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「自由民主党のプロパガンダを流す街頭テレビとして始めるためと、他のアジア諸国にとっての発展のモデルとして示すため・・・」
「警察無線と自衛隊の通信回線としてのマイクロ波通信網に同意してほしい・・・」
マスコミは、「政治とカネ」、「小沢証人喚問」とうるさい訳だが、何のことはない。元々、新聞・テレビは報道機関などではなく、単なるアメリカの諜報機関の手先、間接統治のプロパガンダ機関という話だ。
早稲田大学の有馬先生が公開されたアメリカ機密文書を丹念に調べて、朝鮮人虐殺の首謀者である正力松太郎や日テレ・読売グループの正体を暴いているんだが、実際、本文を読む人も少ないと思うので、一部引用させていただきます。
因みに「ポジャクポット」は、正力が大臣になった後のコードネームです。
これを読んでも新聞・テレビが公正中立だと思いますか?
「原発・正力・CIA」(有馬哲夫)P211から
「正確にいうと、カラーテレビを購入するためのドルの割り当てが得られず、また輸出
に関わる面倒な手続きもあるので、CIAにテレビを調達してもらい、あわせて通関の
ための諸手続きにも便宜をはかってもらいたいという要請だった。それなりに律儀な正
力は、カラーテレビが日本に届き次第、円で代金を支払うと約束していた。
正力がCIAにカラーテレビをねだったときの口上がふるっている。同じ12月17
日付CIA文書では、正力がこのように要請してきたと伝えている。
1.ポジャクポットが二つ提案をしてきた。第一の提案は自由民主党のプロパガンダ
を流す街頭テレビとして始めるためと、他のアジア諸国にとっての発展のモデルと
して示すために、(日本テレビが)カラーテレビ放送をすることについての支持を
自民党から得た(から支援してほしい)というものだ。送信機その他の放送機器は
ほとんど手に入れたが受像機を買うドルの割り当てが受けられなかったといってい
る。二番目の提案は警察無線と自衛隊の通信回線としてのマイクロ波通信網に同意
してほしいということだ。
2.彼は街頭用にI〇台の大型スクリーンのカラーテレビを入手するのを手伝って欲しいと要求している。代金全額を円で後払いするといっている。
ここで正力はカラーテレビ受像機をねだる口実として自民党のプロパガンダ放送、他
のアジア諸国に発展のモデルを示すことを挙げている。いかにも自民党の大臣らしい物
言いだ。同時に、例によってマイクロ波通信網もねだっている。こちらの方の口実は警
察無線と自衛隊の通信回線として使うのだという。このときの正力は国家公安委員長を
兼ねていたから、この口実を使う資格はあっただろう。
もちろんこれらは表向きの口実で、本音は日本テレビが取り組んでいるカラーテレビ
放送の免許取得にこれらを利用したいということだ・・・」
参考リンク
一九五四年の第五福竜丸事件以降、日本では「反米」「反原子力」気運が高まっていく。そんな中、衆院議員に当選した正力松太郎・読売新聞社主とCIAは、原子力に好意的な親米世論を形成するための「工作」を開始する。原潜、読売新聞、日本テレビ、保守合同、そしてディズニー。正力とCIAの協力関係から始まった巨大メディア、政界、産業界を巡る連鎖とは----。機密文書が明らかにした衝撃の事実。
◆原発・正力・CIA - 池田信夫 blog(旧館)
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/6f6f5ff4096f9cad3de2939095645c7d
本書では原発が中心になっているが、著者の前著『日本テレビとCIA』とあわせて読むと、冷戦の中でメディアとエネルギーを最大限に政治利用した正力松太郎という怪物が、現在の日本にも大きな影響を残していることがわかる・・・
◆ぴゅあぴゅあ1949:白洲次郎とは何者だったのか (12)
http://blog.livedoor.jp/k_guncontrol/archives/50289741.html
CIAコネクションの中で日本の政治に対して、エージェントとして 動いていた姿が見え、正力の人脈が占領軍のG2(参謀第2 .... 鮎川は 満州に アメリカ資本の導入を図ろうとした男ですし、また白洲正子のお姉さんは 日本郵船の近藤廉平の息子の嫁です。 ...
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