http://www.asyura2.com/10/hihyo11/msg/565.html
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彼は、ブッシュがアメリカの全てのメディアを統制下に置きはじめたころ、以下メッセージを残しCBSを去った。CIAから命を狙われていたとも言われている。
いまの日本には、彼に匹敵するような、ジャーナリストが見当たらないのが残念であるが・・・。
"I have decided to leave the CBS Evening News on March 9, 2005. I have been lucky and blessed over these years to have what is, to me, the best job in the world and to have it at CBS News."
http://en.wikipedia.org/wiki/Dan_Rather
ジャーナリズムの最高といえる瞬間は、ジャーナリスト達が政府と利害関係において、恐れることなく独立しているときにやってくる。自由な報道とは、自由社会に全てを託している。
いまや、メディアは自由で闊達な議論と情報を提供する場でなくなってしまった。俳優に金を払い、偽のプレスビデオを制作させたり、それを欲しがる記者を買収し、自分たちに都合の良いストーリーを制作させたりしている。ジャーナリストという名の職業人により、エンターテイメントという価値が強調され、その結果、報道の中心は、スキャンダル、でっち上げのネタ、架空の出来事、タブロイド的ニュースの垂れ流しとなってしまった。
「テレビ」という強力で一方通行の媒体をコントロールする集団があらわれたら、民主主義的な機能が損なわれる可能性がある。
本来なら「報道部門」と「ニュース部門」は、国民の利益のために報道を行ない、他の番組から援助を受けて経営されるべきだ。そして、いまは優れた訓練を受けた優秀な人材が揃っているため、ジャーナリズムの歴史の中で一番良い時代であるはずだ。
しかしいまの「ニュース部門」は、かつてないぐらい、まったく機能できない悲劇的な状況下にある。少ない記者、少ないネタ、低予算でのやりくり。取材旅行も減らされ、支局の数も減らされている。最悪なことに、記者は情報筋が出すニュースリリースをそのまま報道するようになっている。いまや「ニュース部門」は、中道で独立した判断ができなくなっている。
もし、我々のように真のジャーナリズムを考える者が、テレビで真の放送をするためには、TVメディアのクライアントとなり広告枠を買い良質の番組を報道することが必要である。
PS.
小沢一郎君、ダンラザーも指摘しているが、
君が正論を述べようと思ったら、いまの日本では自分でTV枠を買って放送するしかないようだ。悲しいががんばれ!
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