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マスコミに無視される反原発のデモと地熱発電 一部のマスコミで反原発のデモが画像付きで報道されたが、NHKでは全く無視されているようだ。 また、原発についてどう思うかという世論調査も一部マスコミでやられたが、その結果は現状維持が多数だった。しかし、本来原発廃止とその代替えになる地熱発電はセットで意見を聞かなければいけない。それをしなければ、多くの人は、これ以上の電力不足は大変だと目先の利害を考えて、未実現のリスクを甘く見てしまう。太陽光や風力は天気任せの発電方法であり、原子力の代替えとして常時一定量の発電ができるのは地熱しかない。 東北地方太平洋沖地震はマグニチュード9.0と言う超大型地震であり、このような超大型地震が多くの大型地震を誘発することは次のようにスマトラ島沖地震で実証されている。 2004年12月26日 スマトラ島沖地震 (2004年) 9.1 スマトラ島北西沖 更に、東北地方太平洋沖地震は1000年以上前に起こった地震の再来だとされる。それは、869年の貞観地震だ。そして、この時期、富士山の噴火や南海、東南海、東海地震の同時発生が記録されている。864年6月〜866年初頭にかけて貞観大噴火があり、青木ヶ原溶岩を形成した。887年には仁和南海地震がM 8.0〜8.5の大きさで起こり、ほぼ同時期に東南海・東海地震も発生した。 つまり、今後、5年から10年ほどで日本列島は大型地震に襲われ続けることになる。日本全国にある54機の原子炉の直下型の地震に対する耐震性はあくまでも想定でしかない。そればかりか、多くの原発ではその想定の甘さが指摘されてきている。だから、このまま原発の停止や廃止に踏み切らなかったらほぼ確実に福島第一原発での事故と同じこと、またはそれ以上のことが全国各地で起こる。 ところが、今、NHKを初めとするテレビやインターネット上で話題になっているのは今の窮状をどうやって解決するかということだけなのだ。それも、3月7日のNHKの番組「クローズアップ現代」でやった「町を失いたくない 〜福島・浪江町 原発事故の避難者たち〜」のように、福島原発での対処を本来事故には何ら責任のない地元の人々の郷土愛に基づいた使命感に頼ろうとする動きだ。この番組では、「今までの繁栄は原発のおかげだ。今原発をどうにかしないの故郷の街が無くなってしまう」と登場人物の方が話される場面がある。何もこの人たちは特別に厚遇を得ていたわけではない。それどころか、多くの場合、放射線障害というリスクを背負いながら働いてきた方たちだ。原発利権をむさぼってきた連中は他にいる。こういう連中に対する批判はしないで、事故処理を今まで犠牲になってきた方たちに押し付けようとするやり口はシステム詐欺そっくりだ。こういったやり口はアメリカの軍産複合体のものに似ている。リビアでの反政府運動に象徴されるようにきれいごとのお題目を並べて実質は富の分捕りをやっている。 しかし、今日本が直面しているリスクは国土そのものの消滅と言えるものだ。誰か他人を犠牲にして自分が儲ければいいと言うようなものではない。こんなことも分からないほど、今の日本の支配層は自分で判断ができないほど今までの利権に縛られてしまっているだ。少なくとも、一般市民へそういった状況を明らかにするべきではないだろうか?自分たちは決して一般市民のために存在しているのではないと宣言するのだ。 *6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています。<<497>>
2005年3月28日 スマトラ島沖地震 (2005年) 8.6 メダン南西沖
2007年9月12日 スマトラ島沖地震 (2007年) 8.5 ブンクル南西沖
2009年9月30日 スマトラ島沖地震 (2009年) 7.5 パダン西北西沖
2010年4月6日 スマトラ島沖地震 (2010年4月) 7.8 バニャック諸島付近
2010年5月9日 スマトラ島沖地震 (2010年5月) 7.2 バンダアチェ南南東沖
2010年10月25日 スマトラ島沖地震 (2010年10月) 7.7 パダン南沖
( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%88%E3%83%A9%E5%B3%B6%E6%B2%96%E5%9C%B0%E9%9C%87 )
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