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1986年、講談社「フライデー」に雇われたタブロイド誌専門のジャーナリストが、一般市民である愛人につきまとい威圧行為を働いたこと怒ったビートたけしが、講談社本社ビルで報復の暴力事件を起こしたことがあった。国会やNHKの特番にとりあげられ個人のプライバシーとマスコミをめぐる騒動となったことで講談社側も一応の自粛を要求されたのだった。
今世紀にはいり、また講談社の定期雑誌が暴走をはじめる。国技である大相撲を存続の危機へ追いやった匿名告発の記事をはじめ、あらゆるエスタブリッシュメントに挑発をしかけ暴露をくりかえす大手出版社版の「噂の真相」が週刊現代であるが、その姉妹紙であるG2が12・4号で行ったのが在特会、および桜井会長への度を過ぎた独善スクープだった。
無論、ジャーナリストの役目とは読者のかわりに真相をさぐり世相を解説することにあるのは明らかであるので、ネットでは名の知れた公人である桜井氏の人物像にせまる特集企画がでてくることは不自然ではない。顔がわれているものの、名前から経歴まで全て不詳を通す桜井氏は、全て公開している瀬戸氏や西村修平氏とは違い謎のベールに包まれていたのでそれを追求した。果たして大手出版社雑誌の商売ネタとして最適かはともかく、まあやる自由自体は違憲とはいえないだろう。
問題はどこにあるのか?いうまでもなく、その取材方法の暴力性と、記者の幼稚すぎる人間性である。
G2に雇われた安田浩一が桜井氏に対して結果的におこなった暴露のポイントは次に集約される。
1.高卒である
2.母親は水商売である
3.同級生からは低評価
大の大人が商業誌に記事をのせるために必死で取材して寄稿した結果がこれである。こんなもの小学生でもできる。しかも、それらが桜井氏の言論活動への批判にはなっていないことに記者は気づいていないのである。いつ桜井氏が「自分は有名大の出身で、良家に育ち、周囲からの人望厚きカリスマだった」また「それゆえに自分の護国活動は価値がある」などと言ったのだ。彼がいままでやってきた保守言論運動とは、一市民、一労働者として国を愛し、国の未来に責任を持とう、そのためには害悪には勇気をもって立ち向かおう、という訴え以外のなにものでもない。なにかしらの特権によって盲民を導くなんてことではなかったのだ。
桜井氏からすれば、自分の暴露はともかくも、いきなり家族親族の自宅を急襲するような暴力取材をうけたことで被害意識を持ったわけだ。いままで何度、マスコミがいい加減に騒ぎたてたことで煽られた奴が暴走し、血の流れる事件が起きたかを思えば無理もない。安田浩一は自分の原稿料のことで精一杯であり、おそらく危機状況への想像力は全く持っていないだろう。残念ながら桜井氏とは違い、言論能力の無い安田は絶対に売れないし誰からのターゲットにされることもないのだから、きままに書きたい放題である。桜井氏が本当に狙われることがあっても、有名税だとせせら笑うつもりか。
とにかく在特会、桜井誠は本物の活動家であり、本物の弁士である。いかなる批判も桜井を広めるための告知手段だということで、G2には販売部数を増やしてもらいたいものだ。人の心がある限り、かならず桜井氏の演説はあなたを動かす。親の職業をかんぐるようなその卑しい目、学歴で人を貶めようとするその腐った根性をぶっとばすのが桜井節なのだ。
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