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火山帯の人々は地熱や温泉、観光など資源として使えるのは良いが
こういう時は、大変だ
地域の自助努力だけで賄えるとは考えにくいから
外部から税金を使って救済する必要が出てくる
離島や豪雪地帯などリスクのある過疎地でのトータルでの長期的な居住メリットは、
人々の生活水準が上昇するほど低下することになり、
無人化し一時的に使用する方が集団としては得になるか
asahi.com
2011年1月27日23時0分
写真:降灰でかすむ中、県道を走る車両=27日午後4時32分、宮崎県都城市、山本壮一郎撮影降
写真:農作物に降り積もった火山灰=27日午後5時8分、宮崎県都城市、山本壮一郎
図: 拡大
新燃岳の噴火による大量の灰は上空を覆う噴煙と一体化し、天地の境が消え、中心市街地のビル群は白くかすんだ。硫黄臭は消えない。都城市の全域が灰白色に沈んだ。
27日の未明から明け方にかけて、建物のガラス戸がガタガタと音を立て続けた。風のせいではなく、空振と後で知った。夜になっても、軽い衝撃や揺れが時折届いてくる。
霧島連山に向かう県道御池都城線を北上すると、所によって灰は4〜5センチも積もり、車が通るたびに白いほこりがわっと舞い立つ。積み重なった灰で路面は波打ってしまい、センターラインは見えない。車はライトを点灯させ、速度を落として行き交った。
市北部の夏尾町一帯は、田も畑も樹木も民家も灰に埋もれていた。「もう、どうにもならん」「雪と違って大変」。家の屋根やビニールハウスなどに積もった灰の除去作業に追われる市民は徒労感を深くしていた。
霧島連山に近づくにつれて路上には火山れきが目立つようになり、車の底をカンカンと鳴らした。
県道から国道223号(霧島バードライン)で高原町に入ると、様相は一変した。霧島の山容が迫り、青い空に噴煙が黒々と染みをどんどん広げていた。
降灰はない。代わりに、新燃岳の火口から高々と噴き上がる黒い噴煙が頭上に広がる。両手を大きく広げてぐいぐいと迫ってくるようで、まがまがしさを覚える。新燃岳が吐き続ける黒煙は高空に達した後、長い帯になって都城市のある南東の方角に流れていく。
新燃岳を眼前にする高原町には、都城市とは別の恐怖感と圧迫感が漂った。(知覧哲郎)
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