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【2011年1月28日(金)朝刊】 室蘭民報
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2011/01/28/20110128m_03.html
原油相場の価格高騰と全国的な寒波の影響で、今冬は灯油価格の上昇が止まらない。「道内価格のプライスリーダー」ともなっている生活協同組合コープさっぽろ(本部札幌市)では、30日給油分から1リットル当たり一律3円の値上げを発表した。室蘭市内の灯油販売業者も、卸値上昇を受け値上げに踏み切っている。度重なる灯油価格上昇は市民生活にじわりと影響を与えている。
コープさっぽろは25日から灯油の定期配達価格について、1月30日給油分から1リットル当たり一律3円を値上げした。これを受け、室蘭や苫小牧両市では、現行の1リットル当たり84円から87円に値上げされる。価格の上昇は、昨年11月2週から11週連続となる。
室蘭消費者協会によると、室蘭市内9業者における今年1月初旬の灯油小売価格(消費税込み)は、高値85円〜安値75円で、平均価格79・84円。昨年11月初旬の価格(高値76円〜安値71円、平均74・50円)と比較すると、わずか2カ月の間で、平均価格が5・34円も値上がりした格好だ。
価格上昇が続く時勢に「さらに価格が上昇している。年金生活者の中には、ストーブを微少にしたり、睡眠時にはストーブを消すなど、早くも生活への影響が出ている」(山本孝子会長)。室蘭でも、高齢者を中心に家計への影響を懸念している。
現在は、世界的な金融危機となったリーマン・ショックの影響を受けた「平成20年10月以来の価格水準」(コープさっぽろ)。今後も「寒波の影響で、先物・スポット相場では、灯油はガソリンよりも高い独歩高になっている」と、当面は価格上昇が続きそうな様相だ。
同協会では、野菜も高値が続いている状況から「灯油の値上がりが続くと、生活弱者への影響は、さらに多大だ」とし、石油元売り各社に対する行政からの値上げ抑制指導の必要性も訴えている。
(松岡秀宜)
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