http://www.asyura2.com/10/hihyo11/msg/505.html
Tweet |
『年間130億円の税金で運営される記者クラブ幹事社のヒウラ記者は、フリージャーナリスト白石氏の髪をワシ掴みにして「皆さん、こんなことしちゃダメですよ〜」と言った』
「フリーランスが総務省記者クラブの通告を無視して動画撮影(上)」
http://www.youtube.com/watch?v=FUBSB4YL56A&feature=related
を見ていて驚いた。
そして、心底、頭にきている。
記者クラブ会員、朝日新聞の「ひうら」という記者が行ったという行為に対してである。
昨年、記者会見後の総務省内で、あるフリージャーナリストの髪の毛をワシ掴みにして、会見中に質問したことを咎めたというのだ。
1月11日、片山善博総務大臣の記者会見での田中龍作氏の発言内容から、問題の部分を要約すると、
昨年中、総務省記者クラブは、独立系ネットメディア「OurPlanet−TV」代表の白石(草)さんに、記者会見中の質問を認めないとしていた。
しかし、白石さんは、記者会見中に質問を行った。
すると、会見が終わった後に、当時、幹事社であった朝日新聞の「ひうら」という記者が寄って来て、白石氏の頭頂部の髪をわし掴みにして激しく揺すりながら、
「皆さん、このひとの様なことしちゃダメですよ〜」と、言ったのだという。
絶句!!
まるで、さらし者のような扱いではないか。
まともな社会人が勤務中の職場で行う行為としては、もはや、常道を逸している。
ましてや、許認可を受けて運営しているはずの大新聞社の記者ともなれば、言語道断である。
記者クラブ会員は、税金によって、全国紙1社あたりにして年間数億円もの運営費を免れている。
良質な情報を提供し続けてくれているフリーのジャーナリストに対して、税金を湯水のように使って運営されている、寄生虫のような記者クラブの連中が、「出入り禁止」などとえらそうなことを言っているのを聞くのは、もはや耐えられない。
今後、フリージャーナリスト諸氏の取材活動が阻害されるようなことがあれば、一国民として、強く、抗議の声を上げていこうと思う。
社会規範にはずれ、時代に逆行するようなことを推し進める記者の氏名は、周囲に対して大いに知らせていきたい。
逆もまた、しかりである。
私は、記者クラブ会員のすべてがウジ虫共の集まりとは、決して思ってはいない。
なかに、ジャーナリスト魂を持ちながら、それを発揮することが出来ないジレンマに悩まされている会員諸氏も存在していることを確信し、彼らの本物の記事を求めている。
記者会見のオープン化は、彼らにこそ、自由を与えるのだ。
彼ら自身も、日本のジャーナリズムの置かれている状況を十分承知していることと思う。
現在の日本のような記者クラブ制度が、このまま温存される可能性は、もはや、無い。
数年後の身の置き方を、今から良く考えておくべきだろう。
田中龍作氏は、続ける。
「そういう野蛮なことをされても、我われは、粘り強く交渉してきたんです。」
●各省庁に設置された『記者室』は、記者クラブ会員が独占的に使用する。
家賃、光熱費、通信費、果ては、記者の読む新聞代までもが税金で賄われ、これは、利益供与にあたると指摘されている。
現在、官房機密費を使っての供与疑惑も持ち上がっている。
岩瀬達也氏の試算(1996年)によると、設置費用は全国(530官公庁・企業団体)で約110億7761万円。これは、全国紙1社あたり5億円の利益供与に相当。
上杉隆氏の試算では、、2009年、中央官庁だけで約13億4309万円。
2010年4月のSAPIOの岩瀬氏の調査では、使われている税金は、年間130億円ほど。
●世界の記者室の設置状況:
全ての中央省庁に、記者が常駐する『記者室』を設けている国は日本、韓国のみ。
韓国では、一旦は統廃合に向かうも、2008年、李明博大統領の就任とともに復活した。
イタリア、米国で、記者室が設置されているのは一部の省庁のみ。
イタリアでは、首相室のみに通信社の記者数名が常駐している。
米国では、国務省・国防総省・法務省に、広報部を兼ねた記者室を設置しており、記者の常駐は無い。
日本の現状:
1996年4月 - 神奈川県鎌倉市は記者室を廃止、自由登録の「広報メディアセンター」開設。
2001年5月 - 長野県は脱・記者クラブ宣言。県庁の記者室を廃止、自由に利用できるプレスセンターを開設。
2001年6月 - 東京都庁では、記者室の麻雀部屋問題を発端に、鍛冶橋・有楽記者クラブに家賃の支払いを申し入れるも、後に撤回。
参考;
THE INCIDENTS インシデンツ 正式オープン準備版
http://www.incidents.jp/news/index.php?option=com_content&view=article&id=185:2011-01-12-03-46-15&catid=1:2010-05-12-10-05-34
ついに激突! 記者クラブVSフリージャーナリスト 〜その1〜 (田中龍作ジャーナル)
http://www.asyura2.com/10/senkyo103/msg/725.html
記者クラブ:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A8%98%E8%80%85%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%96
記者室:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A8%98%E8%80%85%E5%AE%A4
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > マスコミ・電通批評11掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。