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2010年01月21日
http://plaza.rakuten.co.jp/manachan2150/diary/201001210000/
テレビ不要論 [ 東京下町の暮らし ]
我が家では、テレビをつけることが、本当に少なくなりました。というか、ほとんど観なくなりました。
2年半前に、リサイクルショップで購入した、東芝REGZAの32インチ薄型テレビは、今ではほぼ、DVDのモニターと化しています。一時期、ブルーレイ対応のテレビへの買い換えを検討しましたが、結局、誰も観ないじゃん、ということでこの話はお流れに。
だって、今はインターネットで、何でも観れるんだもんね。
妻は、テレビに見向きもせず、夜遅くまでPCに釘付けです。観てるのは洋画とOprahばっかり。
4歳の娘ソフィアだって、Youtubeを使いこなして、セサミストリートからディズニーから、カーペンターズから「名古屋はええよ、やっとかめ!」まで、何でも視聴してますし。1歳目前の息子ポニーも、インターネット一辺倒。
今や、テレビで流れるコンテンツの多くが、世界中のどこかのサーバーに存在してると思われますし、U2のYoutubeコンサートが、1000万人に同時配信されたように、ネットワークインフラも、驚異的なスピードで整備されてきました。加えて日本はインターネット環境が非常に良い・・・結局、PCとインターネットあれば、テレビという受信機を経ずとも、それに勝るとも劣らないクオリティの動画が、いくらでも観れてしまうのです。
加えて、「自分の観たいものを、好きな時にリクエストする」という、オンデマンドに慣れた我々にとっては、テレビみたいに、一方的に送られてくるコンテンツを、受動的に受け取るのが、どうも退屈で、不自然に感じてしまうんですね。
観たくもない芸人やコマーシャルを見せられた日には、「俺の時間を返せ!」、みたいな感覚になってくる。
一家に一台、茶の間にテレビ・・・という、牧歌的な時代のモデルは、すでに崩壊しています。テレビのチャンネルを、兄弟で取り合い、みたいなこと、私の子供時代は散々やったけど、ソフィアの世代では、たぶん一生縁がないだろうな。
一家に一台、ワイヤレスルーター買って、2万円くらいのネットブックPCを子供たちに買い与えて、それぞれ個室で好きなものを観る・・・というのは、全然牧歌的じゃないけど、どうやら、そういう方向に時代は進んでいるらしい。
そんな状況で、これから、テレビは生き残れるのでしょうか?
これまで、テレビが独占的な地位をしめていた領域が、PC、インターネット、携帯電話にどんどん侵食される。このまま何も変わらなければ、先細りの運命しか待っていないような気がします。
これまで、広告料がガッポリ入る民放テレビ業界は、高給の花形職業だったけど、これからは、どんどん儲からなくなって、給与水準も下がっていくのかもしれません。
今後、テレビの活路があるとすれば、
・台湾みたいに、ケーブルテレビ会社が乱立して、テレビをつけたら常時100以上のチャンネルが選べるようになる(100チャンネルもあれば、誰でも、どれか好きな番組が1つはあるはず。)
・時代劇とエロ、ギャンブルに特化したメディアになる(これらは、インターネットも視聴可能ですが、PCが苦手とか、自分で選ぶのが面倒臭いとか、のんべんだらりと受動的に視聴するのを好む層が、よく観そうな番組カテゴリーと思われ)
以上、私の思いつきですが、いずれにせよ、テレビ企業の経営者は、今後のインターネットビジネス動向を見ながら、市場のなかで自分自身を適切にポジショニングしていかないと、厳しい「歴史の審判」が下るのではないでしょうか。その日は近い。
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