうれんそうとかきなについて、8日、政府が制限を解除したことを受けて、群馬県では農家が収穫作業を再開しました。
群馬県産のほうれんそうとかきなは、国の基準値を超える放射性物質が検出されたため、先月21日から出荷制限が指示されていましたが、その後の検査で基準を下回り、安全性が確保されたとして、8日、政府は出荷制限を解除しました。これを受けて、群馬県内のJAでは、10日からほうれんそうとかきなの出荷を再開することにしていて、農家は9日から収穫作業を再開しています。このうち、太田市でほうれんそうを栽培している農家では、ほうれんそうを鎌で刈り取ったあと、重さを量って袋詰めしていました。群馬県は全国3位のほうれんそうの産地で、太田市は県内でも栽培が盛んな地域ですが、この農家では、今回の出荷制限で年間の生産量のおよそ1割のほうれんそうを廃棄したということです。農家の瀬戸隆志さんは「自分の育てたものが出荷できないというのは本当に残念でしたが、皆さんに食べてもらえるようになってほっとしています。ただ、原発事故が収まっていないので、また制限があるかも知れず、先行きは不安です」と話していました。JA全農ぐんまでは「関係機関と連携して農家への補償を進めるとともに、風評被害もあるので群馬の野菜の消費拡大に取り組んでいきたい」と話しています。
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