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http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1011/11/news077.html
ドワンゴの決算会見で夏野取締役は、尖閣ビデオ問題と、民主党の小沢氏がテレビではなくニコ生に出演したことに言及。メディアにとって「大きな転機」と語った。
「11月、動画サイトまわりで大きな動きがあった」――11月11日、ドワンゴが開いた2010年9月期決算会見で、同社の夏野剛取締役は、「ニコニコ動画」事業の説明の前置きとして、こう切り出した。
11月初旬、尖閣諸島沖の中国漁船衝突事のビデオがYouTube投稿され、民主党の小沢一郎元代表が、テレビ出演を拒否してニコニコ生放送に出演。この2つはメディアにとって「大きな転機」と話す。
尖閣ビデオについては、「テレビ局に送られたのではなくYouTubeにアップされ、それをテレビ、新聞各メディアが報道した」。小沢元代表は「テレビだと編集されてしまうが、ニコ動は編集されず、ユーザーとインタラクティブにやりとりできる」と、ニコ生に出演したという。
小沢元代表がニコ生を選んだことについては、「40年ほど前、当時の佐藤栄作首相が『新聞はもういい、テレビにしか話さない』と言い、新聞中心だった政治報道が一気にテレビに移った」ことになぞらえ、「ネット上の動画サイトが存在感を持って浸透していってることを示した1つのトピックだ」という。
これら2つのできごとがほぼ同時に起き、「ネットのメディア化が進んでいる」と指摘。「その中でニコ動は“メディア化”に近いところにいて、補完する立場になってきた。これからのニコ動の発展において11月は、非常に大きい意味を持つと確信している」と話した
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