http://www.asyura2.com/10/hihyo11/msg/528.html
Tweet |
政権の宣伝もうやめた エジプト国営TVキャスター辞職 2011年2月4日15時10分
http://www.asahi.com/international/update/0204/TKY201102040154.html
【カイロ=北川学、前川浩之】「政権の『プロパガンダ(宣伝)マシン』にはなりたくなかった」――。反政権デモが続くエジプトで、国営テレビの女性キャスターが3日夜、米CNNなどに電話出演し、報道統制への抗議のため辞職したと語った。一方で、外国人記者や人権活動家への嫌がらせも多発。「追放の金曜日」と名付けられた野党勢力の大規模デモを4日に控え、政府批判の広がりを抑え込む動きとみられる。
シャヒラ・アミンさんは英語放送「ナイルテレビ」のニュースキャスター。2日、ムバラク大統領派が反政権デモ隊を襲撃した現場に居合わせた。アミンさんによると、ムバラク派が最初に投石し、衝突が拡大した。それを伝えようとしたところ、「政権のイメージがゆがめられる」と局側に反対され、同夜、辞職したという。
アミンさんは「エジプトの記者たちは拘束を恐れ、真実を伝えることを恐れている。私は辞めることができて、とても自由になれたと感じる」と話した。
国営テレビは2日の襲撃について「政治、経済、社会改革を要求する人々と、治安回復を求める人々の間で衝突があった」と伝えたが、政権の関与を疑う声があることには触れていない。
一方で、外国人ジャーナリストらが襲われる事例も多発している。中東ドバイの衛星テレビ局アルアラビアによると、同局の記者とカメラマンが2日、ムバラク派のデモを取材中に取り囲まれ、暴行を受けた。同局は「私服警官の仕業」としている。同局のカイロ支局も投石され、窓ガラスが割れたという。
AFP通信によると、ほかにも衛星テレビ局アルジャジーラの記者3人が当局に拘束されたほか、米ワシントン・ポスト紙や英BBC、仏テレビ局フランス24の記者やスタッフが拘束されたり、ムバラク派にカメラを取り上げられたりした。
エジプトのスレイマン副大統領は3日夜、国営テレビのインタビューで「友好国の衛星テレビ局が若者らを駆り立てており、そうした国を非難する」と述べ、非を外国メディア側になすりつけた。
人権活動家らへの抑圧も起きている。国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)」によると、事務所があるカイロ市内のビルに3日、武装した数人の男が現れ、パソコンなどを押収。HRWの米国籍の調査員や、別の人権団体アムネスティ・インターナショナル所属の調査員2人を拘束、エジプトの人権派弁護士や人権活動家ら十数人も一緒に連行された。男の一人は軍服姿で、残りは内務省の治安機関員とみられるという。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > マスコミ・電通批評11掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。