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フジサンケイ ビジネスアイ 1月17日(月)8時15分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110116-00000006-fsi-bus_all
コーヒー豆相場の急騰が関係業界に影響を及ぼしている。コーヒー各社が値上げの動きを見せている。一方、外食産業は商品の値上げには否定的だが、コスト高が収益の圧迫要因にもなっているところも出てきた。
キーコーヒーは3月1日から、業務用と家庭用計36品目を対象に、2006年3月以来5年ぶりの値上げに踏み切る。原価を1ポンド(約453グラム)=130セントで計算しているが、コーヒー豆価格の指標になる米ニューヨークの「アラビカ種」コーヒー相場は昨年12月末に1ポンド=240セント台に達し、コスト上昇率は80%を超えた。円高差益を考慮しても原材料費は50%超高くなり、「不況下で断腸の思いだがコスト圧縮だけでは対応できない」(同社)という。
味の素ゼネラルフーヅ(AGF)は、2月17日の出荷分からレギュラーコーヒー2品の容量を350グラムから320グラムに減らす。実質的な値上げだ。ネスレ日本やUCCホールディングスも値上げを視野に入れる。
社団法人の全日本コーヒー協会では「ブラジルやインド、ロシアなど新興国の需要が急増したこと」が、今回の相場急騰の要因とみている。
コーヒー各社の値上げの動きに対し、外食産業は一線を引いている。日本マクドナルドホールディングスは、「数カ月からそれ以上の中期的な契約があり、安定した仕入れができている」と値上げの予定はないという。スターバックスコーヒージャパンも、「米法人が農家と数年単位で長期契約を結んでおり相場価格にはすぐに左右されない」とみている。
ドトールを展開するドトール・日レスホールディングスは、「当面は商品の値上げの予定はない」としながらも「収益の圧迫にはつながる」と指摘する。
大手チェーン以外にも打撃は及ぶ。東京・銀座で1980年から喫茶店「蕃」を営む西恵子さんは「消費税導入以前から値上げをしておらず、3月以降の仕入れ価格の値上がりはさすがに苦しい。ただ今のデフレの状況では値上げはできない」と話す。
相場の高騰が続けば、長期的にはチェーン店も含め仕入れ価格の値上がりにつながるのは確実。外食にも値上げの動きが広まることも十分にありそうだ。
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