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内閣府が発表した2010年の名目国内総生産(GDP)は479兆2231億円(前年比1・8%増)だった。国際比較に用いられるドルに換算すると約5兆4700億ドルで、中国の約5兆8800億ドルを下回った。
1968年に西ドイツ(当時)を抜き、42年間も守ってきた「米国に次ぐ世界第2位」の座を中国に譲った。中国は11年も9〜10%の成長が予測されており、日本が再び追い付くのは現実的に困難だ。
バブル経済の崩壊から長い低迷が続く日本を中国が駆け足で追い抜いた。「世界の工場」として各国から投資を集め、輸出主導による経済成長を成功させた。
05年に英国を超え、07年にドイツを抜き世界第3位となった。昨年の名目GDPは米国の4割ほどだが、このまま成長を続ければ中国経済の規模は10年後に現在の2倍に達し、米国も追い抜き世界トップに躍進するとの見通しもある。
中国に10年遅れでインドも米国を抜き、中印が世界をリードするとの予測もある。新興国の勢いはすさまじく、近未来の世界経済は予想をはるかに超えた風景が広がっているかもしれない。経済のボリュームで順位争いをする時代でもなかろう。
中国企業による企業買収や不動産投資が報じられたり、沖縄でもリゾート地が投機対象になったりすると、一部で「中国脅威論」も台頭する。しかし購買力を増した人口13億人の巨大市場がお隣に出現することを、むしろチャンスとして生かしていきたい。
近年県内のリゾート地で中国人観光客が目立ってきている。那覇市おもろまちにある免税店でまとめ買いする人がいる。まだ東京の電化街・秋葉原のような高い知名度には至っていないものの、観光地沖縄を巨大市場にアピールするメリットは大きいはずだ。
道路標識や案内板、観光パンフの中国語表記、各種通訳の養成など、環境整備を急ぎたい。長引くデフレや少子高齢化で明るい展望が見えにくい日本の中で、気落ちする必要もなく、次世代に備えることで活力を見いだそうとするしたたかさが求められる。
こんな未来図はどうだろう。中国の大都市で働き、正月や盆には帰省して沖縄を満喫する。上海―沖縄の距離は福岡までとほぼ同じ、広州は東京より近い。1人当たりGDPはまだ日本の約10分の1だが、将来は沖縄で働くより生涯年収が多くなるかもしれない。生活圏が水平線を越える。
もちろん課題も多い。貿易不均衡や地球温暖化対策などの世界的な課題について、中国は「まだ開発途上国だから」という理由で国際協調に後ろ向きな姿勢も目立つ。今後は経済力に見合った責任を果たすよう国際社会の圧力は強まるだろう。
尖閣諸島で昨年起きた中国漁船衝突事件で見せた高圧的な対応など、アジア諸国は中国の膨張に不安も抱える。
紛争が双方に多大な損害を及ぼすことは論を待たない。経済、文化、科学など広範な交流で共に繁栄を目指そう。
沖縄タイムス
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-02-15_14574/
えーと沖縄タイムスの人はGDPの意味分かってこの記事書いたんですよね
中国の一般労働者の給与水準が今の5倍になったとしても、まだ沖縄より低いだろ・・・。
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