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「検察とマスコミはこれまで一心同体だった」と自戒の産経新聞記事
<< 作成日時 : 2010/10/25 23:06
産経新聞10月25日(月)15時15分配信の記事で、郵便不正事件に関して検察に対するマスコミの今までの対処の仕方を自戒した記事が(小)の署名入りで掲載されています。
検察の危機 避けて通れぬ報道批判
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101025-00000124-san-soci
《この投書もけっして採用されることはありませんが…》と書いた51歳男性のメールを紹介したい。
《検察より許せないのがマスコミです。元主任検事の取り調べ状況などは、相変わらず検察関係者から漏れ聞こえてくる情報をそのまま報告しているにすぎないのではないですか》
村木厚子さん(54)の無罪判決(確定)が出てから、新聞各紙は郵便不正事件の報道について、検証記事を掲載した。「冷静さを失い、検察の構図に沿った報道に傾いた感は否めない」。弊紙はそう自戒している。それから1カ月もたたないうちに、最高検の構図に沿った報道を繰り返している、とのご指摘だと受け止めた。
メールはこう続く。《検察関係者が、手のひらを返したように自分たちを攻撃するマスコミの豹変(ひょうへん)ぶりに驚くのは、無理もありません。「自分たちだけがいい子になりやがって」というのが検察の本音ではないでしょうか》
検察とマスコミはこれまで一心同体だった。政治家らを逮捕する特捜部の背中を無批判に押してきたのはマスコミだ。だから、今回の報道で「検察は抜本改革せよ」などと自らを棚に上げた記事をみると、鼻白む思いもする。検察に反省を迫るなら、マスコミも変わらねばならない。
別の方からのメールにはこうある。《マスコミは今回の事件でようやく検察組織の危うさに気づいたようだが、これまでも危うさをうかがわせる事態は何度も起きていたはずです》
これも耳が痛い。ほかにいただいた報道批判も、しっかり読ませていただいています。(小)
上記引用記事からも分かるように、心あるマスコミの方も、検察からのリーク情報をそのまま流していたことを自戒されています。
「検察とマスコミはこれまで一心同体だった。政治家らを逮捕する特捜部の背中を無批判に押してきたのはマスコミだ。」とまで白状されています。
村木さんの郵便不正事件に関しては、同じようにリーク情報を手がかりとして、偶然発覚したものでこれもリークがなければ今頃村木さんは留置場の中にいたと思われます。
逮捕されている検事も、出来上がったストーリーに沿って調書、事件を作られるのは嫌だから可視化しろと言っているそうですが、ストーリーを先に作って、それにあわせて証拠を積み上げていく、合わないときは捏造する。こんな事が日常的に行われている検察の後押しをして、世論を煽っていたマスコミは、この事実をもっと分かりやすく第一面で大きく掲載するべきではないでしょうか。
検察に対する批判を書いた記事と同じ大きさの自戒反省記事を掲載するべきではないでしょうか。
世間の新聞に対する信頼度は非常に高いものがあり、新聞に掲載されている記事は全て真実であると捉えている方は大勢いらっしゃいます。
新聞が世論を引っ張っているわけですから、これが今まで検察と一心同体では、世論は検察の思うままになっていたわけです。
これを鑑みても分かるように、今回は郵便不正事件に付いてしか言及されていませんが、小沢氏の事件に関しても、不正献金や贈収賄の疑惑があるとの検察の見方・ストーリーの基にリークされた記事を、検察と一体化して掲載し、小沢氏は不正なカネにまみれた大悪人であるかのような世論を作り上げたのでしょう。
ところが結果は何らの不正行為も出てこずに、不起訴となり検察は完敗しています。
しかし一度作り上げられた世論は、あたかもそれが正当で公平な市民目線であるとのお墨付きを得て、今では作り上げたマスコミもその世論に引きずられ、小沢=悪の構図から抜け出すことなく、と言うよりも今更抜け出せなくなってしまい、冷静な世論を作り上げなくてはいけない身でありながら、煽っているような状態です。
この小沢氏の事件も、もう一度冷静に取材しなおし、検察に頼ることなく正義の報道を期待したいものです。
平均年齢でさえ何度も訂正するような、怪しげな審査会の内情も検察に脅えることなく、怯むことなく掘り返して欲しいものです。
このまま検察の意図したとおりに進んでしまうと、この国にとって大変な損失を被ってしまうかもしれません。
産経新聞の(小)さんに大いに期待したいと思います!
http://nankaitta.at.webry.info/201010/article_32.html
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