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朝日新聞の船橋洋一主筆 「西欧中心の経済秩序の急激な崩壊」
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=134705&servcode=400§code=440
11日からソウルで開かれる第5回主要20カ国(G20)首脳会議は戦場になりそうだ。為替相場と経済成長をめぐる対立のために米国と欧州連合(EU)、中国はもちろん、韓国・ブラジル・インド・南アフリカなど新興開発国が尖鋭的にぶつかり合うためだ。
朝日新聞の船橋洋一主筆はこのように話す。「西欧中心の世界経済体制と国際秩序が激烈な音を出して崩れている。二極化から一極化を経ていまは多極化あるいはどの極も空洞化する無極化に進むように急激な変化が一時に集中している。これがまさに新世界が奏でるシンフォニーだ」
船橋は131年の歴史を誇る朝日新聞の3人目の主筆だ。日本の良心だという朝日は「空けておいてでも資格のない者は主筆に座らせない」という。2007年に30年間の空白を破って船橋が主筆になった時に日本列島が沸きかえったのはそのためだ。船橋がワシントン総局長を終え日本に帰国する時、ワシントンの外交街では1カ月以上船橋の送別会が続いたという伝説のような話も出回っている。彼は日本がほぼ唯一自慢できる世界的な論説委員だ。
船橋は今年4月に勝負に出た。世界の戦略家と識者らを訪ね歩き連続インタビューを始めたのだ。「21世紀はどこへ向かっているのか」という時代的話題に対する答を探すためだ。インタビュー対象者の面々も華麗だ。世界銀行のゼーリック総裁から米国家経済会議(NEC)のサマーズ顧問、シンガポールのリー・クアンユー元首相、歴史家のトニー・ジャット氏、北京大学国際関係学院の王緝志院長ら11人だ。船橋が直接訪ねて会った。この偉業には密かに腹が立つ。韓国メディアの立場ではインタビューが容易ではない人物らであるためだ。
朝日新聞に連載され大きな反響を呼び起こし、アマゾンのキンドルを通じて英語の原文が世界の読者に伝えられた船橋のインタビューがハングル翻訳版として出版された。「軸の移動」(中央ブックス、日本版タイトル「新世界 国々の興亡」)というタイトルだ。この本で戦略家らは今後欧米の衰退と中国の浮上は避けられないと指摘する。
また、経済が混乱するほど政治と国の重要性はかえって増大すると話す。「19世紀は軍事力がパワーだったなら、21世紀は世界と最もうまく結ばれた国が最強のパワーを持つ。いまや考え方を変える時点に来ている」という米国務省政策企画局のスローター局長の主張は印象的だ。
インタビューを終えた船橋は「新世界」で生きていくための5種類の徳目を結論のように提示した。傾聴するに値する。
(1)バランス(Balance)=新興パワー国の中で洗練された均衡感覚を持て。
(2)グリーン(Green)=グリーン成長は前に新しい国家創造のエネルギーとなる。
(3)財政=借金の積もった国は競争力がない。
(4)開かれたネットワーク=女性人材を活用し、外国人労働者を受け入れ、海外の自国人材を結びつけよ。
(5)グローバル人材=国際社会で活躍する人材を育てろ。競争がなければ進歩もない。
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