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http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/455362/
自戒込め…「マスコミも変わらねば」
配信元:2010/10/25 15:13更新
記事本文【風(8)検察の危機】
大阪地検特捜部の押収資料改竄(かいざん)・犯人隠避事件で、筆者が避けて通れないと考える問題がある。《この投書もけっして採用されることはありませんが…》と書いた51歳男性のメールを紹介したい。
《検察より許せないのがマスコミです。元主任検事の取り調べ状況などは、相変わらず検察関係者から漏れ聞こえてくる情報をそのまま報告しているにすぎないのではないですか》
村木厚子さん(54)の無罪判決(確定)が出てから、新聞各紙は郵便不正事件の報道について、検証記事を掲載した。「冷静さを失い、検察の構図に沿った報道に傾いた感は否めない」。弊紙はそう自戒している。それから1カ月もたたないうちに、最高検の構図に沿った報道を繰り返している、とのご指摘だと受け止めた。
メールはこう続く。《検察関係者が、手のひらを返したように自分たちを攻撃するマスコミの豹変(ひょうへん)ぶりに驚くのは、無理もありません。「自分たちだけがいい子になりやがって」というのが検察の本音ではないでしょうか》
筆者の個人的な意見になるが、ご容赦願いたい。
今回の事件で筆者と同僚たちは、ことあるごとに議論しながら、検証を踏まえた取材と執筆を心がけた。特に全面否認している前特捜部長と元副部長の言い分は、できるかぎり報じた。
ただ、情報を求め記事を書き続けたこの30日間、常に冷静だったかといえば、そうでなかった。捜査する側もされる側も、秘密保持を徹底する検察だ。難関を突破しようと前のめりの取材になっていたのではないか、と反省している。
検察とマスコミはこれまで一心同体だった。政治家らを逮捕する特捜部の背中を無批判に押してきたのはマスコミだ。だから、今回の報道で「検察は抜本改革せよ」などと自らを棚に上げた記事をみると正直、鼻白む思いもする。検察に反省を迫るなら、マスコミも変わらねばならない。
別の方からのメールにはこうある。《マスコミは今回の事件でようやく検察組織の危うさに気づいたようだが、これまでも危うさをうかがわせる事態は何度も起きていたはずです》
これも耳が痛い。ほかにいただいた報道批判も、しっかり読ませていただいています。(小)
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