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(回答先: 書評『あなたはお金のしくみにこうして騙されている』天野統康(徳間書店) PJニュース 投稿者 ますらお 日時 2011 年 2 月 06 日 00:29:52)
>あなたはお金のしくみにこうして騙されている
と、我々は近代経済学の側からも騙されてるかも…
兌換制下:中央銀行への預け金=金請求権・金債務←ココが重要
不換制下:中央銀行への預け金=中央銀行券請求権・中央銀行券支払い約束←ココが重要
不換制下では中央銀行券自体が法貨としての最終支払い手段だから、
中央銀行にとっての債務という形態では実質なくなるんじゃないのかな。
この著者もそうだけど、近代経済学からの解釈って本当に正しいのか疑問です。
(マルクス経済やその他経済学派が正しいとも思えないけど)
例えば、現代の経済における教科書的解釈自体、一見正しいように見えるけど、
本当にそうなんですかね↓
「物価は商品と通貨との交換比率だから、
紙幣数量が増加すればインフレ、減少すればデフレになる。
今はデフレだから、唯一紙幣を発行できる中央銀行の裁量で、
商品数量の増加量より紙幣数量の増加量を過大にすればいい。」
(さらには、「中央銀行が役不足なら政府が直接、紙幣を刷ればいい。」と言い出す人までいる)
こういうのは単に紙幣の度量標準を変更したにとどまるだけで、
インフレやデフレの根本をこのような貨幣数量説的理解の上で治癒できるとは到底思えないです。
(せいぜい資産バブル)
まあ、中央銀行券を膨張したり、政府紙幣をどんどん発行する政策をやるというなら、
紙幣を価値保存手段とするのはやめて、金(ゴールド)を価値保存手段にしますよ。
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