http://www.asyura2.com/10/hasan70/msg/871.html
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日本の企業や自治体もバラバラに参戦するのではなく、
強力な経営者がM&Aで一つの組織に統合して戦わなければ到底、3大メジャーに勝ち目はない。
結局、単発の調達には高い技術力で入れるかもしれないが、下請けとして技術を安く買い叩かれるだけで、長期的なプレイヤーとしては生き残れないだろう
http://blogs.dion.ne.jp/03capricius04/archives/9977996.html
中国の水需要は高まる一方、今後10年で50兆円が投入されると言います。と言うのも、水不足と水質悪化の問題が深刻で、政府は法改正や、巨額な政府投資、水市場の外資・民間への開放で対応しているのが現状です。そんなわけで中国市場に世界の企業が続々参入してきています。いまや中国は21世紀の水ビジネスの主導権を争う戦場と化しているのです。すでに世界の水メジャー2社は中国の水ビジネスに各1兆円前後投資しているほか、大手・中堅もそれぞれの得意分野で攻勢を強めているのです。中国系企業も着実に事業を拡大し、国内上場の水関連企業は約10社を数えるほどになって来ています。今後は工業化と都市化の進展を背景に、水ビジネスの中でも汚水処理事業が最も有望な分野と見られているのです。
こうした中、大阪の中小企業は汚泥処理技術や浄化膜技術などを持つ他企業と4社連合を組み、上下水道施設を丸ごと受注しようと、中国政府高官との直接交渉に乗り出した。さらに、ビジネスとは縁のなかった地方自治体までが、長年蓄積してきた上下水道管理の技術とノウハウを武器に、中国に打って出ようと動き始めています。しかし今まで日本企業と言うと決断が遅いと言われ嫌われていたのですが、今回はそんな悠長なことをしていると水メジャー以外の米GE(ゼネラル・エレクトリック)や独シーメンスに取られてしまうと、各民間企業の社長がじきじき集まって交渉に臨み、2週間で中国企業との合弁会社を作ることを決めました。日本企業が外国勢に後れを取っている理由にまず決断の遅いのと、技術を中国に取られてしまうと言う心配があること、一括水処理のノウハウが乏しいことです。ただ個別の技術には高いものがあるだけに専門家は技術と言うのはいずれ取られてしまうものだから、中国より先を行く努力することのほうが大切だと言っています。
中国経済の高成長、人口増、都市化、工業化の進展などにより、工業用水と生活用水に対する水需要は急速に増大しています。2007年の年間用水量は5,819億m3 で、そのうち農業用水は全体の61.9%を占める3,600億m3、工業用水は24.1%の1,403億m3、生活用水は12.2%の710億m3となっているそうです。しかし工業化の進展とともに、農業用水のシェアが年々低下しているのに対し、工業用水と生活用水が急増しています。また、一人当たり用水量は03年以降、増加の一途をたどっており、07年に442m3に達しました。今後、都市部での給水能力の一層の向上が必要なだけなく、農村部においてもインフラ整備に伴う水道の普及や、安全な飲用水の提供の必要性から給水設備の需要が増大すると予測しています。
一方、中国の水資源は不十分で、中国の水資源総量は2兆5255億m3と世界第4位ですが、一人当たり水資源量は1,916m3と、世界平均の4分の1程度に過ぎません。また、地域的偏在も著しく、中国の水資源は南部と東部に集中しており、北部と西部は少ないのです。例えば首都北京は世界でみても水不足が深刻な大都市で、07年の一人当たり水資源量は148m3と、全国平均の7%しかありません。さらに、環境汚染などにより、水質の悪化が深刻です。09年2月の「全国水資源工作会議」での発表によると、全国で水の不足量は400億m3に達し、約3分の2の都市が異なる程度の水不足に見舞われ、農村部では安全な飲み水にアクセスできない人口が2億人、量的不足と水質の安全性に脅かされている都市人口が約1億人にのぼると言われています。また、水の使用効率も悪く、単位GDP当たりの用水量は日本の10倍にも達すると言われているのです。
すでに世界の水メジャー3社―ヴェオリア、スエズ、テムズウォーターのほか、大手や中堅企業も中国の水市場で攻勢を強めており、水メジャーはすでに160年の歴史があります。主に給水と汚水処理事業に参入しています。それに現地のトップと張り付いているので今のシェアがあるわけで、08年においては、北京、上海、天津など約20の主要都市で50以上の給水プロジェクトを実施しており、給水能力は2,000万m3で全国の給水能力の8%を占めています。水メジャーの中でも、ヴェオリア社は主要都市で25の給水プロジェクトをもち、投資総額は約1兆円に達し、各プロジェクトでの同社の持ち分は50%前後と言われる。スエズ社は、総投資額約9千億円で、十数都市で22社の合弁会社を設立しているそうです。テムズウォーター社も上海市の6,800万ドルの水処理契約を獲得したようです。というように水メジャーで上下水道を2社で2兆円手がけているほどです。
今の中国は水不足に直面しており、農村が消えていて3億人が汚染された水を飲んでいると言われています。そこで日本としては都市部よりも農村に目をつけています。農村部には6000億トンあるし、都市に比べインフラの規模が小さい分10分の一で開発できるためわずか1年で10件の案件を獲得したと言います。ここで信用を高め省の評判を高めることができれば、日本のビジネスの展開が期待できます。そして中国市場での足場を築いていこうとしています。さらに自治体も水ビジネスの進出を狙っています。特に汚泥処理技術に優れている岐阜市は中国から視察団が来ており、汚泥からリンを取り出す技術に優れているのです。そして肥料としてリンカルシウムを売っていて、その残り糟すら肥料にしているほどだそうです。しかし中国では汚泥処理に困っており燃やすように指導していても、実際には汚泥を埋めており土壌汚染の原因にもなっているそうです。
日本の自体も中国に出る理由があるのです。それは高度成長時代に埋めた配管が寿命で変えかえの時期に来ているからです。年間10億円もの金が必要になるため、この汚泥処理技術でその資金を捻出しようとしているのです。つまり日本のインフラの整備する時期に来ていて莫大な費用がかかるのです。それに日本の漏水技術は平均7%で東京都は3,1%でこれがいかに凄いかと言うと、ロンドンでは漏水率は40〜50%もあるのですから、いかに日本の技術が優れているかという1つの実例です。21世紀は水の時代だと言われています。水がただのようなものと思っている日本は実際には多くの水を輸入していることを忘れないでほしいですね。
http://lasik-sss.seesaa.net/article/184770291.html
深刻な水資源汚染 - 中国
【福州/中国 23日 AFP】中国では急速な経済成長と人口増加により、許容できない悪影響を中国の水資源に及ぼしている。政府の報告によると、国内の河川と湖の70%以上が汚染され、各都市の地下水は90%が汚染されているという。写真は20日、中国南東部福建省(Fujian province)、福州(Fuzhou)南部の郊外で、地元の村人が見守る中、汚染された川から回収した死んだ魚を見せる男性。(c)AFP
中国では急速な経済成長と人口増加により、許容できない悪影響を中国の水資源に及ぼしている。
政府の報告によると、国内の河川と湖の70%以上が汚染され、各都市の地下水は90%が汚染されているという。
環境汚染!!
かつて、経済成長まっしぐらだった日本列島を覆っていたのが、「環境汚染」。
すなわち、「公害(こうがい)」であり、さらには、大気汚染であり、環境汚染であったわけです。
日本は、公害による深刻な風土病が巻き起こしながら、光化学スモッグの下、日本ではどうにか、「公害」を克服してきました。
しかし、間もなく深刻な環境汚染により、ニッチもサッチも立ち行かなくなる地域があります。
それが、中国です。
北京オリンピックの際にテレビなどで映った中国の大気汚染・・・。
そして、地下水などは工業用水のくみ上げすぎて汚染が進行。
大河はすでに汚染が深刻な状態。
最近、増える一方の中国人観光客の多くがびっくりしていることと言えば、日本では、「水道水が飲める」ということです。
中国では、ホテルですら、水道水は、一度沸かしてから飲むような指示があったりするわけです。
それだけ、日本の「水処理技術」は進んでいる、ともいえるわけですが。
そんな中国の「水ビジネス」。
クローズアップ現代(NHk)http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/index.cgi
中国 水ビジネスを狙え・50兆円市場争奪戦・2011年2月8日
今や中国は21世紀の水ビジネスの主導権を争う戦場と化している。
こうした中、大阪の中小企業は汚泥処理技術や浄化膜技術などを持つ他企業と4社連合を組み、上下水道施設を丸ごと受注しようと、中国政府高官との直接交渉に乗り出した。
特に、汚水を浄化する「浄化膜」の技術は、日本は世界一です。
さらに、ビジネスとは縁のなかった地方自治体までが、長年蓄積してきた上下水道管理の技術とノウハウを武器に、中国に打って出ようと動き始めた。
「公害対策」と直結している「水ビジネス」。
日本の主軸輸出産業と目される水ビジネスの現場を中国で、取材。
最近、中国の富裕層が、日本の水源地を買い漁っていますが、そこから、湧水を大量に抽出して「ミネラル・ウォーター」として中国国内で販売しようという目論見・・・。
中国の水質汚染は、深刻なわけです。
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