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宋 文洲 氏のTwitterより
http://twitter.com/sohbunshu
ああ、腹立った。某TVのTEL取材を受けた。「ノーベル平和賞の報道を遮断した中国をどう思うか」と
答え:共産党はTVや新聞を検閲し、気に入らない報道やニュースを遮断するものだ。それが社会主義だ。「文部省」と同格の「宣伝省」という政府機関が昔から有って正々堂々、TVや新聞の報道を管理している。
TV:中国政府は何が怖いのでしょうか
答え:怖いと言うよりも、昔からのやり方で気に入らないことを報道させないから。
TV:なぜ怖いか、なぜ報道しないんですか。
答え:そんなに誘導したいなら逆にききたい。あなた方はなぜ渋谷の2500人のデモを報道しない?誰が怖いの。
TV:・・・・・・
共産党は「人民を誘導する」と宣言してその通りしているだけ。日本のマスコミは自由と標榜しながら自分達の思う通りのシナリオに報道する。
昔、共産党は「人民を教育する」までを言っていたが、さすが腐敗がどんどん進んだ今、そこまでずうずうしく言えなくなった。
しかし、某TVは自分のことを棚に上げながら、よくもジャーナリズムのような顔して「なぜ報道しないか」と聞けたもの。
実は以前、この局のコメンテーターをやっていた。嘘の報道がばれて社長が謝ったが、私が番組に出た時、「触れないで欲しい」と言われた。
他人のことなら思い込む通りに報道するくせに、自分の不都合になると共産党のようなことをする。しかも自由を標榜して。
幸いにして生番組なので、腹立った私が勇気を出して触れてやった(内容は忘れたが)。あれからもう番組に呼ばれなくなった。老害のトップから「出入り禁止」と言われたのは、後で知った。
TV側の意思を無視して自分の意志で語ることは、二度と呼ばれないつもり、マスコミから排除されるつもりでないとやってはいけないことだ。これがなぜ皆本音を言わない理由だ。
皆さんの国は中国なんかより遥かに言論自由であることはいうまでもない。日本人よりも中国人がよほどそう考えている。しかし、日本のマスコミの裏を知っている自分は正直言わざるを得ない。
TVや新聞においては、どこの国も言論自由はない。権力と勢力を持っている利益集団がそれをコントロールしている。
逆に市民同士においては、どこの国も皆好きなことを言っている。北朝鮮の人々だってドアを閉めれば好きなことを言っている。
日本に来た25年前、まだ反骨精神を持つジャーナリストがたくさん居た。しかし、今は殆ど大人しいサラリーマン。首になったらどこにもいけない。小心のうえ、世間知らず、内弁慶、人生の苦労を知らない、外国に無関心だし、個人として現地生活したことがない。
しかし、これらのことをちっとも恥に思わず、逆に自分の思い込みと無知を番組や記事に刷り込む。世の中に影響を与えているのを楽しみ、国を変えるとさえ豪語する。
私は主義や体制に安住する奴が嫌いだ。会社の制度にあぐらをかき、努力と思考を放棄し、他人のあら探しに夢中の連中と一緒だ。
しかし、使命感をもってマスコミで勤めている友人も多く居る。全員が退化しているわけではない。私の「誹謗」をみて心を痛むなら謝る。きっとマスコミに身をおきながら「よく言ってくれた」と思う友人も多いだろう。
私は澁谷のデモを報道してほしいのは、その事実を知ったうえ、日本人が考えてほしい。「合流したいな」と思ってもいいし、「なんだ中国と同じじゃないか」と思うのもいい。今の日本人の平均力を信じたい。
「日中関係がもっと悪くなるのでは」とか、「報道するとデモが拡大して社会が混乱するじゃないか」とか、「恥さらししたくない」とか、と考えて(あるいは指導されて)黙殺を通すのは共産党とまったく同じだ。
だったら報道自由を標榜しないで「日本人民を誘導し、教育したい」と明言してくれればよほど誠実であり、分かり易い。そうすると日本人がもっと自国以外のメディアに情報源を求める。
一連のツイッターは某TV局の「誘導尋問」(取材ではなく)に誘発されたが、別に誰かに影響を与えたいつもりはまったくない。ツイッターがいいのは自分に言い聞かせる言葉が、仲間と分かち合えることだね。嫌な気分になった方に申し訳ないのですが、お互いのために二度と来ないでください。
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