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TBSラジオが、配信中のポッドキャスティングのうち、時事性の高いものを1週間でサーバーから削除すると発表しました。
http://www.tbsradio.jp/info.html(TBSポッドキャスト)
ここで一つ不自然なことが起きました。小島慶子キラ☆キラで、火曜日3時台の「サウンド・パティスリー」に出演している上杉隆さんのコラムだけが「1週間で削除」されるコンテンツに該当しているのです。
ご存知の方も多いと思いますが、上杉隆さんはフリージャーナリストで、官房機密費のマスコミ流入問題を筆頭に、既存のメディアに対して反論する立場が多い人物です。ネット上では「TBSに都合の悪いことばかり話すから1週間で削除するのでは」との憶測が飛び交いました。
冷静に考えれば、干そうと思うなら、こんな中途半端なことをしなくとも、番組から降板させればいいわけですし、そこまで局側と上杉さんとの関係が悪いわけではないと思います。だいたい、この番組が始まる前から、上杉さんは「アンチ既存メディア」の立ち位置にいましたしね。それが嫌なら起用しないでしょう。
ただ、不可解な点がないかといえば、うそになります。映画評論家の町山智浩さんも、プロインタビュアーの吉田豪さんも、時事性の高い問題を扱う頻度は少なくありません。「時事性が高いから」という理由だけでは「1週間で削除」する説明としては弱いと思います。
そして、こうした疑念を生んだ理由の一つに出演者の小島慶子さんが自身のツイッターアカウント(account_kkojima)でこんなツイートをして、上杉さんのコラムがポッドキャストから削除されると発表したからです。
あ、そういえばTBSさんの方針で、上杉さんのポッドキャスト、過去分は本日23時59分59秒までしか聴けません。ダウンロードしておきたい回がある方はお急ぎ下さい。
(http://twitter.com/#!/account_kkojima/status/9615646161641472)
上記の小島さんのツイートは11月30日。これに促されたのかはわかりませんが、キラ☆キラのプロデューサーがキラ☆キラのツイッターアカウント(kirakira954)で12月1日に補足していますので引用します。
プロデューサーの村沢です。みなさまいろいろとご心配をおかけいたしまして、またお手数をおかけして申し訳ございません。なぜ上杉さんのポッドキャストだけ毎週更新なのかというご質問ですが、時々刻々変化する時事ニュースを扱うコンテンツについては、常に最新の情報を聞いていただく形がふさわしいというTBSラジオの判断がございました。
(http://twitter.com/#!/kirakira954/status/9652227274706944)
この方針に基づき、各番組ごとに検討した結果、キラ☆キラとしては毎週最新のニュースについてお話いただいている上杉さんのコーナーがこれに該当すると私が判断したものです。
(http://twitter.com/#!/kirakira954/status/9652470401728512)
他の番組のコンテンツについては、各番組のご判断によるものでございます。また、過去分につきましても、情報が更新されている内容もあるため、12月1日いっぱいで削除させていただくことを決めました。
(http://twitter.com/#!/kirakira954/status/9652785041645568)
急なお知らせで皆様には大変ご不便をおかけして申し訳ございませんがなにとぞご了承いただければ幸いです。引き続き、キラ☆キラをどうぞよろしくお願いいたします。 プロデューサー村沢青子
(http://twitter.com/#!/kirakira954/status/9653065497968641)
(段落分けと、ツイートの区分が異なるのは、当ブログでの読みやすさを考慮してのもので、管理人が編集しました)
で、これを受けて小島さんがツイートをしています。
眠れなくて起き上がるなう。謝罪文、配信停止、TBSの判断で番組に何かが起きるとき、放送にもHPにもツイッターにも、一度も社員の責任者であるプロデューサーが顔を出そうとしなかったことに、深く深く失望してみる。あ、寝言言っちゃった。
(http://twitter.com/#!/account_kkojima/status/9640431465799680)
まったくもって正論です。
日垣さんのサイエンスサイトーク降板問題もそうなのですが、どうもTBSからは、テレビ・ラジオを問わず、官僚的なにおいを感じてしまいます。キラ☆キラの顔は小島さんですが、責任者はプロデューサー(おそらく村沢さんという方)です。プロデューサーが番組に出てはいけない、なんて決まりはありませんし、なぜ放送中に説明しなかったか、はなはだ疑問です。日垣さんの問題も、三条さんがツイッターで投げっぱなしに発言するのではなく、放送なり、ウェブサイトでなり正式に意見を表明すれば、泥仕合にはならなかったのではないでしょうか。
社員の方に、会社に逆らえといっているのではありません。ちゃんと説明しろと言っているのです。マスコミが、それもユーザーとの距離が近いことが売りのラジオの会社、もっと言えば聴取率がぶっちぎりでナンバー1の会社がこういう状況では、ちょっとラジオの先が暗いように思えてしまいます。
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http://radiolisten.blog.shinobi.jp/Entry/255/
記者クラブ制度を厳しく批判することでおなじみのフリージャーナリスト上杉隆さんが、レギュラー出演していたTBSラジオ「キラキラ」を降板することが3月15日、番組パーソナリティーの小島慶子さんのツイッターなどで明らかになりました。
小島さんのツイッターによると、小島さんは3月上旬に番組の三条プロデューサーから「上杉氏降板」を伝えられたといいます。理由もツイッターでつづられていて、「上杉氏のTBS批判はTBSにとっては『事実ではない内容』であるため」決断したのだそうです。
番組上でのどの発言が「事実でない内容」なのでしょうか。小島さんはツイッター上で「上杉さんの官邸機密費に関する発言に対して、平野前官房長官がTBSに申し入れをした際にTBSがとった対応について、上杉氏が批判したことを指すようです」と指摘しています。
3月15日、上杉さんはキラキラにレギュラー出演しました。テーマは福島第一原発事故と関連した、記者会見からのフリー、ネット、海外メディアの締め出しについて。詳しくはポッドキャストがありますので、聞いてください。
(キラキラの公式ツイートによると「データが古くなったり、事態が大きく変わった場合には誤解を避けるために削除する可能性があります」だそうです。お早目に聴いてください。)
上杉氏降板を受け、小島さんはツイッターで現場でのやり取りを公表しました。要約を示します。
・事実でないというなら、なぜ放送中に反論しないのかと三条プロデューサーに申し入れた
・答えは降板決定だった
・プロデューサーは疑問のすべてには答えてくれなかった
・上杉さん最終回の放送で思いをききたい
上杉さんとTBSとのゴタゴタは昨年12月1日にキラキラとしては唯一、「アップロードから1週間で削除する」対象となったころから、顕在化していました。「デイキャッチ」のような報道色の強い番組のコンテンツでも「1週間削除」の対象外となる場合があるため、不可解な「ネットからの即時削除」となり、話題を呼びました。
正直、TBSラジオは既存のメディアにあって、権力側に切り込む姿勢が見える数少ないコンテンツを作っていた印象を持っていました。今回の降板劇は、局が方針を変えたのかな、と勘繰ってしまいます。今後の番組内容次第では、「954」から周波数を変えることが多くなりそうです。
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http://www.tbsradio.jp/kirakira/2011/03/20100315.html#
福島第1原発解説B 3月15日 15:00〜(サウンドパティスリー)
●政治ジャーナリスト 上杉隆さん
まだ聴けるようです。
良いことを言っていますね。だれか、書き下ろししてくれると有り難い。
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