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何をどう言っても、運営の不手際は変わらない。
バイト一人で一アトラクションすべての運転を任せ、未ロック時に発進発進できない仕組みのないコースターを導入している責任はないのか。
客のせい、海外製造メーカーのせい、等々うだうだ責任転嫁。
コースター転落死 手でバー確認「客の苦情でやめた」
毎日新聞 2月6日(日)2時33分配信
東京都文京区の遊園地・東京ドームシティアトラクションズのコースター転落事故で、運営会社の社員が警視庁捜査1課の聴取に「乗客から苦情があり、安全バーを手で触って確認する作業をやめるようになった」と説明していることが分かった。下腹部をバーで押されるのを嫌がる乗客とのトラブルを避けた可能性がある。6日で事故から1週間。会社の安全管理体制が業務上過失致死容疑の捜査の焦点になっている。
【事故の様子を写真で見る】小型コースターから男性転落死
捜査1課は1日、運営会社・東京ドームを家宅捜索し、事故があった「スピニングコースター舞姫」の仕様書を押収した。ドイツから輸入したインタミン・ジャパン(杉並区)が00年3月ごろに渡した文書とみられる。捜査1課などによると、仕様書には「目視した後、不確実と映る場合は手で触って確認したり、修正を行うよう係員に指導してください」と記載されていた。
東京ドームは01年2月作成の運用マニュアルに手による確認方法は含めていなかったが、当初は口頭で必要性が引き継がれていた。だが、会社関係者は「最近になってやめた」と説明したという。
バーは乗客が手前に引き、ロックがかかる仕組み。係員が押して確認する場合、下腹部に痛みを感じた乗客から苦情が出ることがあったという。
事故では羽村市の会社員、倉野内史明さん(34)が高さ約8メートルから転落死した。バーが掛かっていなかったとみられている。倉野内さんは体重130キロ以上と大柄で、女子大生のアルバイト係員は「バーをちらっと見たら締まっているように見えた」と話しているという。
捜査1課は、係員らへの指導やマニュアルに問題があり、その背景には安全管理の意識の低さがあったとの見方を強めている。【山本太一、内橋寿明】
◇「優れた技術者だった」…倉野内さんの葬儀しめやかに
倉野内さんの葬儀が5日、東京都瑞穂町の斎場で開かれ、親族や知人ら約200人が突然の別れを惜しんだ。父親が社長を務める電気工事関連会社の課長職だったが、上司の男性(52)は「父親が興した会社を兄と2人で継いでいくはずだったのに」としのんだ。
倉野内さんは半導体の配線関係部品の見積もりから組み立て、チェックまでを担当。上司は「優れた技術者で性格は穏やかで優しかった。一つ言えば十分かる感じで非常に賢い人だった」、別の参列者も「米国出張をするなど立派な仕事をしていた」と語った。
葬儀には東京ドームの久代(くしろ)信次社長も参列。遺族側は事故の原因や安全管理体制などを説明する機会を作るよう求めたという。倉野内さんの上司は「我々もものづくりをしており、安全バーが掛からないまま動く遊具なんてありえない。乗客が異常を感じれば知らせられるように警報装置を付けるなどの手段があったはずだ」と憤った。【小泉大士】
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