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「視聴率1%でも100万人」の嘘、口先だけならなんとでも言える罠(密室、数百件、電通子会社調査は、そもそも信用できません
http://www.asyura2.com/10/hihyo11/msg/422.html
投稿者 小沢内閣待望論 日時 2011 年 1 月 03 日 18:05:13: 4sIKljvd9SgGs
 

http://www2.odn.ne.jp/woc-swmr/kutisaki/sityou1.html
No.2:「視聴率1%でも100万人」の嘘
 よくテレビで聞く言葉だ。日本人を約1億人とした場合、その1%は100万人、という理屈はわかる。でも俺はどうも感覚的におかしい気がしていた。ほんとかよ、と。視聴率とは、誰でも知ってるだろうがビデオリサーチ社という所が調査している数字だ。何もそこの調査の信憑性にケチをつけようとかそんなつもりは毛頭無い。だがちょっと調べて考えてみたら、その数字は「1%=100万人」と単純にあてはめていい数字ではなかった、という話だ。
 メディアで使われるいわゆる「視聴率」という言葉は「世帯視聴率」である。調べているビデオリサーチ社が言うのだから間違いないだろう。リンク先はその計算方法を説明したページだが、良く見て考えてほしい。分数と百分率を理解していればおかしいというのはすぐわかると思うが、あえて説明してみよう。画像をそのまま使用すると著作権とか言われそうだから表にしてみる。わかりにくいかもしれないが、俺は絵心が皆無なので勘弁して頂きたい。
表A 世帯名 テレビ台数と視聴状態 テレビの電源 局のカウント
佐藤家 A局 A局 OFF ON A局=1
鈴木家 OFF OFF OFF ×
田中家 A局 ON A局=1
山田家 OFF OFF ×
佐々木家 B局 C局 ON B局=1 C局=1
 まず総世帯視聴率(HUT、というらしい)。3/5世帯で60%というのには何の異論もない。次に各局の視聴率。A局=2/5=40%、B局=1/5=20%、C局=1/5=20%という事らしいのだが、ここでちょっと待って欲しい。各局の視聴率を足すと40+20+20=80%で総世帯視聴率を超えてしまうのだ。このページの下のほうで「ちなみに各局の視聴率の和とHUTの関係は →40%+20%+20%≧60% これが≧になる理由は、世帯内のテレビ複数台を調査しているからです」(リンク先より引用)と説明はしているが、それは数字がおかしい理由であって、何故そういうカウントの仕方をするのか、何故一世帯につき2カウントしていいのかという説明にはなっていない。そういうカウントで表した数字に「世帯視聴率」という言葉を当てはめるのはおかしいと思うのは俺だけか。分母の要素数以上に分子の要素数がある物の比率を、百分率を示す「%」という記号を使って表示していいものなのか。
表B 世帯名 テレビ台数と視聴状態 テレビの電源 局のカウント
佐藤家 A局 B局 OFF ON A局=1 B局=1
鈴木家 A局 B局 ON A局=1 B局=1
田中家 A局 ON A局=1
山田家 A局 ON A局=1
佐々木家 A局 B局 ON A局=1 B局=1
 この表にいろいろ当てはめて考えると、どんどん「視聴率」という言葉が持つ「日本人の何%が見たのか」というイメージとかけ離れていく事がわかる。例えばテレビが一台の世帯がA局、複数台の世帯がA局とB局を見た場合(表B)。A局の視聴率100%、B局の視聴率60%で合計160%だ。え。どういう事。さらに佐藤家が3台目のテレビでC局をみるとC局の視聴率20%が加わり、合計180%という事になる。なんだこりゃ。つまり世帯内のテレビの台数が増えるほど「視聴率全体」を表す数字がどんどん大きくなっていくわけだ。めちゃくちゃな数字のトリックだ。いや、言葉のトリックと言うべきか。日本人の何%が見たのかを表すと思われている数字とはとてもじゃないが考えられない。1人が見れば1カウントされるのだから、その時間に家にいない人の存在を考えるとその格差はさらに広がるだろう。5人で1カウントの事もあるわけだから相殺される、と短絡的に批判する人もいるだろうが、そうではない。その世帯の人全てがテレビの前ににいて初めて本来の意味に近づくのだ。
 「視聴率=日本人の何%が見たのか」ではなく、業界で参考程度に使用する特殊な指数であるというのなら、「%」という記号など使うべきではないし、テレビの人も視聴率40%のサッカーのWC予選など指して「日本人10人に4人が見た!」などという使い方はするべきではないだろう。なにもこの数字を使うなとか参考にするなと言いたいのではない。1%=100万人などという嘘っぱち(ここは嘘っぱちと言わせてもらう)の数字で自分達の影響力を過剰に演出するな、と言いたいだけだ。仮にも最大のメディアと言われるテレビ局を運営するのであれば、言葉は正しく解釈し、正しく使うべきではないのか。
 テレビにCMを出してる企業はちゃんと理解してるのかこれ。
-2005/04/02-
*追記
 ビデオリサーチ社のサイトをよく見たら一応説明されていた。「ちなみに、世帯視聴率の数字をもとに「○○○万人が見た!」といったようなコメントは正しくありません」(リンク先より引用)という事らしい。しかし1世帯あたり2カウントも3カウントも数えてるのは変わらないのだから、1654万世帯の1%で16万5400世帯、と単純に計算しているのはどうかと思うが。そもそも価値観の多様化、個人主義の時代と言われる中で、「世帯」などという単位で調査した数字に信憑性があるのか疑問だ。まあそれはともかく、テレビ業界の人がわかっていて誤用しているのか知らずに誤用しているのかは知らないが、命の次に大切な物(でしょ?)に対する扱い方としては、どちらにしても見識が低いと言わざるを得ない。
-2005/04/03-
 

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コメント
 
01. hirokumm 2011年1月03日 18:57:52: jbWVGLSGI3aW6 : l5MqvMXGMI
 そんなテレビ局も完全地デジ化によってまもなくU局になる。新聞のテレビ欄も大きく様変わりすることになろう。東京キー局の番宣をでかでかと載せる理論的根拠はもはやない。

02. 2011年1月04日 07:16:34: nZIe4X8gmA
『テレビの“視聴率”と新聞の“発行部数”と両者の“ガ世論調査の数値”はバカメディア“詐術三兄弟”である。』

今時この“数値”をまともに信用してる連中は、ごく少数派だと思うんだけど?
だって、業界内部の連中ですら「もうあきまへんわ…」ってぼやいてるぐらいだから、“詐術”は最早通用しなくなってるって事でしょう。

この“詐術三兄弟”は元来がバカメディア“お手盛り・セールスプロモーションツール”に過ぎないものであって、統計確率論の上でも、データ収集目的と方法論の上でも、甚だ「客観性を欠いた非科学的なシロモノ」なのである。
私の知る限り、20年前から「“視聴率”は8掛け…“発行部数”は7掛け…“ガ世論調査”は鉛筆舐め舐め…」ってのが、業界の“眉唾相場”である。
現状では、おそらく「“視聴率”は7掛け…“発行部数”は6掛け…“ガ世論調査”は支離滅裂…」って辺りがより正確な“眉唾相場”であろう。

テレビの“世帯視聴率”に関して言えば、その客観性をまずもって疑われるべきは、<ビデオリサーチ社>の株主構成である。<電通>が約40%弱…その他は、テレビ局、新聞社、出版社、興行会社、広告スポンサー大企業といった“広告宣伝関連”の凭れあい業者で占められる“非上場会社”って、ものすごーく“ワカリヤスイ”構造になっている。

30年程前に<ニールセン社>というグローバル規模のリサーチ会社が、テレビ視聴率調査業界に参入し、10年前に撤退してしまったが、その最大の要因は「世帯視聴率数値の低さ」にあると言われている。例えば、ゴールデンタイム(夜7:00〜9:00)のセットインユース(テレビを点けている)世帯率で、<ビデオリサーチ社>の調査と10%〜20%の“差”が出てきてしまったわけ。
リサーチ会社は、メディア各社や広告スポンサーに「データを売る」ことによって
経営が成り立つわけだから、「そんな低い数値は信じたくない…」って言われちまったら、「ドウスルコトモ、アイキャンノット」だよねぇ?
また、<ニールセン社>は、私の記憶が正しければ、<電通>に批判的だった<日産>と共同で「個人視聴率調査」を試みたが、これがまた「テレビ離れ」を実証するような結果に終わって、結局はテレビ視聴率調査は「ビジネスとして成り立たない」ってことで撤退したわけです。
また、<日本テレビ社員>による視聴率調査世帯に対する“買収事件”ってのがありましたが、結局は真相解明に至らず元の木阿弥。

そういうわけで、「テレビ視聴率」なんてものは、“6賭け相場”で尚且つ“点けっぱなし〜垂れ流し〜猫が見てても1%”って思い至れば、勝手にしやがれってことですよ。


03. えびすこ 2011年7月30日 14:42:00: PmPGJC7heYCAg : fkCoX4Yej6
「1家に1台」と言う時代遅れの固定概念で計算するからおかしくなりますね。
ドラマの視聴率が1ケタであるのが多いですが、これは世代別視聴率で算出すると
「公表10%」でも、「30代前半以下では25%」と言う事もあり得ますね。
世代別視聴率を公表しないのもおかしいですね。わかりやすい実例ではアニメ番組の視聴率が5%でも、関連商品がよく売れるのは子供世代の視聴率が高いからです。
加えて今はBSやCSもあると言う多チャンネル時代なので、視聴率が相対的に下がるのは当たり前(つまり視聴者の分散現象)ですね。ただ、この現象を受けてテレビ局が地上波ドラマ数を減らすと言うのは(芸能界にとっても)「自殺行為」だと思います。それをやると長期的にみると映画界が隆盛しますが、芸能事務所が減る可能性もあります。

04. えびすこ 2011年8月23日 17:08:43: PmPGJC7heYCAg : fkCoX4Yej6
NHK教育で放送される夜間番組(趣味の園芸や外国語講座)は視聴率が低いですが、テキストの売り上げは何百万部にも上るので、NHKでは低視聴率が局の評判には影響しないですね。
テレビ業界には「視聴率の低い番組のDVDはよく売れる」と言う一見矛盾するジンクスがあります。「視聴率が低いけどよく売れる」と言うのは、リアルタイムで見ていない視聴者や、番組が放送されない地域の視聴者がいるためですね。
ところでDVDが売れない番組はあるんでしょうか?

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