http://www.asyura2.com/10/hasan70/msg/748.html
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どうも怪しいが、コストの問題を解決できれば、エネルギー安全保障が劇的に解決できる可能性もないこともないか
実現すれば、農業が成長産業になるし、デフレ不況も、財政赤字も確かに吹っ飛ぶw
http://matome.naver.jp/odai/2129238470904303101
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%AA%E3%82%AD%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0
オーランチオキトリウム
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オーランチオキトリウム
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分類
ドメ
イン : 真核生物 Eukaryota
界 : クロムアルベオラータ Chromalveolata
亜界 : クロミスタ Chromista
ストラメノパイル Stramenopiles
綱 : ラビリンチュラ類 Labyrinthulea
目 : ヤブレツボカビ目 Thraustochytriales
科 : ヤブレツボカビ科 Thraustochytriaceae
属 : オーランチオキトリウム属 Aurantiochytrium
Yokoyama et Honda, 2007
下位分類(種)
* A. limacinum
* A. mangrovei
オーランチオキトリウム(Aurantiochytrium)は無色ストラメノパイルであるラビリンチュラの一種。炭化水素を高効率で生成・蓄積する株が発見され、注目されている[1]。
目次
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* 1 特徴
* 2 炭化水素の生産
* 3 分類
* 4 脚注
* 5 参考文献
* 6 関連項目
特徴 [編集]
他のラビリンチュラと同様、葉緑体を持たない従属栄養生物であり、周囲の有機物を吸収して生育する[2]。本属は熱帯から亜熱帯域にかけてのマングローブ林や河口域など、海水と淡水の入り混じる汽水域を好む[3]。
細胞は球形で直径5-数十μm程度、細胞壁は薄い。増殖は基本的に二分裂による。分裂した細胞がそのまま連結し続けることで小型の群体を形成する。遊走子は2本の不等長の鞭毛を持つ。ラビリンチュラ類の特徴である細胞外細胞質のネットワークはあまり発達しない[4]。
細胞はオレンジ色に呈色する場合があるが、これは細胞内に含まれるアスタキサンチン、フェニコキサンチン、カンタキサンチン、βカロテンなどの種々のカロテノイドによる。このオレンジ色(aurantius; ラテン語 "橙黄色の")が属名の由来である[5]。他にアラキドン酸、ドコサヘキサエン酸などの不飽和脂肪酸(高度不飽和脂肪酸、Poly-unsaturated fatty acid; PUFA)が含まれる[4][2]。
炭化水素の生産 [編集]
本属を含むラビリンチュラ類が PUFA を蓄積することは以前より知られていた[2]ところ、特に高効率で炭化水素(スクアレン)を産生する株を筑波大学の渡邉信教授らのグループが発見し、2010年12月14日に茨城県つくば市で開催された藻類の国際学会 "Asia Oceania Algae Innovation Summit" で報告した[1][6]。
炭化水素を作り出す藻類は他にも知られていたが、油の回収や処理を含む生産コストが1リットルあたり800円程度かかるのが難点だった。オーランチオキトリウムを利用することで、その10分の1以下のコストで生産できると期待されている[7]。これまで有望とされていた緑藻類のボツリオコッカス・ブラウニーと同じ温度条件で培養した場合、10-12倍の量の炭化水素が得られる。仮に深さ1mの水槽で培養したとすると、面積1ヘクタールあたり年間約1万トンの炭化水素を作り出せると試算されている。これは2万ヘクタールの培養面積で日本の年間石油消費量を賄える量であり、耕作放棄地などを利用した生産が考えられている[1]。
分類 [編集]
オーランチオキトリウム属は、2007年に本多らによってシゾキトリウム属(Schizochytrium)から分離・再編されてできた属である[8]。そのため特許文献などでは、(2007年以降も)「シゾキトリウム」と表記されている場合も多い[2]。
属レベルの分類は、分子系統解析、脂肪酸およびカロテノイド組成、光学顕微鏡レベルの形態観察に基づいて行われている[9]。種レベルでは生活環の違いに基づいて分類されている(下記)が、この2種の他にも多数の未分類種が株番号で識別されたまま研究に用いられている[8]。
Aurantiochytrium limacinum
本属のタイプ種。細胞直径7-15μm、遊走子嚢では最大24μm。遊走子嚢中では16-64個の遊走子が形成される。本種はナメクジ型(limaciform)の不定形の細胞を生じる場合がある[9]。
Aurantiochytrium mangrovei
A. limacinum とは異なり、遊走子嚢を形成しない。通常の細胞が二分裂を繰り返して遊走子を生じる[9]。
なお、前述の炭化水素高産生株の種は決定されていない。
脚注 [編集]
1. ^ a b c “生産能力10倍 「石油」つくる藻類、日本で有望株発見”. 朝日新聞. (2010年12月15日). http://www.asahi.com/science/update/1214/TKY201012140212.html 2010年12月15日閲覧。
2. ^ a b c d 新しいエネルギー 藻類バイオマス p145
3. ^ 新しいエネルギー 藻類バイオマス p146
4. ^ a b Yokoyama and Honda 2007, p203
5. ^ Yokoyama and Honda 2007, p203, "Etymology"
6. ^ “A highly squalene-accumulating strain of thraustochytrid Aurantiochytrium sp.” in Asia Oceania Algae Innovation Summit PDF
7. ^ “石油を作る藻類、生産効率10倍 筑波大が沖縄近海で発見”. 日本経済新聞. (2010年12月14日). http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E3E6E2E6E58DE3E6E3E0E0E2E3E29180EAE2E2E2;at=ALL 2010年12月15日閲覧。
8. ^ a b Yokoyama and Honda 2007
9. ^ a b c 新しいエネルギー 藻類バイオマス p147
参考文献 [編集]
* 『新しいエネルギー 藻類バイオマス』 渡邉 信、医学評論社、2010年。ISBN 978-4-86399-046-3。
* Yokoyama R, Honda D (2007). “Taxonomic rearrangement of the genus Schizochytrium sensu lato based on morphology, chemotaxonomic characteristics, and 18S rRNA gene phylogeny (Thraustochytriaceae, Labyrinthulomycetes) : emendation for Schizochytrium and erection of Aurantiochytrium and Oblongichytrium gen. nov.”. Mycoscience 48 (4): 199-211. doi:10.1007/s10267-006-0362-0
関連項目 [編集]
* ボツリオコッカス・ブラウニー
* バイオ燃料
* バイオマスエタノール
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