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「小沢が辞職しなければ新聞は『負けた』ことになりはしないか」(池田香代子ブログ)-この記事は一体何が言いたいのか?
http://www.asyura2.com/10/hihyo11/msg/159.html
投稿者 JAXVN 日時 2010 年 10 月 24 日 10:22:32: fSuEJ1ZfVg3Og
 

「「小沢が辞職しなければ新聞は『負けた』ことになりはしないか」

花岡信昭サンが、日経BSに書かれた記事「新聞は小沢氏を追い込めるのか」
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20101021/249323/?P=1
がアクセス上位だというので、読んでみました。花岡サンは、同紙のプロフィールによると、元産経新聞論説副委員長で政治ジャーナリスト、「保守・革新のどちらにもぶれずに、現代政治、メディア、世相などを独自の視点で分析・解読、この国のありようをさぐる」とあります。

一読、二読、いったいなにをおっしゃりたいのか、私の頭では理解できませんでした。以前、花岡サンがテレビで話されたことをこのブログで取り上げたことがありますが「『サンケイは社員の身元を公的機関で調査』花岡信昭さんの記者クラブ観」
http://blog.livedoor.jp/ikedakayoko/archives/2010-02.html#20100226
そのときもお話がわかりにくかった。お書き物も難解ということは、よっぽど私はこの方と波長が合わないのでしょう。単純に私の理解力が不足しているという可能性も大です。ですから、以下、花岡サンのご主張をなぞってみますが、ぜひあなたの目で元記事を検証してみてください。

花岡サンは、中央5紙はこぞって政治家小沢一郎の議員辞職を求めてきた、と言います。そして、「このまま小沢氏が辞職しなければ、新聞各紙は『負けた』ことになりはしないか」と言うのです。花岡サンは、検察審査会の2度目の決議を経て強制起訴になった今、各紙は手をゆるめずにここを先途ともっとやれ、と檄を飛ばしているのかな、と思ったのは、先の文に続けて、「新聞に小沢氏を追い込むだけの力は備わっているのか」と、新聞各紙を挑発するかのような言葉が書き連ねられていたからです。

ところが、どうもそうではないらしい。「政治家からその職を奪うことができるのは唯一、有権者だけである」とか、新聞が「神に代わって断罪するがごとき態度は、いかがなものか」とかの文言も見受けられるからです。これらの部分だけを見ると、小沢さんに辞職を迫った中央5紙への批判と読めます。だったら、「新聞に小沢氏を追い込むだけの力は備わっているのか」ではなく、「新聞に小沢氏を追い込む正統性はあるのか」でないとつじつまがあわないと、私は思うのですが。

ところがところが。「神に代わって」の次の文は、「新聞の指摘を受けて小沢氏が自ら議員辞職するのであれば、新聞は重要な役割を示したことになる」です。政治家にNOをつきつけることができるのは有権者だけだ、という前言と、これは矛盾しないのでしょうか。花岡サンは、有権者の選択がすべてと言ったそのすぐあとに、「その厳粛な事実に、新聞はどこまで介入できるのか」と書いていますから、介入の余地があることを前提に、それはどの程度か、と自問しているわけで、やっぱり新聞を始めとするメディアは、時には政治家の首を取りに行くのだ、と宣言していることになります。それなら、「新聞に小沢氏を追い込むだけの力は備わっているのか」は間違いではありません。

ところがところがところが。花岡サンは、小沢さんが「辞職しない場合は、『犬の遠吠え』に近く、それは新聞の持つべき権威や信頼を損ねることにつながる」「新聞の力の欠損を自ら認めることにな」る、「新聞が、はしなくもその脆弱(ぜいじゃく)さを証明することになってしまう」と、新聞のメンツがつぶれることが心配なんだ、ということを強調しています。だから、小沢追い落としにもっとがんばれ、と檄を飛ばしているのでしょうか。あるいは、恥をかくから小沢追撃はもうやめろ、と言っているのでしょうか。ほんとにわかりません。私にはお手上げです。

今回、花岡サンが言うように、ニュアンスの濃淡はあれ、5紙がそろって政治家小沢一郎に辞職を迫っているのなら、怖い、というのが唯一の私の感想です。たしかに、検察審査会のしろうとの決定なにするものぞという小沢さんの反応、決定の中身は措くとして、私は同じしろうととして、あまり感じのいいものではありませんでした。でも、花岡サンの言うとおりなら、第四の権力とも言われるマスメディア「の雄であってほしい」新聞が、ひとりの政治家にいっせいに襲いかかっているのです。恐ろしくて、愕然とします。

メディアの役割とはいったい何か。分からなくなりそうです。たとえば「ここで政府に戦争を許してしまったら、新聞はただの紙だ、がんばれ」と言うのなら、わかる。少なくとも、私はわかってしまう。でも、ひとりの政治家を失脚させられなければ新聞の沽券(こけん)にかかわる、と言われても、ごあいさつに困ります。メディアが同じ方向を向いて徒党を組むことへの恐ろしさのほうが先に立ちます。そういうことに、花岡サンの新聞批判はまったく向いていないようです。

だいたい、ひとりの人物への評価にはばらつきがあるのが自然というものではないでしょうか。評価はまた、時の経過によってさまざまな事実が明らかになることでも変わってきます。なのに、今この時点で、ある人物を否定するために、多様な情報も観点も分析も評価もあらばこそ、中央5紙はスクラムを組み直して攻撃せよ、と檄を飛ばしているかのような記事を書く新聞出身の言論人がいる、その記事にアクセスが集まっているということに、私は空恐ろしいものを感じます。

花岡サンは記事の後半で、唐突に13年前の江藤淳さんの言葉を引用します。小沢さんにいったん中央政界から引退することを勧めるエッセイです。花岡サンは、政治の世界は厳しくて、いったん身を引けば政治家は終わりだ、と文学者江藤さんの甘さを指摘し、小沢という政治家はそんな言葉には耳を傾けない、闘争心のかたまりだ、「新聞が果たすべきは、その構造の徹底分析と評価であって、なにやら高みからものを言うような姿勢は、いかにも浮世離れしたものに見える」と、かっこよく「高みから」締めくくっています。「その構造の徹底分析と評価」なんて、ちょっと取って付けたような感が否めません。「浮世離れしたものに見える」「高みからものを言うような姿勢」とは何か、私にはよく分かりませんでした。「小沢辞めろ」コールのことでしょうか。うー、ほんとに分かりません。

どうか、この花岡サンという方が新聞業界の変わり者でありますように。ほかのすべての新聞人は、もしかしたら、いろいろ防戦は張ってはいるものの、結局は、小沢潰しはあとひと息だと各紙にはっぱをかけることが眼目かと、少なくとも私には読めてしまうこの記事に、頭を抱えているのでありますように。」
 

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コメント
 
01. 2010年10月24日 11:37:58: wNRuGIK4t2
大抵の評論家は、小沢さんの強制起訴の中身を知っていて批判しているのでしょう。どこかからの指示で... 
もし知らないで批判しているとしたら評論家ではなく、とこや談義に出てくる場末の親父と同じです。小学生でも5分も説明すれば分かること。マスコミに登場してえらそうに言う資格はないと思います。

02. 2010年10月24日 12:00:28: LRkIGYPJRw
デマ書いてヒトを社会的に抹殺することが
新聞の役割なわけだ。
恐ろしいね、新聞って。

03. JAXVN 2010年10月24日 12:12:52: fSuEJ1ZfVg3Og : qYZrxnLlb2
申し訳ありません。URLを忘れました。
↓です。
http://blog.livedoor.jp/ikedakayoko/archives/51490526.html

04. 2010年10月24日 23:28:21: ZxigmR1pCE
花岡サンって人はかなりの粘着性質の方なのですね。小沢さんに何か個人的な恨みでもあるのですか?あるにしてもないにしてもしつこく敵意をむき出しにする態度は病的です。どこかに精神的疾患があるのでしょうね。このような精神的に障害がある場合は精神病院において入院治療の必要です。精神分裂病(パラノイア)。

05. 2010年10月25日 10:47:52: Nm0I6ZWtzA
元産経記者の山際澄夫というオッサンも、アンチ小沢のような

人みたいで有名らしい。

新聞記者にもいろいろいるが、

途中退社する人が多いのには、理由があるのでしょうか。

メーカ系の会社ですとコツコツと定年まで勤めるのが

美徳なんですがね。


06. 2010年10月25日 13:17:06: 1FKwK7MYaw
「政治とカネ」って掛け声ばかりで、西松建設の問題も
土地取得の問題もサッパリ解明している新聞がありません。

「なんみょうほうれんげきょう」ってお題目を唱えていると
何がしかのご利益があるという宗教と同じですね。


07. 2010年10月25日 16:15:33: caZikWRvVs
マスコミは、小沢氏の疑惑とされる件


詳細を知らずに騒いでるとしたら大問題!!

詳細を知って騒いでるなら、これはもう確信犯
大問題!!


08. 2010年10月25日 18:03:17: AQANwtPk5Y
こういう人の文章が人気があるとしたら、冗談抜きで日本を逃げ出したくなりました。

09. 2010年10月25日 22:16:33: 4nJS9GeJcY
要は、日本が良くなる事や国民生活の向上よりも、新聞、マスコミの利権の方が大事だという人間だろう。

元産経で今も記事を書いてるという事は、売国側に所属する人間だよ。


10. 2010年10月25日 23:27:01: durZgtbGVs
パチンコ(パーラー)をやった人なら分かるでしょうが、人間の頭を潰す方法は刺激です。パチンコの場合は、その刺激に『欲』と遊びがはいってきます。遊び(かかりそうだ・かかるぞ)が『欲』に変った瞬間、頭は完全に真っ白になりオケラとなって寒空を仰ぐことになります。もう、やめようと何度も呟きながら・・・また、刺激を求めて・・トホホ

花岡氏の当記事もそれと同じような体裁を持っているようです。
簡単に言えば、言葉の刺激で読者の頭を潰しに掛かっているようです。
投稿者の頭は潰れないので違和感を覚えるのでしょうが、知的な遊びを興じている花岡氏の読者は、彼の刺激的な言葉に興奮を覚えるのでしょう。

興奮はマインドコントロールの入り口とでも言いますか、繰り返される配列不順な有意味・無意味な言葉の羅列は特殊な感覚を導いてきます。
たまらない出会いの瞬間です。
味わい深い自己欲求満喫剤、制御不能興奮剤、知的低空飛行的安定感。
どれもこれも言い知れぬ喜びとなって特殊開放感を憶えることが出来ます。
いいこと尽くめで、酔いしれて潰されていきます。

彼の言質に知的空間を見つけて反応することになり、偏狭な路地裏に迷い込み、結果的に思考をとめているにも拘らず、大思想家への自己変貌を感じてしまっていくのです。これが潰されていく過程です。


11. 2010年10月26日 04:01:00: L7YE8LVuQM
私の花岡記事の解釈はこうです。

新聞5紙よ。小沢氏が国会議員でなくなる道として次の二つしかない。
1、本人が「新聞が言うから」という理由でいたたまれなくなり、やめる。
2、選挙で有権者が落選させる。

1はありえない。小沢氏は政治家としての権力意志を持ち続けているからである。
かつて文学者江藤氏は「故郷に引っ込め」と文学的な美学で呼びかけたが、江藤氏とちがって、小沢氏は文学者ではないので、文学的に美しいほうを選ぶことはない。

2これも可能性はほとんどない。

したがって、小沢氏は議員であり続けるであろう。新聞五紙は可能性の小さいことを訴え続けても信頼性がなくなるだけである。だからいい加減そんな呼びかけをやめたらどうだ。負け犬の遠吠えになるだけだぞ。

こういう趣旨の記事を、人気のある記事とする一般読者のセンスは、私から見ればまともと言えます。


12. 2010年10月26日 21:03:40: tEEfWPt7Jc
郵政民営化の国民資産の叩き売りの件はどうなっているのか。ものごとの重要性の観点から‘小沢の政治と金の問題‘よりはるかに問題としてに大きいだろう。桁がはるかに違う。マスコミは社会の価値感から大幅に乖離、アホカか。

13. 2010年10月26日 21:11:48: tEEfWPt7Jc
12に追記:検察はなにをやっているのか。国民、国家、人々のために何もやっていない。解散しろ。

14. 2010年10月26日 22:42:10: GxhhRSEBuY
悪魔の道具でしかないマスコミに真実を求めても無駄なこと。
いろいろな詭弁を弄する役者が次から次へと登場しては消えてゆく・・
悪魔のささやきを代弁しているに過ぎない操り人形たち。
しかし、真理を愛する者たちを騙すことはできないのだ。

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